アップライトピアノを入れるため、ベットや棚などを、もう一つの、ピアノのない方の部屋に大移動しました。 ベットの隣にピアノがあって、ピアノの下には洋服の入った引き出しがあって、そばには机があって・・という狭苦しい生活から脱出です。
よくよく考えてみると、このピアノのない方の部屋で寝るのはかれこれ2年半ぶり。 二部屋あるこの家に住み始めてから、一人で暮らしていたのは最初の数ヶ月だけで、それ以降は、ずっと女性との同居をしてきたわけです。 だから、相方のほうの部屋であった、このピアノのない部屋は、ずっと他人様のお部屋だったのですね。まあ、それでも、しょっちゅう出入りしていましたけど。
もう同居人は入れない、と決めてからも、なんとなく、「あっちの部屋はお客様用」という意識があったのですが。 でも、ベットを移動してしまうと、一気に、「私の部屋」ですわ。 「ああ、一番最初はこの部屋で寝てたんだよなぁ」なんて、妙な感傷というか、懐かしさに浸りながら、ポツポツと荷物を整理整頓しているところでございます。
しっかし、荷物多い。 こりゃ、完全帰国するとき、苦労するわ。 私、「捨てられない」性分なもので・・。
夕御飯を作りながら、友達とビールを飲むのって、何でこんなに楽しいんでしょう! 別に特別な食事ではなく、日常の中で、こうやって、一緒にお喋りしながらご飯を作る。つまみ食いしながら。ビール片手に。
こういうのを、美しい日常、というのでしょうね。
美味しい唐揚げに、乾杯。
2004年09月27日(月) |
引っ越すのか?留まるのか? |
スタインウェイハウスに行ってきました。 とりあえず、レンタルピアノの予約。アップライトなら1週間後、とのこと。
引越しの件も、迷うのですよー。 いろいろ計算した結果、来年の春までしかドイツにいないのならば、結局今の部屋にアップライトを入れるのと、引っ越してピアノを入れるのとでは、値段的にはあまり変わらなくなってしまう。 結果的に、日本円にして3万円くらいしか、安くならないのです。3万円を取るか、引越しの手間を取るか・・。(迷う価値もないか、この値段なら。)
もっとドイツに長くいる(つまり、予定の卒業時、来年の夏まで)なら、圧倒的に引っ越した方がお徳なのですが。 なんにしろ、不確定な事が多すぎて、困ってしまう。
とりあえず、寮の方は、11月中旬から入居の予約は取れるそうですが、その予約確定を今日中にしなくてはならないのです。 今の部屋を解約するのも、9月中じゃないとまずいし、ああ、タイムリミットは近い。
気分転換にも、引越しはしたいのだけど、今のおんぼろピアノをたまに弾くのもいいしなぁ、とか、今の家には二部屋あるから、一部屋は完璧にピアノ練習室にしてしまおう、とか、そういうビジョンが見えてきてしまうと、こりゃ、引っ越さない方向に傾きつつあるのか、自分・・・。
2004年09月25日(土) |
おんぼろピアノへの愛着も、もう・・。 |
うちに滞在中のお客様は、ピアノ科でして。 で、今日、うちのピアノで、演奏を聴かせてくれたのです。
いやいや、やっぱり、友人がしっかりと弾くのを見ていると、なかなかいい刺激になります。 私も負けないように頑張ろう。
しかし、初めてうちのピアノを、自分以外の人が演奏するのを聴いたわけですが、つくづく、ピアノの状態の悪さにガックリ。 「きっと彼女はこんな音を出したいんだろうな・・・」と想像するしかないような、鍵盤・メカニックの反応の悪さ。 けっこうショックでした。
ひどいピアノで普段練習しておけば、どこへ行っても対応に困る事はない。 このピアノでいろんなことが表現できれば、他のピアノで弾いたときはもっと出来るはず。 ・・そう思って、ずっとやってきたけれど。
やっぱり、限界だ。
というわけで、月曜にスタインウェイハウスにレンタルピアノの交渉をしに行く事にします。 引越しの件もまとめて考えなくては。
実は、23日から、日本の友人がベルリンを訪ねてきているのです。 日本の友人・・・とはいえ、彼女は昔ベルリンに住んでいたので(私もベルリンで知り合った)、別に観光とかそういうわけではなく。 久しぶりに、カムバック・トゥー・ベルリン、といったところです。 昔はよく一緒に遊んだ仲なので、とりあえず、泊まる場所だけは提供するわ、と、うちの一部屋を使ってもらっております。 ベルリン生活に慣れている人なので、こっちも気が楽。 ほとんど、勝手にやってくれ状態で、申し訳ないくらい。
しかし、日本に帰国すると、女の人は綺麗になりますな。(日本に帰国したせいだけではないだろうが)
ということで、パソコンやその他様々な私物を、ピアノのある部屋に移動。 不思議なもので、パソコンの場所が変わると、どうも気分が乗らず、ネットに繋げる時間が驚くほど短くなってしまう。 というわけで、日記も滞り気味です。
雨の続くベルリン、とうとう冬に向かって駆け足を始めました。 寒いです!! こうやって、雨が数日続くと、とたんに寒くなる。 昨日は、ついに暖房を少しだけ入れてしまいました・・。なんてことだ、まだ9月というのに!!
憂鬱だ・・・。
以前弾いていた、スクリャビンの2番ソナタを、やり直しております。 もう、ものすごいいい曲で、大好きなんだけど、なんにしろ、こう、その世界にどっぷりと入り込んでしまいがちな曲なもので、没頭していると、ふと気がついたらもう2時間経過、みたいな・・。 集中力を使うので、異常に疲れます。 意外と私、ロシアもの、イメージが湧きやすくて好きかも。
しかし、以前一度暗譜してしまった曲を、もう一度見直すのって、案外大変な作業でして。 なんとなく、指が動いてしまうから、本当にちゃんと頭に入っているかどうか確認することが必要なのです。 これがねぇ。根気の要る仕事なのですよ。 何も考えないで弾こうと思えば、なんとなくは弾けてしまうので。 常に頭を使って、「ちゃんとこの和音を、この指の動きを、頭で覚えているか?」と、自問自答しつつ、少しずつ進めていくしかないのですねぇ。 面倒だけど、仕方がない。やるしかないもんな。
暗譜を確実にするため、そして新しい曲を譜読みしているため、とにかく楽譜をじっくりと見ながら弾く事が多いここ2,3日。 目が、ね。シバシバするのですよ。 休憩のときまで、パソコンに向かったり、テレビを見たりと、なにかと目を使ってしまうので、かわいそうなオメメでございます。
ギリギリで、10月末のコンクールの申込書を提出。 イタリア行きのチケットも手配。 また、やってくるぞ、イタリア、旅の季節が。
タイミングが良いというか悪いというか・・・。 集まる時には集まるものです。
「ささや」で、なぜか日本人大集合。
知り合い、しかも、久しぶりに会って、積もる話がたくさんあるようなそんな知り合い、計6人。 時間差で、次々と6人に会うなんて。嵐のようでした。 しかも、ちょうど私自身は、ある人を「ささや」にご招待しているところだったので、そのバタバタぶりに、相手も目を白黒されていて・・。 いやいや、申し訳なかったです。
ピアノが、楽しい。 あ、先日話題になっていたラベルの「道化師の朝の歌」の中の、二重グリッサンドですが。 結局、掲示板で書いた裏技は、採用しておりません。なぜなら、下降の動きに切り替えるときに、ちょっと間が空いてしまうんですね。 で、どうしているかというと・・。 上行のとき、上の音に指を二本使うのです。つまり、4・5、あるいは3・4を一本の指のようにくっつけて、爪を使う。 これなら、指二本分の力なので、わりとスムーズに鍵盤の上を流れる事が出来ます。
でも、もっと強い指を持っている人なら、こんな工夫をせずとも、多分いとも簡単にできてしまうのだろうなぁ。 本来、グリッサンドはそう難しい事ではないし。「グリッサンドは猫でも出来る」と言うもんな。 か細い指を持った悲しさよ・・。
昭和53年9月19日。 私が生まれた日です。 26年前の今日、頑張って産んでくれた母親、それを見守っていた父、祖母、亡き祖父に感謝です。
ちょっとは特別な事をしよう、と、ポツダムまで行ってきました。 (お遊びは今日でオシマイです。明日からは、コンクールへ向けて家に籠もる生活が始まるのだ) サン・スーシー宮殿。巨大な庭園、歴史的水車小屋。 ちょっとお天気が悪くて残念でしたが、楽しかった。
そして、ベルリンに戻り、「ささや」で、お寿司をいただきました。 なんだか、ご主人が、ものすごく特別サービスしてくださって(価格も量も。あとで冷静に計算して、びっくりしました)、申し訳ないです。ありがとうございました、本当に・・。 ぜひぜひ、今度日本に帰ったときは、富山でこの恩返しをさせてください。
そして、デザートがまた。↑こんなの。 パフェ(特盛り、ロウソク付き)に、ささやでバイトするピアノ科Sくんの手作りシフォンケーキまで出してくれて、もう、感激。 「ささや」で迎える、2回目の誕生日、本当に嬉しかったです。 ご主人、お店の方々、そしてその場にはいなかったけれどSくん、本当にありがとうございました。
26歳か。 もう、いい大人ですね・・。
「ドイツはもういい」発言に対して、いろいろと反応がありました。 日本の音楽界もつらいぞ、とか、もったいない、とか。
確かに、そうなんですよね。 私なりに、いろいろと考えたうえでの発言だったのですが、その思考の経過や、根拠を書かずに、いきなり「もういい」と、ま、ある意味不用意に書いてしまったので、上記の反応がくるのは、当たり前の事です。
また、おいおい、私の思う事を書いていこうと思っているけれど、今のところ、まだ迷っている段階なので、はっきりとは書けないことばかり。
とりあえず、10月終わりに、もう一つコンクールに出ようと思っている事だけは書いておこう。 まあ、間に合えば、という話ですが。
25歳最後の日。 人生の岐路が見えてきている今日この頃。
この間コンクールに出て、いろんな人との出会いが会ったおかげで、何かしら自分の今後2年ほどの方向が変わりそうな予感がする。
この夏、日本で、リサイタルをした事。 合唱を、久しぶりにした事。 自分の気持ちが、ドイツよりも、日本に向かっている事。
コンクールで、ある先生に出会ったのだが、その人との出会いで、今後の新たな可能性が私の目の前に今、開かれているのだ。
ドイツの学校の卒業を早めることは可能だろうか。 本気で、そう考えている。 (そうすると、昨日書いた引越しの件も難しくなってくるのだが。)
ドイツでの生活が、いわゆる今の「日常」であるから、つまらなく感じるのだろうか。 この夏、日本やイタリアを飛び回って、非常に楽しかったから。 だから、ドイツに戻って、気が抜けているのかな。 ・・・そう思いたいけれど、どうもそうでもないらしい。
そろそろ、ドイツ生活はもういいんじゃないか、と思えてきている。 これは、もうずいぶん前から感じてはいたのだけど。 日本で仕事をしようと考えているのなら、なにもドイツに固執してあと一年、続けなくてもいいのではないだろうか。 しかも、あの、うちのピアノで。 あまり好きではない先生と。
デメリットばかりが、目に付く。 そろそろ本気で決断しようか。
2004年09月16日(木) |
ピアノのために引っ越したい |
ピアノを調律してもらいました。 調律師さんとも話していたのですが、やっぱり、もう、このうちのピアノは寿命というかなんというか。 ピンが緩んでしまっていて、すぐに音律がくるう。 メカニック的に少しずつ無理がきていて(私は鍵盤を重くするため、ハンマーに重りをつけているのです。それでも、日本のピアノよりも軽いのだから笑ってしまう)、雑音が激しい。鍵盤が横揺れする。 低音は、ピンが硬すぎて、無理に動かそうとすると、弦が切れてしまう。 誰が作ったのかわからないような、古いピアノなので、仕方ないというかなんというか。 たくさん弾けば弾くほど、楽器に負担がかかるのは覚悟のうえだったのですが。
イタリアから戻ってきてすぐ、「ああ、もうこりゃヤバイわ」とは思っていたのですがね。 家に付随していたピアノなので、どうすることもできず。 このピアノに手を加えて、何とか改良しようにも、それには結構なお金がかかり、そうして価値があるほど、私ももうドイツに長くはいないし・・。
あああ、本気で、引っ越した方がいいのでは。 学生寮か何かに入って、アップライトピアノを借りるほうが、まだマシな気がする。 同じこの家に、もう一台ピアノを入れようにも、家賃+ピアノレンタル料がかかり、すごい出費になってしまう。だいたいそんなスペースないし。 こうなったら、もっと安い所に引っ越して、ピアノをレンタルするのが一番いいのだけど。 問題は、ドイツというのは、引っ越す3ヶ月前には、大家に連絡しなくてはいけない原則があるのです。 つまり、あと3ヶ月は、引っ越せない。 となると、ほぼ今年いっぱいは今までの家で、新しい家は、帰国までの半年間だけの契約となる。 うーむ。微妙だ。
もし、私のあとにこの今の家に入ってくれる人が見つかれば、すぐにでも引っ越せるのだけど。(学生寮が空いているかどうかも問題だけど。学生寮は、電気やガスの手配を自分でしなくてもいいので、帰国の際にすごくラクなのだ)
どなたか、いませんかね。ベルリンで、家を探している人。 ピアノ科の人はやめたほうがいいけど、他の楽器やっている人とか、趣味でピアノ弾く人とかにオススメです。
今日は、ちょっと大きな買い物をしてしまいました。 といっても、私がお金を出したわけではなく・・・。 9月19日が私の誕生日なのですが、そのプレゼントを、ある友人が買ってくれまして。 ・・・タカってしまいました(笑)。
なかなか、根が小心者、かつ貧乏性(笑)なので、5万円を越える買い物をする時には、もう、ドキマギしてしまう私。 これで本当にいいのか、 後悔しないか、 他にもっといい品があるんじゃないだろうか、 これを買うよりも、有効なお金の使い方があるんじゃないだろうか などなど・・・。 なんだか、いろいろと考えちゃって不安になってしまう。
もし、自分がお金を出すのであれば、とことん下調べをして、安く売っているところを探して・・・と、準備に余念がないので、買う時も迷いはないのですが(それでも躊躇したりもする)、なんにしろ今回は他人のお金。 しかも、何を買うのかはその場の勢いだったので、下調べも何もせず。 今この場で決めろ、と言われても、こっちはドキドキですよ。 いいのかな、ホントにいいのかな。
こんなふうに、自分のために、他人と一緒に、値の張るお買い物をあまりしたことがないので、嬉しさと申し訳なさとで、なんというか、フワフワした気分です。 あまり慣れていないせいなのでしょうね・・。
ま、なんにしろ、まだ稼ぎのない学生の身分なので、贅沢する時には、肩身が狭くなってしまうのは仕方がないか。
2004年09月14日(火) |
イタリア話はまだ続く |
これこれ!! 講習会のあった町で、つい買ってしまったんです。 このスニーカー。この赤。 いくらだと思います? ねぇねぇ、いくらだと思う?
なんと、ねぇ。 19ユーロですよ。19ユーロ。
こんなにかわいいスニーカーが。 さすがイターリア。 やってくれるわ。
夏のバーゲンだったのです。 他にも、かわいいサンダルやミュールがてんこもり。 ローマやミラノのような、下界(Valsesiaは山の上なので)に降りたときに、まとめて買い物はしようと思っていたというのに。 罪作りな国、イタリア。
今日は、ピアノしなくちゃと思いつつ、ある小説に、はまってしまいました。 「13階段」。 こんなことしている暇ないのに、と思いながら読む本の大抵が面白いのは何故なのでしょうか。 冤罪の死刑囚を助ける話なのですが、ストーリー展開が素晴らしい。 心理描写も上手くて、その中の死刑のシーンの事細やかさといったら・・。刑を執行する側のつらい心境には、こっちまでゾッとさせられてしまいました。
そんな折も折、宅間守の死刑が執行されたとか。 小説の中だけでなく、現実、なのですね、死刑って・・。
Varallo Sesiaの町の様子、コンクールの様子など写真をアップしました。 PHOTOページよりご覧ください。
2004年09月13日(月) |
今シーズン初ベルリンフィル |
久しぶりに、フィルハーモニーに行くと、やっぱりなんだかドキドキします。 舞台裏で、久しぶりの団員さんたちを横目で見ながら、少々緊張してしまった。
やっぱり、いいですな。
ブラームス、いい曲だ〜。 今日は、チェロとビオラセクションが舞台のど真ん中で、なかなか面白い効果をあげておりました。 演奏会日記はこちら。 少々批判的ですが、そう悪かったわけではないのですよ。
さてさて、コンクール裏話2つ目。 私は、高校生のときに中部ショパン学生コンクールで、銀賞をいただいているのですが、そのときの金賞は、真面目そうな男の人でした。 舞台裏で本番前だというのに、袖で、数学の問題集を解いていらして。 なんじゃ、こいつ。と思ったものでした。
今回のイタリアのコンクールに参加していた、ある日本人男性。 最初、同じ宿だったこともあり、仲良くなったのですが。 このサイトを見てくれたらしく、後日、連絡がありまして。 「中部ショパンで、多分会っているよ」と。
・・・あの、数学野郎(失礼)ですか。
いやいや、どっかで見た事あると思ってたんですよ。 しかし、私も彼も、実際イタリアで会っているときには全く気がつかず・・。 仕方ないですよ。もう、10年近く前の話ですから。
世間は狭いですわね。
2004年09月12日(日) |
ちょっぴりコンクール裏話 |
先日のコンクールでは、いろいろと個人的裏話があるのです。 なんと、数十年ぶり(言い過ぎか?)に、ある人と再会したのです。
彼女を、Aさんとしましょう。 Aさんと、私は、小学生の頃、富山のピアノコンクールで、よく顔を合わせる仲でした。 年代も一緒、そしてとても上手だったAさんは、常に私よりもいい成績で、私は密かにライバル意識を燃やしていたのでした。
そんな彼女は、高校ぐらいから多分東京に行ってしまい、その後ずっと顔をあわせることなく・・・。 最近、風の便りでアメリカかどこかに留学したという噂を聞いていたのでした。
ところが、会ってしまいまして。イタリアで。 いやいや、びっくりしましたわ。 地球規模の偶然? まあ、音楽の世界は狭いということなのでしょうけど、それにしても、実家富山でも東京でもアメリカでもドイツでもなく、イタリアの寂れた街で(笑)。
小さな頃の面影がほんの少しだけ残るAさん、相変わらず、しっかりした演奏を披露して、2次予選まで残っていました。
しかし何より驚いたのは、Aさんの、アメリカナイズされたその様子。 「日本語よりも、英語の方がラク」と、言っていました。 もう、アメリカで仕事もあるようで、日本に戻る気はないようです。 いやいや、まあ彼女なら、さもありなん、とも思うけれど、いや、さすが。 かっこいいっすねぇ。
月日の重みを感じてしまいます・・・。
もう一人、なんとも意外な人物とも再会しているのですが、それはまた明日。
2004年09月11日(土) |
ラヴェルのグリッサンド |
ラヴェルの「鏡」の中の、第四曲「道化師の朝の歌」。 この曲の中盤に、二重のグリッサンドがあるのですが。 これ、どうやって弾いてますか?ピアノを弾く方々。 下降は、なんとかなるのです。親指の裏側、関節あたりを使って、中指はそれに付随させる感じで。 でも、上行が、うまくいかないー。手が痛い。音が出ない。 水の戯れなんかに出てくる、黒鍵のグリッサンドは、楽勝なんですけど。 二重のグリッサンドなんて、罪作りですよね、ラヴェルって・・・。
今日は、久しぶりに、日本食料理屋「ささや」へ行ってきました。 なんと、2ヶ月ぶり? ご主人と、抱き合ってきました(誤解を招きそうな書き方をしてごめんなさい)。 久しぶりに友人たちとも会って、楽しく飲みました。 いやー、やっぱり、お酒はいい。 ここ3週間、すずめの涙程度しか飲んでなかったので。
この夏の、リサイタル、イタリアでの講習会、コンクールという経験を経て、いろいろと書きたいことはあるのです。 イタリアの宿で、オリンピック中継を見ながら、せつなくなってしまったり 自分の本当に進みたい道が微かに見えてきたり
でも、ゆっくり書けないのですよ〜。 練習して、お昼ご飯を作って、また練習して、夜ご飯を作って、もう、一日が終わり。 一日の時間を有効に使わなければ。
2004年09月10日(金) |
今日から新しい曲を。 |
大急ぎで、エッセイ、というか、体験談を書き上げました。 今後、随時訂正などするかもしれません。 また、写真もアップしていこうと思っています。
今日は、新しく、ラベルの「鏡」に挑戦。 楽しい。 家のピアノがボロボロで笑える。 イタリアの練習室のアップライトピアノのほうがいいんじゃないかと思うくらい・・。 引っ越そうかなぁ。
イタリアに、3週間滞在しまして、ようやくベルリンに帰ってまいりました。 その間、全く日記が更新できず・・。 なんてったって、インターネットカフェもない、ホテルの部屋には電話線もない、ピアノに打ち込むにはもってこいの、原始的環境だったもので。
しかし、楽しかった!! イタリア北西部の、Varallo Sesiaでの講習会、そして、いくこ初めての国際コンクール参加。 非常に、非常に、有意義でした。 すぐに、エッセイ書きます。
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