ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2004年07月31日(土) シェイド

監督:ダミアン・ニーマン
出演:シルヴェスター・スタローン
    ガブリエル・バーン
    スチュアート・タウンゼント、他
オススメ度:☆☆☆−


【あらすじ】
ラスベガスのカジノ。ベテラン詐欺師のミラーとティファニーのコンビは、かつてコンビを組んだカードの天才ヴァーノンを呼び寄せて、まんまとジェニングスという男からポーカーで8万ドルをせしめた。ところがこの8万ドルは大物マフィア・マリーニへの上納金だったのだ。罠だと知ったマリーニは手下を差し向けるが、この3人はもっと大きなヤマを踏もうとしていたのだ。
それは伝説のギャンブラー「無敵のディーン」を相手に200万ドルを賭けたポーカー勝負だったのだが・・・


【感想】
ポーカーカジノのイカサマ師達の丁々発止を見せるクライム・サスペンス。
ナニゲに出演している役者が豪華です。スタローンやガブリエル・バーンの他にもメラニー・グリフィスやサンディ・ニュートン等の女優陣もメジャードコロが揃ってるし、脇役もかなりの名優揃えて頑張ってる。
ちなみにタイトルの「シェイド」とは『ギャンブラー本人にしか気付かない印の付いた切り札』の事だそーだ。
要するに、カジノの勝負というのはイカサマのトリックを見破った者が勝者になるって事だな。

てな訳で、イカサマ師達の鮮やかな技が見せドコロ・・・じゃなくて、イカサマ師達の誰と誰がグルになってて、誰がハメられるターゲットになっているか?というのを探るのがこの映画のキモです。
お約束通り最初のカモさんは直ぐに判る。これはイカサマ師達の手口を映画を見ている観客にタネ明かししながら楽しませるという側面と、この映画の本来見せたい「大勝負」への伏線&観客を騙す為のネタ提示という役割を担ってる。

ソツのない脚本で飽きないよーに出来てますが、ブラフを見せられてもオチは勘のいい方なら察しが付きますね。
でも見せ方はなかなか上手なので、ラストのオチを見たら「ふーん。やっぱりネ」とか「ナルホドー」くらいの浅い感動は得られると思うんですがぁー・・・(浅い感動、ってのはどーだろ。苦笑)
ティファニーちゃんのとった行動と言うか役割が、オチを見た後もぴよには判らなかったんすけど。

後ね、どーやら以前一緒に仕事した時にヴァーノンが失敗しているらしい?そしてその失敗に絡んでミラーとヴァーノンがティファニーちゃんを巡って「ねーちゃんの取り合い」をした(で、ミラーがティファニーちゃんをモノにしたらしい?)という設定のようなのですが、映画中でそれが当たり前のよーに会話で語られるだけで、過去の回想シーンもなければ説明もないので、この3人の微妙な人間関係が観客に判り辛いんですわ。

でも一番わかんなかったのは「どうしてこの映画にスタローンが出演しているのか?」
伝説の大物ギャンブラー役でご登場されるんですがネ、全然ギャンブラーに見えないし。つーか最初にご登場された瞬間まず思った事は「ありゃまー、年取っちゃって枯れまくりでショボいったらないわねー」ですもん(^-^;
ショボイ伝説の勝負師ってどーでしょ?ガブリエル・バーンの方がよっぽど威風堂々としてて貫禄あるぢゃん。
まあ、アクション出来る年齢じゃなくなっちゃったから路線変更しようと思ってこーいう作品に出てるんだってのは痛いほど判るんだけどさ、だったらもちっと見れる演技してくれよ、と言いたいっすわ。
もっとも、製作者側もスタローンに演技してもらう気は毛頭なかったのか、大したセリフもなかったけどネ(爆)

ボロクソ書きましたが、結構楽しめる作品だとは思いますよ♪(←何を今更。苦笑)
ただ「どっかで昔こんな話の映画見たなー」っていう作りの小品ですので、物凄いオチ期待しちゃダメっす。
素直に見れば、そこそこ楽しめます。えぇ、ホント。








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2004年07月29日(木) キング・アーサー

監督:アントワン・フークワ
出演:クライヴ・オーエン
    キーラ・ナイトレイ
    ヨアン・グリフィズ、他
オススメ度:☆☆☆−


【あらすじ】
ローマ帝国終焉期の5世紀初頭、ローマ軍で数々の武勲を挙げて来たアーサーと円卓の騎士達は15年の兵役を経て自由の身になるハズだった。ところが兵役解除の最後の条件として、ブリテンに残されたローマ人貴族を救出せよとの命令が下る。ブリテンは先住民ゲリラのウォード、新たな侵略者サクソンとローマの三つ巴になっている危険な地帯、アーサーは騎士達と共に自殺行為とも言えるこの任務を遂行するより他はなかったのだ。


【感想】
ブラッカイマー・ムービー最新作は、世界最強にして勇敢と謳われる「アーサー王と円卓の騎士伝説」の映画化。
ぴよは子供の頃に「アーサー伝説」の物語を読んだ記憶はあるのですが、内容をさっぱり覚えていません(^-^;
でも伝説を知らなくても問題ないみたいです。この作品は従来語り継がれている15世紀のアーサー王伝説の映画化ではなく、実際にアーサーが活躍したであろうと言われている5世紀を舞台にし、「事実はきっとこうだっただろう」という大胆な発想でオリジナルな話にしたそーですから。


と言う訳で、アーサーがスクリーンに登場して来た瞬間、
「あれ?どうして宇梶剛士サンが出てるんだろ?」
と思ったぴよはあながち間違っていないと思う(爆)
(一緒に見に行った友達は「役所広司サン」だと言い張るが、ぴよは絶対に宇梶サンだと思う!)

いきなり内容と関係ない話ですんまそん(^-^;

話は壮大、映像もスゴイ、迫力もある。
いかにもブラッカイマー的スケールの作品だなぁ〜と思いつつ見ていましたが、どーもぴよにはしっくり来ません。
まずからして「アーサー」演じるクライヴ・オーエンに花を感じないのです。
(※宇梶さんに花がないと言っている訳ではありません。)

ぶっちゃけこの映画に出演している役者さんで、顔見て直ぐに名前が判ったのはヒロイン演じるキーラ・ナイトレイだけ。きっと他の役者さんも色んな作品でお目にかかってるハズなんでしょうけど、名前を記憶しておくくらいに印象に残った役者さんではなかったという事でしょう。
実のトコロ、主役を演じたクライヴ・オーエン氏すら、名前聞いても他にどんな作品に出演していたか直ぐに口を付いて出て来ない。言われてみて「あぁ、アレに出てた人ネ」とよーやく思い出したというていたらくでして。

客寄せ俳優を使わなくても素晴らしい作品というのは世の中に沢山ある。
そんな事は百も承知で言わせてもらうけど、やっぱり誰もが知ってる(ぴよは忘れちゃってたけど)伝説の王の話を映画化するなら、せめて主人公のアーサーくらいは、誰が聞いても代表作が2,3本は名前が挙がるようなメジャー俳優を起用した方がよかったんじゃないだろうか?と思う訳ですわ。
肝心のアーサーにカリスマを感じなければ、この話自体が非情に薄っぺらく感じませんか?

壮大なセット&ロケ&人海戦術でクライマックスの戦闘シーンを迫力あるものに作っていますが、アクションファンの厳しい目で見てみるとソード・ファイトが実に陳腐です。実際に重たいソードを使って戦えばスピード感が出ないのは仕方ないかもしれませんが、スローモーションみたいなぬるい動きじゃーねぇ(^-^;
これは見て楽しむ「映画」なんですから、あり得ない動きでもソード・ファイトはスピード感を出して欲しかった。

根本的にアーサーの大義とか正義とかポリシー?がわからなかった。
母親をブリテン人に殺された事をすっごく恨んでるけど、自分の中にはブリテンの血が流れてるから味方したって事?そのクセ15年もローマ帝国に従軍して散々ブリテン人を殺して来たんでしょ?
ローマがブリテンを侵略していた時はブリテン人を散々殺しておいて、いざローマがブリテンから撤退を決めて、その後この地に他の侵略者がやって来ると、ブリテンに寝返って王様になっちゃった訳???

この作品、どーやらイラク戦争を意識して作られたそーでしてネ、要するにアーサーのやる事成す事「アメリカさん」を彷彿させるんですよ。
ブリテンとは本来関係ない(とは言い切れないけど)ローマ軍のアーサーと円卓の騎士達が、ブリテンとその民を救い出して平和をもたらす為に立ち上がる。そしてその後この地の王となり国を治めるのだー!

・・・意地悪な見方すると、そーいう「感じ悪い男の話」になっちゃう訳でして(笑)








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2004年07月19日(月) 隣のリッチマン

監督:バリー・レヴィンソン
出演:ベン・スティラー
    ジャック・ブラック
    クリストファー・ウォーケン、他
オススメ度:☆☆☆−


【あらすじ】
ティムとニックは隣同士に住み職場も一緒の大親友同士。慎重派のティムは妄想(空想)癖の激しいニックの事を心配するけどニックはお構いなし。またいつもの空想と思い付きで「犬の糞を消す薬」の研究に投資しようとニックは言うが、ティムは馬鹿馬鹿しくて相手にしなかった。
ところがこの「犬の糞を消す薬」が商品化されて大成功。ニックは大豪邸に住む大金持ちになったのだ。今までと変わらずティムに接する能天気なニックだが、ティムは内心面白くない。そんな時に事件は起こった・・・


【感想】
機内上映のラストはベン・スティラー&ジャック・ブラックが共演のコメディ。
日本では公開の予定がないみたい?邦題も現時点で調べたトコロでは付いていないようです。噂によると今年8月にDVDが発売になるそうですので、その時に邦題が付いていたらタイトルを変更させていただきますので悪しからず。

タイトルの「ENVY」とは「嫉妬・ねたみ」等の意。
それまでずっと立場も生活レベルも一緒だった大親友の関係が、片一方が成功した事でバランスが崩れる。しかもその成功したネタというのが、話を聞いた時は内心小バカにしていた話だったりするから尚更面白くない。
空想癖の激しい能天気なニックをジャック・ブラックが、そして親友につまらない嫉妬をした事からとんでもない事件を引き起こしてしまう小心な男ティムをベン・スティラーが演じています。なかなかこの配役はハマってると思うな♪

とにかく超ド級のB級おバカ映画です(←いきなり吠え)
こりゃ〜日本で公開されなくてもしゃーないか・・・と溜息が出てしまうくらいのバカバカしくて下らないコメディ(笑)
ティムが何をやっても空回りして行くというパターンも王道過ぎるくらい王道ですし、ニックのキャラもジャック・ブラックがピタリとハマっていて磐石です。
が、主人公2人のキャラクターにぴよはそれ程の魅力を感じなかったのよネ(^-^;

この映画の「影の主人公(なんぢゃ、そりゃ。笑)」は、何と行ってもクリストファー・ウォーケンでしょう!
ウォーケン様、この作品で栄えある「ラジー賞」にノミネートあそばされたそーですが、さもありなん!の怪演です(笑)
ティムが腐って酒場で飲んだくれてる時に出会う謎の浮浪中年役で登場するのですが、何とも訳のワカラナイ役ドコロで、親切なんだか小ずるいんだかよく判らない・・・「小悪魔」というには余りに可愛げがないけど(こらこら)、何か憎めない狡猾な男を演じています。

前作「ランダウン(2004.6.2鑑賞)」で謎の言葉「ウンパルンパーッ!」を発して死んで行くというマヌケなキャラを生き生きと演じていましたが、今作もランダウンに引けを取らないバカバカしいクライマックス!もう腰砕けまくりです(苦笑)

ちょっとマジメに話の展開を考えると(ってマジメに映画感想書いた事なんてあったっけ?苦笑)
最初の「犬の糞を消す薬」に比べて、映画のシメに使われるネタのインパクトが薄過ぎるんだよね。犬の糞を消す薬で一発当てた後に思い付く商品としては余りにショボ過ぎる。
そもそも現実にあり得ない、商品化出来る訳のない「犬の糞を消す薬」の存在が映画としてOKなんだったら、思いっきりあり得なくても「もし世の中にこんな商品が存在したら絶対に売れる」という商品をシメに持って来なくてはダメだと思うのよ。
ま、どーせ誰も見ないよーなバカ映画の商品企画をここで熱く語っても意味ないんすけどネ(をい)

「親友の定義」とか人の心の浅ましさを皮肉ったなかなかブラックユーモアの利いた作品だとは思いますし、コメディらしい爽やか(謎)なオチも誰が見ても納得出来る磐石な作りだろうとは思いますが・・・根本的に「面白くないコメディ」ってのはどーしよーもありませんや(どひー!)

B級おバカ映画好きにはたまらない作品ですわなぁ〜♪
ぴよは結構こーいう作品って好きなんですけどネ(って散々吠えて今更何を言うか<自分)

しかしながら、やっぱりコレは公開しても興行収入が見込めるとは思えず・・・やっぱDVD化で正解でしょ(爆)








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【後記】

感想UP後、ウォーケンファンの方から2点ご指摘が。


1. ウォーケンがラジー賞にノミネートされたのは本作ではなく「Gigli(ジッリ)」「カンガルージャック」である事
2. 8月にDVD発売されるのは本作ではなく「Gigli」である事

全然違いますがな。
なので本作は今後日本で劇場公開される予定(かもしれない?)
ちゃんと下調べしなくちゃダメですねぇ<自分

本当は上の感想も事実に即して大々的に書き換えようか随分悩みましたが、せっかく書いた内容を今から書き直すのも感じ悪い?と思ったのでそのままにして、【後記】という形で訂正させていただきます。
この感想を読んで混乱してしまった方がいたら、お詫び申し上げます。ごめんちゃい(涙)

(追記:2004.7.30)



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【後記・2】

本作の邦題が「隣のリッチマン」だと判明しましたので、原題の「ENVY(エンヴィ)」から変更させて頂きました。
ちなみに本作は劇場公開しないで、いきなりDVD発売だそーです(やっぱりな・・・苦笑)
DVD発売予定日は2005.4.20.

(追記:2005.3.27)





2004年07月18日(日) シークレット・ウィンドウ

監督:デヴィッド・コープ
出演:ジョニー・デップ
    ジョン・タートゥーロ
    マリア・ベロ、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
妻を友人に寝取られ、山奥の湖畔に1人で篭り執筆活動を続ける人気作家モートの元に、ある日一人の男が現れた。その男はモートが発表している「シークレット・ウィンドウ」という作品は自分が書いた小説の盗作だと言うのだ。最初は相手にしなかったモートだが、飼い犬を殺されて脅された事で怖くなって探偵を雇う事にした。ところが男の執拗な脅迫はエスカレートし、ついには別居中の妻エイミーの周辺まで迫って来ていたのだ・・・


【感想】
人気作家スティーブン・キングの作品「秘密の窓、秘密の庭(Secret Window,Secret Garden)」の映画化。
んなこたぁ〜どうでもいいです。ジョニデです♪ジョニデ♪ぴよ大・大・大好きジョニデ主演最新作ですぅ〜♪
とは言うものの、スティーブン・キングの作品というのは当たりハズレが大きい。昨年見てさっぱり理解不能だった「ドリーム・キャッチャー」なんて、余りに判らないから映画見た後で原作も読んでみたけど、原作読んでも訳判んないしつまんないから途中で読むのやめちゃったもん(^-^;
しかもこの作品キング物ではハズレが多い「サスペンス」ですし・・・こりゃーマズいかねぇ?と半信半疑で鑑賞。

サスペンスなので「オチ」が大切でして。
オチ部分に触らないよーに感想書こうと思うと、どうしても煮え切らない文章になってしまいますが・・・
ちょっとネタバレしている危険がありますので、未見の方はこの先は読まない方がいいかもしれません



さて。

ひとまずジョニデは今回も飛ばしてます♪
前作「デスペラード/レジェンド・オブ・メキシコ」では目から血ぃ〜流してましたし、その前の「パイレーツ・オブ・カリビアン」のすっ飛んだメイクに嬉しくて悲鳴を上げたジョニデファンは多い事でしょう(笑)
今作のジョニデ様は前2作のよーなキワモノキャラではありませんが(キングのサスペンスだしねぇ)、ちゃんと独自キャラを打ち出しております。

とりあえず、常に髪に寝癖ついてます!絶対に寝癖ついてます!!(笑)
きっと撮影中は嬉々としてヘア・メイクさんに寝癖付けてもらってたんだろーなー・・・と容易に想像が付く寝癖度(^-^)
そして意味もなく禁煙をしていて、1人ぼっちなのに何故かコソコソ隠れるよーにタバコを吸う。自分が金払って雇ってるハウスキーパーに異常に気を遣い、彼女にバレないよーにコソコソ吸う・・・そんなに口うるさいハウスキーパーならクビにしろよ、と誰もがツッコミたくなるくらい小心な態度(笑)
そしてすんげー寝る。いくらでも寝る。何故かベッドルームでは寝ないでいつもリビングのカウチで寝る。
・・・きっとジョニデったら淋しがり屋さんなのね♪うふ♪(←バカです。はい。すんまそ)

話の辻褄が合ってるよーな合ってないよーな、「ん?」「あれ?」と観客の頭を疑問符でいっぱいにしましてネ、きっとコレはクライマックスに絡む伏線なのよネ♪と期待しながら先を見て行くと・・・まさかのオチが待ってました!

「まさかこーいうオチぢゃないよね?」と、一番最初に頭の中から消去したパターンがそのまま「まさかのオチ」になっちゃってて、正直かなり面食らったっつーか脱力しましたわよ(^-^;
まーぶっちゃけ「あーあ。やっちゃったねー」って程度の軽ぅ〜い気持ちだったんだけどネ(苦笑)、それもこれもジョニデが可愛かったから全てよし!みたいな・・・ただそれだけかいっ!(あわわ)

マジメに話の作りとして考えると、この映画のキーは「盗作だ」と脅迫して来た男とジョニデが発表している作品の唯一の違い「ラストシーン」の展開をどうするか・・・という事なんだと思うんだよね。
脅迫男は「ラストシーンを俺様の創作した通りに書き変えろ」と言う。それまでの伏線はこの「シークレット・ウィンドウ」という作品のラストシーンに集約される訳ですわ。

確かにトリッキーだとは思う。「あぁ、なるほどネ」とは思う。
しかしながら思わせぶりに作り過ぎた為に、ネタのカラクリが判った時にすっきりしないのは余りに痛いと思う。
まずからしてタイトルにもなってる「シークレット・ウィンドウ」の存在が(かつて妻との蜜月期に妻が見つけた秘密の窓と、その窓から見渡せる秘密の庭の存在)、映画中に提示されるものの余りに希薄過ぎて、観客にそれ程の意味も意義も持たせてくれないというのは問題だと思うんだよねぇ。

これは正直言ってジョニデファンのための映画だねぇ〜。きっと原作ファンには物足らない内容なんだろーと思うよ。
つーか、原作読んでない&ジョニデファンじゃない人が見たら、間違いなく「なんぢゃ、このB級サスペンスわっ」って言う事請け合いの一本ですわ。えぇ(笑)







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2004年07月17日(土) プリティ・ガール

監督:マーサ・クーリッジ
出演:ジュリア・スタイルズ
    ルーク・マブリー
    ベン・ミラー、他
オススメ度:☆


【あらすじ】
デンマーク皇太子エドヴァルド王子は典型的放蕩息子。パパラッチに常に追いかけられて年中ゴシップまみれだ。嫌気がさした王子は身分を隠してアメリカ「遊学」にやって来た。大学で生真面目な女子大生ペイジと出会うが、エドヴァルドの軽薄な態度にあからさまに嫌悪感を表すペイジ。ところがエドヴァルドの優しさやひたむきさに触れる内に、次第に好意を寄せるようになったのだが・・・


【感想】
「モナリザ・スマイル(2004.7.14鑑賞)」等に出演するジュリア・スタイルズ主演最新作は、身分を隠した王子と恋に落ちるという超王道ロマコメ。相方の王子様役はルーク・マブリー・・・ってこの役者さん全く知りませんがな(^-^;
ちなみに原題は「THE PRINCE AND ME」直訳すれば「王子様と私」ってなトコロでしょうか?
これはー、1956年公開の不朽の名作「王様と私(原題はTHE KING AND I)」のタイトルをパロってるつもり?だよね?

話は簡単。素性を隠した王子様と一般市民のアメリカ娘が恋に落ちるものの、所詮は身分違いの恋。でも様々な障害を乗り越えながら2人は幸せになるのでした。ちゃんちゃん♪って、今更こんな古臭いネタの映画作ってどーするよ!?
・・・まあ、我慢して見てみましょう(苦笑)

ノッケから言わせてもらうと、ヒロイン・ペイジ演じるジュリア・スタイルズは不細工です(をい)
とてもじゃないけど「ちょっとイカすプレーボーイのデンマーク王子」に見染められるよーなタマぢゃありません。
しかも初対面で王子にちょっかいかけられた事を激怒し、その後の態度は絵に書いたよーな極悪さ。どーしてこんなドブスの感じ悪い女に王子がしつこく食い下がってモーションかけるのか理解に苦しみます。

最初っからつまづきっぱなしなので、その後の展開も「はぁ〜!?」の連続。
エドヴァルドが一身上の都合で大学を去り、実は彼はデンマーク皇太子だったと判った時点で、彼女は王子の残した置手紙を読んで「あぁ、私がデンマークに追いかけて行かなければ!エドヴァルドが待っててくれるワ♪」と猛然と立ち上がり、友達から借金しまくって一路デンマークにぶっ飛ぶ・・・あり得ませんて。つーか身の程知ろうよ。ね?(^-^;

そんなこんなで、その後もあり得ない話のオンパレード(笑)
いくら「王子と一般ピープルのブスとのおとぎ話」だからと言って、ここまでトコトンやられるとぐうの音も出ません。
しかも驚いた事に、このブス(←もう言いたい放題よ)は当たり前のよーに王子に愛された上に「やっぱりアタシ、自分の本来の夢を叶えたいの♪」と訳のワカラナイ事をほざきます。もう本当にどうしようもないです(苦笑)
デンマーク市民をバカにし過ぎなんぢゃねーのか?これって・・・と思わずにいられません。はい。

何が面白いんだかさっぱり判らず、全く同調も出来なければ羨ましいとも思えない。
こんなロマコメあっていいのか?いいわけないだろぉぉぉぉー!!(絶叫)

も一つ言わせてもらうと、この「プリティ・ガール」って邦題はどーなのさ。
誰が「プリティ」なんだい?え?ナメてんのかゴルァ!
この邦題付けたヤツ、出て来いっ!!(怒)







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2004年07月16日(金) 世界で一番パパが好き!

監督:ケヴィン・スミス
出演:ベン・アフレック
    リヴ・タイラー
    ジョージ・カーリン、他
オススメ度:☆☆☆


【あらすじ】
ニューヨーク・マンハッタンでやり手音楽プロモーターとして辣腕を振るうオリーはワーカホリック。大手出版社に勤める妻が妊娠して子供が生まれるのを心待ちにしていた2人だが、出産時に最愛の妻はあっけなく世を去ってしまう。父親としての自覚がなかなかもてないオリーは、育児と仕事の両立のストレスから仕事で致命的なミスをしでかして、職を失った上に業界追放の憂き目に遭ってしまうのだ。


【感想】
トルコ旅行から帰って参りましたー!めっちゃ楽しかったっすー♪
てな訳で、今日からしばらくは成田−イスタンブール間の機内上映で見た映画の感想書いて行きます。
機内で見れた作品は全部で4本。全て日本未公開作品でした(ラッキー☆)
まず第一弾は「ジャージー・ガール」←邦題が付けられているのか今のところわかりませんので原題のままで感想UPしますが、今後邦題が判明したらタイトルは変更させていただきますので悪しからず。

さて、本作はコメディ専門?(しかもかなりB級)監督ケヴィン・スミス氏の新作。
主演はケヴィンお気に入り俳優(だと思う。彼の作品の殆どに出演してるしネ)の「ベンベン」ことベン・アフレック。出産してあっけなく死んでしまう最愛の妻役を、かつて「ラジー・最悪カップル賞」をゲットしたもののサックリとお別れしてしまった相方ジェニファー・ロペスが演じていて、これはきっと公開時に話題になるでしょうナ♪

話は、都落ちしてニュージャージーの田舎で子育てしながら色んな人達と交流して行く内に、少しずつ父親として成長して行くという「コソコソ笑わせながらもオチは磐石」なヒューマンストーリーっす。

舞台は1994年。当時マンハッタンでブイブイ言わせていた名物音楽プロデューサーだったものの、育児と仕事の板ばさみのイライラから、若手ながら超大物のワガママプリンス「ウィル・スミス様」を、事もあろうにマスコミの前でケチョンケチョンにぶった斬ってしまい、言いたい放題言っちゃったオリーが逆に音楽業界からぶった斬られてしまう。
ちなみにウィル・スミスは実名でベンベンにぶった斬られてます。びっくりです。「いくら映画の脚本だからとは言え、こんな扱いしていいんかいな?」と思ってたら、後でウィルご本人様登場で更にドびっくり☆・・・しかもかなりいいヤツ役で、ベンベンと熱く語りまで入っちゃって「はぁ〜、コレならウィル様もご満悦ネ♪」ってな感じですわ。

仕事を失ってみて初めて娘への愛おしさに気付いたベンベン。その後7年の歳月が過ぎて娘は母親にそっくりの美少女へと順調に成長、今は亡きジェニロペ(をい)に永遠の愛を誓いながら田舎でしがない清掃業者モドキに成り下がるものの、実はマンハッタンに返り咲く野望が捨て切れない生臭おやじベンベン(笑)

そこに現れるビデオレンタル屋でバイトする女子大生のリヴ・タイラー(何か役名じゃなくて役者の実名で書いてると頭が混乱してきそうだなぁ。苦笑)、相当素っ頓狂でアケスケなキャラクターなハズなんですが、「アタシ大物スターの娘だしぃ〜」的お育ちの良さを隠そうともしないリヴちゃんは、このキャラクターから思いっきりズレまくってます(笑)
そもそもリヴちゃん、女子大生に見えません。LOTRシリーズで「楚々とした美女」というイメージが出来つつあるリヴちゃんですが、コスプレしないと結構おばはんっぽい所作だと思うのはぴよだけなのか?(^-^;

世界にその名を轟かせた大ヒットミュージカル「キャッツ」を皮肉ってみたりして結構やりたい放題ですが、クライマックスで娘と演じる寸劇ミュージカルのシーンは見モノです。
「ミュージカルと言えばユアン・マクレガー君だけだと思ってもらっちゃー困るゼ!」と気炎を吐くベンベンの熱演に、お約束のよーに「歌がウマイのはパパ譲りなのかしらぁ♪うふん」と言わんばかりのリヴちゃんが競演。加えて言うなら選曲と寸劇もおよそ子供らしくないチョイスがGOOD♪(変な褒め方よネ)

まあ、それほど吠える要素も少ない磐石なストーリーだと思いますが・・・大した面白味もないので、公開してもソレほどウケるとも思えず(また無茶苦茶言ってますがな。苦笑)
きっとベンベン、ジェニロペと共演したのがマズかったんだよな〜!ってのがオチでしょう。はぅ。








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本作の邦題が「世界で一番パパが好き!」だとよーやく判ったので、上記タイトルを変更させて頂きました。

(2005.3.1 訂正)





2004年07月14日(水) モナリザ・スマイル

監督:マイク・ニューウェル
出演:ジュリア・ロバーツ
    キルスティン・ダンスト
    ジュリア・スタイルズ、他
オススメ度:☆☆+


【あらすじ】
1953年アメリカ・ニューイングランドにある名門女子大ウェルズリー大学。このキャンパスに美術史の助教授としてやって来た若き女性教師キャサリン・ワトソンは、学生達に進歩的で自立した女性を目指して欲しいと意欲を燃やしていた。
ところが彼女が待ち受けていたのは想像以上に保守的で伝統を重んじる大学の体質と、それに飼い慣らされてせっかくの知力も才能も生かさずに「良き夫を得て家庭を守る事」に固執する女学生達の現実だったのだ。


【感想】
ジュリア・ロバーツの新作。エリン・ブロコビッチで女優として頂点を極めた彼女、その後当たり作品に恵まれない印象があるんですが・・・頂点が正にアソコで、後は落ちるばっかりなんすか?(をい)

脚本はオリジナルですが、ウェルズリー大学というのは実在する名門大学なんだそーです。
この大学の卒業生であるヒラリー・クリントン女史の手記を読んだ人気脚本家、ローレンス・コナーとマーク・ローゼンタールが、彼女の手記に触発されて「ヒラリーの在学した60年代は既に進歩的で自由な考えが当たり前だったが、その少し前まではこーじゃなかったよね」・・・ってーんで、じゃあこの保守的な女子大を変える起爆剤になったステキ女性の話を作って、ジュリアに演じてもらおう!ってな展開になったんでしょうなぁ(あくまで推測ですが)

そんな名門女子大に通うお嬢様達はどいつもこいつもブス揃い(爆)
ジュリア演じる進歩的なステキ女性(映画宣伝的に)キャサリンに一番食い付く、顔もマズけりゃ性格も極悪なリーダー的存在の学生ベティを演じるのが、「スパイダーマン」シリーズでちぃーっとも可愛げのないヒロインを演じてぴよから「どブス」のレッテルを貼られたキルスティン・ダンスト(もう無茶苦茶言ってますがなぁ〜)
・・・いや、今回の彼女の配役はドンピシャでしたよ!やる事成す事本当に意地クソ悪いんだけど、あのキャラクターにピッタリハマる役者はダンスト嬢をおいて他にいないでしょう!!
ぴよがプロデューサーでもベティ役は絶対にダンスト嬢にお願いしたわネッ!

なーんか映画見ててもしっくり来なくてさ。
まあソツなく色んな出来事があって、思惑通りに保守的なお嬢ちゃん達はキャサリンに感化されて行くんだけど、この主人公のキャサリンという女性自体に全く魅力を感じなかったのよね(^-^;

進歩的である事に固執し過ぎて、保守派の考えをまるで受け入れようとしないキャサリンは、ただの意固地で柔軟性のないギスギスした女性にしか見えないし、突然のプロポーズを喜んでくれるとばかり思っていた遠距離恋愛の彼氏への対応も、自分の立場や考えばかりを大事にしていておよそ女性らしい配慮に欠けている。
加えてキャサリンに理解を示すNEW彼氏の悲しい嘘も、彼の心情を推し量る事なく一刀両断。
こんなオンナが進歩的だっつーなら、ぴよは保守を貫いた方が逆に潔くて気持ちいいぞ・・とまで思ったが(苦笑)

彼女の存在と弾けんばかりの魅力が、この超保守名門女子大を大きく動かした・・・というシメにしたいんだろーけど、ぴよにはそういう好意的な見方が出来ませんでしたネ。
結局アンタ、自分の思惑通りに物事進まないのが気に入らなかっただけぢゃん、としか思えず(^-^;

素直に見れば、きっとどこかで感動出来るんだと・・・思います(←すごく自信なさげ。笑)
脚本の流れとしては製作者側の持って行きたい方向性も判り易いし、エピソードもダレず、絵もキレイだしね。

少なくとも、ぴよは同性として「キャサリン」という女性が好きになれなかったというだけです。はい。







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2004年07月13日(火) リディック

監督:デヴィッド・トゥーヒー
出演:ヴィン・ディーゼル
    タンディ・ニュートン
    ジュディ・デンチ、他
オススメ度:☆☆


【あらすじ】
遥か未来、銀河全域が「ロード・マーシャル」率いる狂信的軍団「ミクロモンガー」によって支配されようとしていた。
その前に1人の男「リディック」が立ちはだかる。彼は暗視可能な特殊視覚を持ち、人間の能力では到底想像もつかない程の知力と体力を持ってして本能のままに戦い続ける男。5つの惑星から指名手配を受けて逃亡中のリディックは、計らずも強大な勢力の争いに巻き込まれていくのだった。


【感想】
2000年に公開された「ピッチブラック」の続編・・・のハズなんですが「ピッチブラック」の名前は一切出て来ない。
主演はピッチブラックでもリディック役で主演したヴィン・ディーゼル。当時は全く無名に等しかった彼も、その後主演した「トリプルX」で思いっきりアクション俳優としてメジャーになりましたよね。
ある意味「凱旋企画」とでも言えるんでしょうか?監督・脚本も「ピッチブラック」と同じくデヴィッド・トゥーヒー氏。

ぴよは残念ながら「ピッチブラック」を見ていないので比べようがないのですが、リディックはいきなり指名手配犯として登場していてどういう訳だか(どーやら手術によって?)暗視可能な視覚を持っているという事らしい。
よーするに世界観やらキャラクターの説明がほとんどないから、映画が始まって結構話が進むまで人間相関図やら背景がさっぱりわからなくて「?」の連続。

映像も「手が込んでる」って言ったらそーなんだけど、どーも安っぽく見えるっつーか「オモチャっぽい」感じがしちゃって。
「スター・ウォーズ」見た時はかなりゾクゾクしたんだけど、こーいう「余りにも未来過ぎるどこかの星」の予想図って、それこそスター・ウォーズを始め、ありとあらゆる映画で既に表現され尽くしてる感があるじゃないですか(^-^;

途中ちょっとダレながらも我慢して見ていると(←ヒドイ言いようだ。涙)、中盤リディックが惑星「クリマトリア」の牢獄に捕らえられた辺りから結構見せ場も増えて来るんだけどネ、間が悪かったよなぁ〜・・・昨日見た「マッハ!!!!!!!!」のド迫力アクションを鑑賞した後直ぐにこの作品を見たのは間違いでしたわ(とほほ)

半死生人「ネクロモンガー」の設定もイマイチよくわかんなかった。
ミクロモンガーになると痛みを感じなくなるという設定みたいなんだけど、ただそれだけではっきり言ってクソ弱いし、特にマインド・コントロールをされる訳でもないみたいだし。
これなら完全にマインド・コントロールされてるオ○ム真理教の信者の方が強いかもしんないヨ?(あわわわ・・)

B級SFアクションとしてはそこそこ楽しめる作りになってるとは思うけど、物凄いモノを期待して見ちゃーダメっすね。
あ。でもヴィン・ディーゼルはやっぱカッコいいと思うよ♪
ヴィン好きさんなら「見て得」とはとても言えないけど、「見て損」とまでは言わないわヨ(苦笑)






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2004年07月12日(月) マッハ!!!!!!!!

監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ
出演:トニー・ジャー
    ペットターイ・ウォンカムラオ
    プマワーリー・ヨートガモン、他
オススメ度:☆☆☆☆+


【あらすじ】
タイののどかな片田舎ノンプラドゥの村で、長年村人達から崇められていた仏像「オンバク」の頭部が盗まれた。犯人はこの村出身で今はバンコクで密輸団の手下になっているドンだった。災いを恐れる長老達はオンバクを取り戻そうと、村一番のムエタイの使い手「ティン」に白羽の矢を立て、貧しい農民達が集めた金を持たせて1人バンコクに向かわせる事となった。


【感想】
「一つ、CGは使いません!」「二つ、ワイヤーは使いません!」って予告編見て大笑いした人、多いでしょ?
タイ発、アクション純度100%の「世界初!ムエタイ・アクション超大作!!」とのふれこみの本作、本格アクションファンのぴよが見逃すわきゃ〜ないぢゃないっすか!めっちゃ楽しみにしてたんだよーん♪

CG、VFX、ワイヤー、テープの早回し・・・今の映画界をリードする「アクション大作」と呼ばれる作品は、これらの映像技術を駆使して作られた見世物でしかなかった。ぴよ大好きなジェット・リーやジャッキー・チェンですら、最近ではCGとワイヤーアクション多用しているという悲しい現状がある。
そんな中、本当に純度100%の肉体を酷使した本格アクションで「最新映像技術」に真っ向から勝負を挑んできた本作、その人間業とは思えない素晴らしいアクションの数々には満足度100%の太鼓判でした♪

話の内容がすんごいベタで、しかもネタが「村から盗まれた仏像を取り戻す」という、イマドキのアクション映画ではあり得ないよーなショボイ設定だったりする。CIAもインターポールも国防総庁も出て来ないし、悪役はバンコクに暗躍する密輸団程度のお粗末チーム(笑)
見ていて「昔のホンコン映画はこの程度だったなぁ」と懐かしい気持ちになる。
バンコク市内を追いかけっこするシーンも、ジャッキー・チェンがかつて得意としていた(今も得意だったっけ?苦笑)類の、小技の利いたエンターテイメントになってて、アクションファンならずも楽しむ事が出来る嬉しい作り♪

んで、肝心のムエタイでの対決シーンが、映画始まってしばらく出てこなくてイライラする。
ようやくムエタイだ!と思ったら一撃必殺で「え、もっと見せてくれよぅ〜!」という欲求不満だけを残して話がサクサク進んで行って・・・もうええ加減に見せろや!と観客が爆発寸前になった辺りで「これでもかぁーっ!」と凄まじいムエタイアクションを次から次へと繰り出して行く絶妙のタイミング!
あぁ・・・お腹いっぱいです♪大変おいしゅうございました♪(笑)

正直言って、目新しい展開もなく磐石な話でしてネ。アクション作品でそんなに手の込んだ脚本でもあまり意味はないと思うからどーでもいいんだろーけど、それにしても昔どこかで見た事のあるよーな話を繋ぎ合わせただけみたいな・・・本当に「ありがちな脚本」なんですわ。
でも逆に言うと、今までウケた磐石な展開をきちんと繋いでいるから見ていてダレないで済む。
そしてアクションの素晴らしさだけを集中して楽しむ事が出来る。これ、最強!(笑)

アクション構成もよかったね。最初〜中盤は小技でエンターテイメントなアクションを見せて楽しませ、それをジリジリと後半に向けて少しずつ本格アクションを出していってクライマックスは怒涛の本格アクションのたたみ掛け!
・・・コレ、アクションファンには涙モノの構成ですわぁ♪

ここまでアクションファンを喜ばせる事が出来たのも、ひとえに本物のアクションが出来る「トニー・ジャー」という素晴らしいアクション俳優が発掘された事、これに尽きるでしょう。
彼こそアクション映画界の次世代を担う、アクションファンが待ち望んだ21世紀のスターですわっ!!

ビバ!タイ映画!
ビバ!ムエタイ本格アクション!!

アクション映画ファンのみなさん、この作品は絶対に見逃しちゃ〜いけませんよっ!!






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2004年07月10日(土) スパイダーマン2

監督:サム・ライミ
出演:トビー・マグワイア
    キルスティン・ダンスト
    アルフレッド・モリーナ、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
グリーン・ゴブリンとの死闘から2年、ピーターは多忙を極めていた。街の人を守る為に恋もバイトも学業も中途半端な生活を続ける彼は、スパイダーマンでいる事に苦痛を感じるようになっていた。一方愛するMJは舞台女優の夢を叶えて躍進、ピーターに思いを寄せつつも彼との埋まらない距離に疲れを感じ、新しい恋人と別の人生を始めようとしていた。
そんなある日、親友ハリーの会社で核融合の研究をしていたDr.オットー・オクタヴィウスが実験に失敗、ロボットアームと体が融合して凶悪なマッド・サイエンティスト「ドック・オク」になってしまったのだ!


【感想】
2002年にバカ売れしまくったアメコミ・ヒーロー「スパイダーマン」の待望の続編!
監督もメインキャラも前作から引継ぎ、今作の悪役は「フリーダ」等でその演技力には高い評価を受けているアルフレッド・モリーナ氏がマッド・サイエンティスト「ドック・オク(タコ博士)」役で登場。
・・・つーか、悪役の名前「タコ博士」だよ。どーだろ、このマヌケなネーミングわっ(笑)

さて、前作では冴えない高校生ピーターがクモに噛まれた事でスパイダーマンになって行く・・・というプロセスシーンが長かったので、実は少々ダレていたんですが、今作では最初っからスパイダーマンとしてジャンジャン活躍してますので、絵的に飽きる事は全くなかったです。

で、今作のテーマは「スパイダーマンとしての重責とピーター・パーカー個人の人生との葛藤」
この作品がウケるているのは、主人公がどこにでもいる冴えない男の子なのに、ひとたびスパイダーマンの衣装を身にまとうと一変してスーパーヒーローになってしまうというギャップの妙でしょう。
アメリカン・ヒーローモノってこーいうの好きだよね。スーパーマンもこのパターンだし、ヒーローモノとは少し違うかもしれないけど「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の主人公キャラとも被る感じがする。
(考えてみるとトビー君って若き日のマイケル・J・フォックスに何となく似てるかも)

等身大の大学生ピーターの葛藤はとてもよく描けていたし、観客と同じ目線のヒーローというのは広く受け入れられ易く共感も得られ易い。トビー君の演技も板に付いて来たネ♪この子ホントに可愛いわぁ(萌)
・・・ところでキルスティン・ダンストは絶対におばはん面だと思うぞよ(^-^;

前作の「グリーン・ゴブリン」も妙に愛嬌のあるお茶目な悪役だったけど、このシリーズの悪役というのは代々「悪者に徹しきれない」愛嬌のあるキャラというのがお約束なんでしょうかネ?
今作の「タコ博士(←だからこのネーミングってどーよ?)」も、本来はとってもマジメで妻を愛する科学者なんだけど、研究熱心になる余り自分の間違いに気付けずに暴走してしまうという、人間の弱い心を増幅させただけの「悪者の成り切れないワル」というキャラクター。

勧善懲悪がお約束のヒーロー物で「本当の悪者」が全く出て来ないってのはちょっと間延びしそうな感じがしますが、ぴよはこの「タコ博士」のキャラクター、なかなかこの作品のカラーに似合ってて好感持てましたネ。

随所に下らないギャグも散りばめ(あのエレベーターのシーンのベタ振りはどーよ!笑)、冴えないボクちゃんなヒーローと悪者に成り切れないお茶目な悪役との対決、VFXで作りまくった勢いだけの映像を見せるだけで、実は大して戦ってもいないんだけど、妙な満足感が得られるからこの作品はスゴイ!
電車をギリギリで止めるシーンなんて、ぴよも一緒に歯食いしばって顔が引きつっちゃったヨ(笑)

Part.3への布石も万全。いよいよ次回作ではピーターとハリーの直接対決が見られるのかな?
このシリーズは今後も目が話せない「お祭映画」の1つとしてすっかり定着しましたネ♪








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2004年07月09日(金) パピヨンの贈りもの

監督:フィリップ・ミュイル
出演:ミシェル・セロー
    クレール・ブアニッシュ
    ナドゥ・ディウ、他
オススメ度:☆☆☆☆−


【あらすじ】
パリのとあるアパートに越してきた8歳の少女エルザはいつも独りぼっち。若いママは仕事と遊びに忙しくて相手にしてくれないのだ。見かねた同じアパートに住む蝶コレクターの老人ジュリアンはエルザを自宅に迎え入れるが、彼女の傍若無人振りに憤慨して家を追い出してしまう。そんなある日、長年捜し求めていた幻の蝶「イザベル」の手掛かりを得て急にジュリアンが旅立つ事を知ったエルザは、こっそり彼の車に乗り込んだのだが・・・


【感想】
名優ミシェル・セローが蝶コレクターの老人役を演じるほのぼの癒しムービー。
名古屋では先週末の公開になったばかりなのに、たった2週間の上映でしかも今週末からはモーニングショーのみの縮小公開になってしまうという不遇の作品です。そこまで冷遇されるからにはよっぽど面白くない話なのかも・・・と、多少の危惧を覚えつつも、予告編がかなり感じよかったので「ファースト・インスピレーション」を信じつつ鑑賞した本作(^-^;

こしゃまっくれた8歳児エルザを演じるクレール・ブアニッシュ嬢は、200人以上ものオーディションを経てキャスティングされた、本作で映画デビューのチャーミングな子役ちゃんです。
そばかすだらけの顔に痩せて頼りない風貌、いかにも「どこにでもいる子供」という感じですが、満面の笑顔がキュートでなかなか技アリの子役ちゃんです・・・でもネ、彼女なかなかスタイルいいですヨ♪子供のクセに足が妙に細くて長いんだな。
今後の成長段階で間違わなければ、将来かなり見栄えのする役者さんになりそうな予感です。

話はジジイとエルザのロード・ムービー系の形を見せながら、伏線ネタとして誘拐騒動とジジイがイザベルという蝶にこだわる秘密があり、更にその伏線ネタをイマドキの母子関係とジジイのトラウマの開放というオチに着地させるという、何とも欲張りな脚本です。

コレがなかなか上手に料理されているんですよ。
「どうして○○なの?」「どうして○○って言ったの?」と質問攻めのガキに辟易しながらもまんざらでもないジュリアンの姿は、いかにも小さな子供の扱いを知らないものの何とかしてこの小さな子供に応えてやりたいというジジイの優しい愛を感じますし、自分をきちんと一人前の人間として扱ってくれるジジイに対して、理由無き信頼感を覚えてすがり付いて行くエルザのいたいけな(時にクソなまいきな)態度も妙にハマってる。

ジジイのトラウマネタが、エルザ母子に対する・・・子供とどう接していいかわからないと嘆く世の若き母親達に対する福音として昇華していく展開は、ヒューマン・ドラマとして質の高い脚本になっていたと思う。
オチも出来過ぎな展開ではあるものの、ファンタスティックでほのぼの感いっぱいで癒しムービーの王道。
何より気持ちいいのは、これだけのネタをたったの1時間半弱という短い時間にコンパクトにまとめ上げている点。

少々小粒でパンチが弱く、更に名前で観客が呼べるような俳優が使われていないというハンデを背負っているものの、これは隠れた名作系だと思いますヨ♪・・・本当にB級っぽいんだけどネ(笑)







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2004年07月08日(木) スチームボーイ

監督:大友克洋
声の出演:鈴木杏(レイ)
      小西真奈美(スカーレット)
      中村嘉葎雄(ロイド)、他
オススメ度:☆☆☆


【あらすじ】
19世紀半ば、万国博覧会を目前に控えたイギリスに住む少年レイは、祖父ロイド、父エディと続く発明一家の3代目の才能溢れる男の子だ。ある日レイの元に、アメリカで父と共同研究中の祖父から謎の金属ボールが届けられた。そこへオハラ財団と名乗る男たちがボールを渡せとやって来た。祖父の「オハラ財団には絶対に渡してはならない」という指示に従い、ボールを持って逃げるレイだったが・・・


【感想】
「AKIRA」から16年、アニメ&コミックおたくの教祖・大友克洋氏の待望の新作が登場!
原案・脚本(共同脚本)・監督をこなし、ノリノリの大友氏が送り出す本作は制作9年、総制作費24億円というとてつもない巨額を投入し、満を持しての登場〜♪・・・ぴよ、大友氏のコミックはかなり好きで本も持ってるんだけど、実は映画「AKIRA」すら見てなかったんすよ(勿論原作本は持ってますわよ)

映像はさすがにキレイネ。
大友氏のコミックが動き出したらこんな風だといいなぁ〜・・・という世の大友信者達を充分満足させられる出来です。
ロンドンの万国博覧会会場の様子なんて、当時の写真のまんまですっげー忠実!この作品の製作に当たって大友氏はかなり当時のロンドンの様子を下調べしたそーで、見事に現代に蘇っています。

加えてオモチャちっくなメカデザインも凝ってて面白い。
所詮19世紀半ばの技術ですから動きも微妙にコミカルで、宮崎アニメに出てくるエセロボットに大河原邦男氏のデザインメカを足してタツノコプロのメカを引いて2,3回ドツキ回したよーな感じで、ぴよはかなりお好みです♪(をい)
(※大河原邦男氏→「機動戦士ガンダム」のメカデザインを担当した、ロボットアニメの教祖みたいなおっさん)

話の大筋は「科学進歩の未来の行方」なんだというのはわかります。
思いっきりマッドサイエンティストになっちゃって科学を戦争の道具にしようと躍起になる父エディに対抗するのが、科学とは純粋に人間の幸せの為に使われるべきであると主張する祖父ロイド。
問題はロイドじいさんの主張する「人の幸せの為の科学」というのが、妙ちきりんな遊園地を作る事であるという事だ(笑)
じいちゃん、キミの気持ちはよーく判るけど、あのメリーゴーランドの動力にスチームボールは必要なかろうて(^-^;

じいちゃんの作ってる遊園地では今ヒトツ説得力に欠けるので、レイ少年も最初にエディパパが作ったという最新兵器を見た時は素直に「すっごーい♪」と喜んでいます。その後ロイドじいちゃんに物凄い剣幕でまくしたてられたので、何となく「そこまで怒られちゃうからには、やっぱりコレは悪いのかな?」程度の強引に納得させられたかのような微妙感(苦笑)

見せ場多くて絵もキレイだから見てて退屈とまでは言わないけど、映画後半「天空の城ラピュタ」と「ハウルの動く城」を足して意地クソ悪くしたよーなマッドサイエンティスト城が出て来た辺りから、正直言って「もうそこら辺でシメようよ」という気分になって来てました(^-^;

「科学を悪用してはいけない」「人を殺戮するための道具にしてはいけない」という素晴らしいメッセージは充分伝わる作りになっていると思うんだけど・・・今ここまで科学が進歩して来た背景には「兵器開発の為の科学」があったからこそだという事実は、誰も否定出来ない事だと思うんですよ。
理想論としては誰もが納得出来るけど、現実は「兵器開発の為の科学進歩」だったという事が判っている大人にとって、この映画のメッセージに感慨を覚える人は少ないんじゃないでしょうか。

子供だけに見せるには余りに素晴らしい映像なだけに、見せ方をもう少し工夫して欲しかったと思う。
宮崎アニメもこの作品のようなメッセージ性の強い作品が多いですが、宮崎氏の作品が大人にも受け入れられるのは、誰が見ても愛らしいと思える魅力的なキャラクターと、メッセージ色が濃いけれど「ファンタジー」というオブラートに包む事で「娯楽映画」としてきちんと形を成しているからだと思う。

大友さん、意気込みは判りますが気合を入れ過ぎてはいけませんヨ。
所詮アニメ映画を見に来る観客は、「娯楽」を求めているんですから(笑)







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2004年07月07日(水) 列車に乗った男

監督:パトリス・ルコント
出演:ジャン・ロシュフォール
    ジョニー・アリディ
    ジャン=フランソワ・ステヴナン、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
フランスのある田舎町の駅に訳アリの中年男・ミランが降り立った。シーズンオフの田舎町でホテルが閉まっていた為、たまたま薬局で出会った老人マネスキエの家に泊めてもらう事になった。生まれてこの方一歩もこの町を出た事のない元教授のマネスキエは自由に動き回る流れ者ミランに憧れ、そしてスリッパを履くような落ち着いた生活をした事のないミランはマネスキエの人生に憧れ、中年と老人2人は奇妙な友情を交わし始めるのだが・・・


【感想】
「仕立て屋の恋」「髪結いの亭主」「歓楽通り」等、最もフランス映画らしいフランス映画を撮らせたら右に出る者はいない!と誰もが絶賛するルコント監督の最新作。
アンニュイで美しい恋愛模様を得意とするルコント監督ですが、本作は色気の少ないストイックな男同士の友情を見せつつ、人の心の琴線に触れる非常に含蓄深いテーマを淡々と見せて行きます。

相変わらず手の込んだマネスキエ氏の自宅装飾のシーンを見て「ルコント監督の真骨頂だ!」と大喜びするフランス映画ファンの方は多い事でしょう。勿論ぴよもそんな1人ですヨ♪

そんなこだわりまくったクラッシックな屋敷に住む、外の世界を知らない孤独な老人マネスキエ氏が出会うのは、老人が憧れて止まない「町から町へと渡り歩く自由人」ミラン。
このミランは訳アリでこの町にやって来たんだけど、ミランは逆に「地に足付けて生きる」この老人に憧れている訳だ。
ミランがこの町にやって来た事情をマネスキエ老人がどーしてサックリと判ってしまったのかとか、本来人とコミュニケーションを取るのが明らかに苦手なハズのミランが、どーしてお喋り好きのマネスキエ老人と心通わせる程思い入れを持ってしまったのか・・・等という邪推はこの際だから止めてもらおう(苦笑)

人生の終焉近くを自覚して保守的な人生に飽き飽きしたお茶目な老人と、金と境遇に恵まれていたらこんな保守的な人生を歩みたかったと憧れる中年男・・・簡単に言ってしまえば「ないものねだり」の標的がマッチしてしまった男同士がシンクロしていく様子をただ淡々と見せているだけだったんですが、役者の抑えた演技の生きるウマイ作りの作品でしたね。

お互いがお互いにないものを求めて憧れ、そしてそこから何とかして脱出したいと願っている。
しかしながら人の一生というモノは、そうそう望んだ通りにいかないのが世の常。
マネスキエとミランが飲みに行ったカフェで、店の雰囲気をぶち壊す嬌声を上げる若者にマネスキエ老人が注意をしに行くくだり・・・このシーンはこの映画のテーマを最も端的に表現している名場面だったと思う。

ラストシーンに関しては賛否両論・・・または見た人によっては解釈が違って来ると思うのですが、ぴよはこのラストシーンは「彼らが望んだ(そして観客が望んだ)幻想」を映像化しているんじゃないかと思ったんですけど。


映画を見慣れてない人にはちと退屈な作品かもしんない・・・
でも「フランス映画らしいフランス映画」を堪能しようと思ったら、この作品は必見だと思いますね。






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2004年07月05日(月) ル・ディヴォース〜パリに恋して〜

監督:ジェームズ・アイヴォリー
出演:ケイト・ハドソン
    ナオミ・ワッツ
    ティエリー・レルミット、他
オススメ度:☆☆☆−


【あらすじ】
カリフォルニア生まれのイザベルは、妊娠した姉ロクサーヌ(通称ロキシー)を訪ねてフランス・パリにやって来た。ところがロキシーの夫は浮気をして家を出て行ってしまい、離婚調停を申し立てたのだ。絶対に離婚はしたくないと悲嘆にくれるロキシーを思いやりながらも、イザベルはロキシーの夫の親戚で外交官を務めるセクシーな中年男性の愛人になって、フランス生活を謳歌するのだ・・・


【感想】
アメリカ人監督でありながら何故かヨーロッパちっくな作品がお得意のアイヴォリー監督作品。
今作も舞台は花の都おフランス・パリ。アメリカ娘がおっしゃれーなパリにやって来て「おフランス式恋愛」を多いに楽しみながら、姉夫婦の離婚調停に絡む財産分与をネタに、「アメリカvsフランス」のファミリー対決をコミカルに見せようという盛り沢山の内容です。

フランス人側から見る「アメリカ人」というのは野蛮でセンスのかけらもない。一方アメリカ人側から見る「フランス人」とゆーのはお高くとまって慇懃無礼。ぴよ的に言うと「アメリカ=大阪人、フランス=京都人」みたいな感覚かなー。
大阪人が野蛮でセンスがないっていう訳じゃなくて、京都人の感覚はこの映画のフランス人っぽいな、と常々思ってたんすけど・・・にっこり笑って座布団薦めたクセに座布団に座ると「礼儀がなってない」って言ってみたり、「ゆっくりしていってネ」と言いながらお茶漬け出して来たら「はよ帰れや」の合図だったり(^-^;
ね!京都人の「風流を愛するおもてなし術」ってこの作品に出てくるフランス人の感覚に似てない?(笑)

そーいうお国柄のギャップの見せ方はなかなか面白かった。
ただ、この作品の主題が何なのか見終わっても結局わからず・・・タイトルが「ディヴォース(離婚)」なんだから、当然姉夫婦の離婚問題に絡むお国柄対決やファミリーネタが1番なんだろうけど、話のミソはイザベルが握ってるのかな?とも思えるし、クライマックス以降は妙にドロドロしたこの映画の色からかけ離れた空気も流れるし・・・
役者も名脇役系のいい役者を揃えて、見せ場を沢山盛り込みたかったのかもしれないけど、どのネタも非常に中途半端で余り観客にアピールするものはなかったよーに思う。

そんな中で強烈に観客にアピールしたもの1点。
そりゃなんてったって「赤のクロコのケリーバッグ」でしょう!

いやぁ〜・・・このケリーバッグはスゴいよ!
男の人が見てもその有難味はイマイチわからないかもしんないけど、このサイズの赤で、しかもクロコで更に外縫いのケリーなんてアータ・・・女子はこんなの貰った大抵泣くね!イザベルじゃなくてもこんなバッグちらつかされたら、大抵の女は速攻でこのスケベおやじの愛人に名乗り挙げるって!(爆)
しかも「ケリーに始まりスカーフに終わる」だってよー!ひょー!これが「おフランス式」だって言うなら、ぴよもお願いですからどなたかフランス人のスケベオヤジを紹介してもらいたいもんですわ♪

ファッションも必見!イザベルが最初の頃着てた服って正直ぴよは趣味じゃないんだけど(特にパーティーで着てる妙なバイアスストライプの肩出しドレス・・・すげーおばはんっぽいよ。笑)、赤のケリーバッグ持った辺りからガラッと変わるネ。
服も可愛いけど、オヤジの愛人になってまず「おフランス式になろう!」と彼女が買い求める下着がぁぁぁ〜!
ありゃーラ・ペルラ(フランスの高級下着メーカー)に間違いねーよ!ケイト・ハドソンが紫色のスケスケキャミとTバックを選んでる時に後ろに映ってたブルーレースのブラとパンティのセットアップ、あれ欲しかったヤツだよぉぉぉ〜(絶叫)

と、まあ・・・話の内容そっちのけで下着とケリーバッグの行方ばっかり目で追っかけてしまうのはオンナの悲しいサガだと言えるでしょう。そんなこんなで話の中身はほぼどーでもいいんです(をい)
女子なら目で楽しめるだけでお得な作品。
男子はケイト・ハドソンがエッチ下着姿で見せてくれる悩殺ポーズにでも目を細めていればそれでよろしいかと(爆)






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2004年07月02日(金) シュレック2 (日本語吹替版)

監督:アンドリュー・アダムソン、他
声の出演:濱田雅功(シュレック)
      藤原紀香(フィオナ姫)
      竹中直人(長靴をはいたネコ)、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
新婚旅行から帰って来たシュレックとフィオナ姫のところに「遠い遠い国」から結婚披露舞踏会の招待状が届いた。遠い遠い国はフィオナ姫の故郷、両親が結婚の報告と婿を見せて欲しいと言っているのだ。シュレックと共に国に戻ったものの、娘の婿が怪物だと知ったフィオナの父は大激怒。シュレックを倒すべく刺客を送り込む父・ハロルド国王だったが・・・


【感想】
ドリームワークスのドル箱アニメーション。前作「シュレック」がアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞したのは誰もが覚えている事でしょう(実はぴよ、前作がかなりお気に入りだったんですよねー♪)
本国アメリカでは5月19日に既に公開になっていますが、公開初日5日間の興行収入は驚異の1億2530ドル(約139億円)を記録、あの「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」を破り史上最高記録を樹立。バカ売れに売れた「ファインディング・ニモ」の記録をあっさり破り、歴代興行収入第6位にまで登りつめ、今尚記録更新中という驚異の作品です!

前作はシュレックが高い塔からフィオナ姫を助けて呪いを解き(謎)、愛し合うようになるまで。
それで今作はその後結婚して幸せに暮らしましたとさ・・・てな訳にはいかないんだよーん!というドタバタ劇です。

今作のニューキャラクターは「長靴をはいたネコ」
字幕スーパー版ではアントニオ・バンデラスが声優挑戦しているよーですが(いかにもだよなぁ〜!笑)、日本語吹替版では竹中直人氏があの低音のシブイ声で頑張ってます。バンデラスと竹中氏ではビジュアルに随分ギャップがあるものの、声質を考えるとこれはなかなかイメージに合ったキャスティングだったんじゃないかと思うね。

いや・・・このネコちゃんの「悩殺ポーズ」がネコ好きにはたまりませんって!必見!マジでっ!!

「遠い遠い国」の町の様子はかなり緻密な描き込みがされてて、わざわざショップの看板を見せたりする辺りを見ると、きっとアメリカではメジャーなショップやブランドをパロってるんだろーなー・・というのは想像出来ますが、これは日本人には難しいと思いますネ。
ベタなギャグと間合いは相変わらずパーフェクトですので、日本人でもきっちり楽しめるように出来てます。

加えて劇中に使用されている音楽も「パパ&ママ世代」涙モノのノリノリに楽しめる選曲。家族みんなで見に行ってもどの世代も楽しめるよーにかなり計算されていて、本当にそのソツのなさには頭が下がります。

映像も相変わらず美しく・・・これはピクサースタジオ(ファインディング・ニモの製作会社)とはまた違った味わいのある美しさですネ。完成された美しい映像に磐石なキャラクターと展開、細かく笑わせながら見終わった後はハッピーな気持ちになれるという、老若男女が楽しめる非常に完成度の高い作品です。
続編でここまで満足させてくれる作品は実写映画でも少ないでしょう。

今回「日本語吹替版」の試写会が当たったので吹替版で鑑賞しましたが、劇場公開したら是非「字幕スーパー版」も見たいですね・・・やっぱり関西弁のシュレックじゃない方がぴよは好き(苦笑)








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2004年07月01日(木) ワイルド・レンジ 最後の銃撃

監督:ケビン・コスナー
出演:ケビン・コスナー
    ロバート・デュバル
    アネット・ベニング、他
オススメ度:☆☆☆


【あらすじ】
1882年アメリカ西部、牛を放牧しながら旅を続ける「フリー・グレイザー」式牧畜をするカウボーイ達。「ボス」と呼ばれる老カウボーイを筆頭に、片腕のガンの早撃ち名人チャーリー、そして気の優しい大男モーズと、まだあどけないメキシコ人少年バトンの4人組は、ハーモンヴィルの町を仕切る悪徳牧場主と手下によってその道を阻まれる事になったのだ。


【感想】
本国アメリカでは5週連続トップ10入りを果たした大ヒット作!
製作・監督・出演を「自称西部劇マニア」ケビン・コスナーがこなし、共演者には名優ロバート・デュバル&アネット・ベニング、そして悪の親玉役には「ハリポタ@アズカバンの囚人」から故リチャード・ハリス氏の後を継いでダンブルドア校長役を演じているマイケル・ガンボンを起用という、とてつもなく豪華な王道西部劇です。

今ハリウッドでは人気役者出演を目玉にした西部劇が流行っているんでしょうか?
先に公開になった「オーシャン・オブ・ファイヤー@アラゴルン役のヴィゴ・モーテンセン主演」も、設定は微妙ですが思いっきり西部劇な作品でしたしねぇ。

本作は舞台も設定も思いっきり「アメリカの西部劇」です。
もうどーしよーもないくらいにベタベタにコテコテに西部劇しまくって何のハズシもありません。西部劇ファンの皆さんが見たら涙しながらスタンディング・オベーション間違いなしのウルトラスーパー西部劇です!
しかも主演はケビン・コスナー。このおやぢ(本当に歳食ったよねぇ〜)がいかにも!な西部カウボーイを演じてあげましょうという、正に涙モノの一作になってます。

この作品、2時間20分も上映時間があるんですよ。
イマドキ超王道な西部劇を見せるのに2時間超えってのは随分長過ぎる感じがしたんですが、意外な事にぴよは見ていてそれ程長さを感じなかったんですよね・・・この手の王道系だったら、せいぜい我慢して見れるのは1時間半ちょっとくらいだろうと踏んでたんだけど、美しい風景と妙な間合いのギャグとケビン・コスナーの勢いに圧されて、時間を気にせずグイグイ見ちゃってる自分がいたりして、我ながらビックリですわ!(この言い方もどーかと。苦笑)

「西部劇」と聞いて誰もが想像する「男臭い骨太な展開」に、おねーちゃん(つーか、はっきり言っておばはん)との淡い恋愛を差し挟みながら勧善懲悪の世界に向かって突き進み、クライマックス後の気だるいダラダラ劇を続けながらもケビンファンを納得させるだけの説得力は強引に引きずるという、往年の西部劇ファン+ケビンファン(いるのか?)を1粒で2度楽しませようというゴージャス作品になってましたネ。

ぶっちゃけ、ツッコミどころもかなり多い作品だと思うんですよ。
クライマックスの銃撃戦だって、それ程ドキドキするよーな迫力もなかったしさ・・・それなのに見終わってみるとそれ程酷評する部分もないかなぁ?って気になるし、逆に「じゃあどこが良かったの?」と聞かれると即答出来る部分もないという・・・本当に「どうして今西部劇なの?」という疑問しか湧いて来ないという、実に不思議な作品でして(苦笑)

いや・・・でも、何だか「古き良き映画を見た」よーな錯覚を起こさせる作品でしてねぇ。
VFX多用の派手な映像がもてはやされる今だからこそ、こーいう作品が見直されるという事なのかしらね?(^-^;








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