監督:ロブ・ボウマン 出演:ジェニファー・ガーナー キルステン・プラウド ゴラン・ヴィッシュニック、他 オススメ度:☆☆−
【あらすじ】 デアデビルとブルズアイの戦いに巻き込まれて命を落としたエレクトラは、善の戦士集団「キマグレ」のリーダー・スティックによって蘇生された。スティックの指導の下、武術や銃の使い方をマスターしたエレクトラだが何故か破門されて、今は殺し屋として生きている。ある日自分の子供の頃によく似た少女アビーとその父に出会い、2人に好意を抱くようになったエレクトラだが、彼らは悪の組織「ザ・ハンド」に追われる身だったのだ。
【感想】 マーヴェルコミック原作の映画「デアデビル」のスピンオフ企画。 デアデビルでヒロイン役だったものの、サックリと殺されちゃったエレクトラちゃん、実は蘇ってめっちゃ強い殺し屋になったんですよーん♪って話です。 エレクトラ役や「デアデビル」から続投のジェニファー・ガーナー。デアデビルでの共演がきっかけで婚約までした彼氏のベンベン(ベン・アフレック)は、本作に出てくれていません(涙) ・・・彼女の主演映画なんだからチョイ役でもいいから出てあげてチョーダイよぅ!←ただベンベンが見たいだけ(苦笑)
さて、予告編を見た段階で「とてつもなくB級臭の漂う映画だなぁ」とは思ったんですが、本当に超B級でした(笑) 大体からして善の集団の名前が「キマグレ」だよ。なんぢゃそりゃー!でしょ? 何故か判らないけどエレクトラがちょこっとだけ日本語で喋ってみたりするんだけど、全く意味不明です。これが日本の武術のイメージだとしたら、映画制作者にはもーちょっと日本の事を勉強してもらいたいもんです(^-^;
善と悪のそれぞれの集団が追いかけてる「トレジャー(宝)」の定義もよくわかりません。 トレジャーについて余り詳しく書くとネタバレになってしまうので記述を避けますが、確か映画冒頭ではトレジャーを手に入れたものが勝ち♪・・・みたいな表現をしてたよーな気がするんだけど、少なくともトレジャーはヘタレです(笑) とてもじゃないけど、トレジャーを手に入れたから「勝ち組」になれるとは思えません(^-^; (映画見てない人は意味が判らないだろーけど、見れば判りますって!苦笑)
エレクトラの母親が何故に殺されなければいけなかったのか? 何故エレクトラは母親の死のシーンの記憶が曖昧になっているのか? もっと根本的な事言っちゃうと、何故エレクトラは「キマグレ」によって蘇生されたのか?
まー、ツッコミ始めたらキリがないほどメッタクソな脚本で、更にこのクソ脚本に華を添えてくれる超ショボいCG。 ある意味ここまでハチャメチャだと、逆に気分が晴々してくるから不思議です(爆) ジェニファー・ガーナーはすっごくアクション頑張ってたと思うけど、ぴよが一番「おぉー!」と思ったのは、彼女が自宅で縄に掴って片手懸垂しているシーンだけでした・・・なんぢゃよ、そりゃ(^-^;
よくワカラナイ話ですが、そこそこ楽しませてはくれるように作っています。 ネタがどれもこれも中途半端なので、内容を咀嚼しようとしないでアクションとエレクトラの意味不明なエッチな衣装だけを楽しもうとすれば、それなりに楽しめる超ウルトラB級アクション映画になっているでしょう。
世間的にはかなり酷評でしたけど、ぴよ個人的には「デアデビル」がかなりお気に入りだったので、ベンベンが出ていないというだけで既に減点ですよ(苦笑) どーせスピンオフ企画作るならコリン君演じたブルズアイでやって欲しかったにゃ〜(^-^; ・・・いやいや、それよりもデアデビル自体の続編が見たかったのにぃ〜!って感じです。くすん(涙)
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