ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2002年11月27日(水) K−19

監督:キャスリン・ビグロー
出演:ハリソン・フォード
    リーアム・ニーソン
    ピーター・サースガード、他
オススメ度:☆☆☆−


【あらすじ】
「ミハイル・ポレーニン」はベテラン潜水艦長として部下の絶大なる尊敬と信頼を集めていたが、実直で職人気質な性格が災いし、ソ連国家首脳部に原子力潜水艦「K−19」の処女航海の艦長に不向きだと断を下されてしまう。ポレーニンは副艦長に降格され、代わりに艦長に就任したのは職業思考、上昇思考の強い「ボストリコフ」だった。K−19に乗艦したボストリコフは、艦と乗組員を平気で危険に晒すような指揮を取り、ポレーニンとたびたび衝突する。
ところがNATO基地の近海を航行中、原子炉から放射能漏れ事故が発生。このままでは原子炉が暴発しミサイル弾頭が発射されてしまう…そうなれば第三次世界大戦にも発展しかねない一発触発の状態に陥ってしまったのだ!


【感想】
1961年ソ連海軍で実際に起こった事故が元になっている話なんだそーだ。とは言うものの、長い間この話は封印され、ソ連が崩壊した事でようやくかつての乗組員達から話が聞けるよーになったんだとか・・・

さて、映画が始まってハリソン・フォードが勲章ジャラジャラ付けた制服に身を包んで登場するんだけど・・・どー見てもロシア人に見えねーし(苦笑)つか、彼ってめっちゃアメリカンな顔してるやんけ!!
正直言うと、最初彼が出て来た時「あぁ、きっとハリソン・フォードはアメリカからソ連に視察に来たっていう役ドコロなのね♪」と勝手に勘違いして見てたもんねっ(わはははは)
だから映画見終わるまでずーっとずーっとずーーーーっと


違和感バリバリ! ←吠えるぅ〜♪


大体からして、この映画長過ぎる。
実際には2時間18分の上映時間だから、イマドキの映画の中ではそんなにめちゃくちゃ長い作品でもないかもしれないが、見てて「長いなぁ・・」と思わされる。これって放射能漏れ事故が起こるまでの描写に時間かけすぎてるんだと思うのよね。

この映画の一番の失敗はやっぱり「ハリソン・フォード」に冷徹なボストリコフ艦長の役をやらせた事でしょ。
だって彼って元々そういうキャラじゃないんだもん。
はっきり言ってこの潜水艦事故は、ボストリコフの無謀な指揮と、物資不足にも関わらず虚勢を張る旧ソ連の体質が原因だと思うんだけど、それがハリソン・フォードを使った事で、強引に「ボストリコフ=実はいいヤツ」を主張しなくちゃいけなくなっちゃった・・・みたいな。(-_-;)

要するに、この映画は予告編で「パニック・ムービー」を主張しているにも関わらず、実際は「ヒューマン」「エセ・ヒーロー物」に話が摩り替わっているのがよくないんじゃないかと。
つーか、もっと言うとパニック物なのかヒューマン物なのか、どっちつかずになっちゃって、映画の主題が見えない。

きゃー!今日もダメ出し大放出!(笑)


話のネタ自体は非常に面白い…つーか、興味のあるネタなんだけど。
もっと話をタイトにしてエピソードを大胆にカットしちゃった方が、パニックとヒューマンがうまく絡んで、ちょっと感動出来る話にもなったんじゃないかなぁ〜と。どーも見終わっても納得出来ないんだな。

一応クライマックスは泣かせ入りますよ。ぴよはぜーんぜん泣けなかったんだけど。(をい)




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2002年11月26日(火) ズーランダー

監督:ベン・スティラー
出演:ベン・スティラー
    オーウェン・ウィルソン
    クリスティーン・テイラー、他
オススメ度:☆☆☆☆−


【あらすじ】
マレーシア新首相の政策によって、労働者の最低賃金を引き上げられる事になった。東南アジアの安い賃金をアテにしている欧米アパレル業界の重鎮は密かに会議を開き、マレーシア首相の暗殺を計画する。その殺し屋として白羽の屋が立てられたのは「マヌケでバカで尚且つ言う事をすんなり聞く男」最優秀男性モデル賞を3年連続受賞した天然バカのスーパーモデル「デレク・ズーランダー」だったのだ!


【感想】
おバカ映画ファンのみなさま、お待たせしました!おバカ映画の決定版!ズーランダーですっ!!

この映画、ザ・ロイヤル・テネンバウムズで激しく濃いキャラクターを演じた「ベン・スティラー」が監督、原案、製作、脚本に主演もこなす、正にマルチなおバカ才能を花開かせた作品なんだけど(笑)
テネンンバウムズで共演した親友、オーウェン・ウィルソンもライバルモデルの役でしっかり出てるし、ベン・スティラーの家族も総出演&共演したクリスティーン・テイラーとは、この映画が縁で結婚までしちゃうし、もうやりたい放題なのだっ!!

何がスゴイって、ベン・スティラーが、オーウェン・ウィルソンが、スーパーモデルの役なんだよ!ブラピとか、トム・クルーズとか、キアヌとか、そーいう「美形俳優」がやるんじゃなくて、彼らが!なんだYO!(をい)
彼らがスーパーモデルを演じるという事がギャグなんじゃなくて、彼らは当たり前のよーにスーパーモデルな訳で、あまりに堂々とスーパーモデルしちゃってるので、見てて「うん♪やっぱりスーパーモデルだ♪」って妙に納得しちゃえるトコロがあまりにもスゴイんだ!(何言ってんだか。苦笑)

かなり「オースティン・パワーズ」を意識した作りなのかもしれないけど、ぴよは「オースティン〜」よりもこの映画の方が断然イケてると思う!
その理由の一つに「カメオ出演」があるんだけど、オースティンはカメオはカメオ、あくまでも本編には絡ませないおまけ扱いになってるのに対して、ズーランダーはカメオ出演の錚々たる顔ぶれが、ちゃんと映画の内容に食い込んでいる・・・簡単に言えば「エキストラ」「チョイ役」できちんと出演している。

突然現れてた「デヴィッド・ボウイ」には驚いたけどね。(笑)

スーパーモデルという職業、ファッション業界をかなり痛烈に皮肉って笑わせる。世の中の偏見?「イロ男=バカ」をそのままそっくりギャグっちゃって、「データはパソコンの中にある」という言葉をそのままそっくり受け取って、i−macをぶち壊しちゃう辺りなんて、もう笑い通り越して呆れちゃうくらいのバカっぷり炸裂!!(^◇^;)


ただ難癖付けると、余りにもおバカの度を越すと、おバカぶりに観客が着いてこれなくなってしまう・・・正にぴよもこの状態に近かったんじゃないかと思う。(^_^;)
ぴよももう一皮剥ければこの映画の炸裂おバカギャグの世界を堪能出来たと思うのにぃ〜!修行不足だぁー!(苦笑)

いや、でもね・・・おバカ映画ファンだったらこの映画を見逃してはダメです。はい♪




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2002年11月24日(日) ピーター・パン2−ネバーランドの秘密−

監督:ロビン・バッド
声の出演:ブレイン・ウィーバー
      ハリエット・オーウェン
      コーリー・バートン、他
オススメ度:☆☆+


【あらすじ】
成長したウェンディは幸せな結婚をし、2人の子供に恵まれていつもピーター・パンとネバーランドでの冒険の話を夜毎聞かせる優しい母親になった。ところが時代は1940年代、第2次世界大戦下のロンドンでの厳しい現実を前に、上の子供「ジェーン」の心はいつしか夢見る心を忘れ、ピーター・パンやティンカー・ベルの存在も信じようとしなくなっていた・・・


【感想】
ディズニー映画を見た事がない人だって「ピーター・パン」の名前くらいは知ってるハズ。
永遠に子供のままのピーター・パン。そしてちょっぴりヤキモチ焼きの小さな妖精「ティンカー・ベル」ピーター・パンを目の敵にするフック船長や海賊達、そして夢の島ネバーランド・・・

この映画は1953年に製作されたディズニー映画「ピーター・パン」の続編として、ピータ・パンと夢の冒険をしたウエンディが大人になり、結婚した後彼女の子供「ジェーン」とピーター・パン達との交流を描いた作品になってます。

今更ピーター・パン達のお遊びや冒険だけを映画化したって話になんない(苦笑)・・って事で、まるで夢を信じない超現実的な女の子「ジェーン」を真中に据える事で、ストーリーを展開させてます。
根本的にお子ちゃま向けの「愛と勇気と夢の冒険」ストーリーなのに変わりはないけど、ジェーンの存在がまるまる「夢を忘れた大人=自分」を重ねて見る事が出来るので、ある程度鑑賞に耐え得る物語になっていたと思う。

そう考えながら見てると、ネバーランドに連れ去られたジェーンが、ピーター・パン達と出会い、彼らの無邪気な行動にイライラしたり、ティンカー・ベルに光の粉を振りかけられても「この私が飛べる訳ないじゃない!」と呆れたような表情を浮かべるシーンにはぴよも共感出来てしまって(笑)
『ぴよも大人になってすっかり夢も忘れたヨゴレになっちまったんだなぁ』と思わずにいられなかったっす。(^_^;)


世界中でテロが続く現在で、殺伐とした世の中でも夢見る心を忘れてはいけないよ、という大人達へのメッセージなのか、それとも単に子供達に「信じる心、勇気を持つ心を大切にしようね♪」という道徳啓発映画なのか・・・

どちらにしても、この手の映画は親子で見に行くケースがほとんどでしょうから、大人にも子供にも何かしらのメッセージを発したいんだという意図はよーくわかります。
果たして今の子供にこのファンタジーは受け入れられるのか?そして厳しい現代を生き抜く大人は・・・?

共感出来るかは見た人次第でしょうね(苦笑)




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2002年11月22日(金) 木曜組曲

監督:篠原哲雄
出演:浅丘ルリ子
    加藤登紀子
    鈴木京香、他
オススメ度:☆☆☆☆+


【あらすじ】
4年前に服毒死を遂げた耽美派大女流作家「重松時子」を偲び、毎年命日に集う女達。時子の死に釈然としない思いをそれぞれ持ちつつも、彼女の影響をひきずる5人だが、今年の偲ぶ会は謎の花束の贈り物から幕を開けた。花束に添えられた告発メッセージから時子の死をめぐる意外な事実が語られはじめたのだ。
彼女の死は本当に自殺だったのだろうか?殺人ではなかったのか?そしてその犯人は一体・・?


【感想】
恩田陸の同名小説の映画化。・・・またしても原作未読ぅ〜(もうこれはお約束になってるのかもしんない。笑)
ですが、この映画は原作とラストのオチが全く違うらしい?・・となると、原作も是非読んで映画と比べたくなっちゃうね!

この映画はほとんど時子の家「うぐいす館」の中だけで話が展開している。話は冒頭に時子の謎の服毒シーンから入るののの、その後はいきなり時子の死後4年経ったところから始まっている。その間の各々の複雑な葛藤や釈然としない思いは、全て彼女達のセリフ回しで埋めて行くという趣向。
これがすごく生きてる。見ててぐいぐい惹き込まれる。この映画は本当に面白い!!

料理上手なうぐいす館の女主人の作る料理に舌鼓を打ちながら、美味しい酒に身を任せて、4年前の時子の死の真相をまるで酒の肴のように語る女達。
時にシリアスに語ったかと思えば、息詰まるところでふっと話を反らせ、いかにも酒の席にふさわしい他愛のない話をしたかと思えば、閑話休題。瞬く間にストーリーが展開していく・・・実に巧みに観客を引き込み、そして突き放し、二転三転どんでん返しを用意する周到な脚本。

キャストも本当によかった。どの役もどんぴしゃりにハマってる!
前回「OUT」を見た時にはちょっとイラついた西田尚美が、この映画でもOUTと同じく「おちゃらけ系」で登場しているものの、ぴよはこっちの方が断然彼女のキャラクターが生きてると思った!
やはりOUTで鮮烈な印象を残した原田美枝子も、この映画でもきっちりその役ドコロを押さえて好演。
他のキャラもとにかくイメージにぴったり合う、実に気持ちのいいキャスティングだったと思ったね♪

映画冒頭の文章をじっくり読んで、そして心に刻み付けておいて欲しい。


久々に見応えのある楽しい邦画を見た気がしたねー!!
この映画が単館上映なのは本当に惜しい!こーいう映画こそみんなに見てもらって楽しんで欲しいのになぁ〜!!




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2002年11月21日(木) サンタクロース・リターンズ!−クリスマス危機一髪−

監督:マイケル・レムベック
出演:ティム・アレン
    エリザベス・ミッチェル
    エリック・ロイド、他
オススメ度:☆+


【あらすじ】
玩具会社に勤めるバツイチ男「スコット」がサンタクロースになって8年、順調にサンタ稼業に従事していたが、実はスコットはサンタクロースであるための条件を満たしていなかった事が今になって発覚したのだった。その条件とは「サンタは結婚している事」今年のクリスマスイブまでに結婚しなければスコットはサンタの資格を永久に剥奪されてしまうというのだ!
イブまで後28日しかない・・・前妻に引き取られた息子はとんでもないいたずらをしでかすし、サンタのスコット大ピンチ!


【感想】
この映画、8年前に公開された「サンタクローズ」という映画の続編です(原題もサンタクローズ2になってました)
・・が、やっぱりコレも前作を見てないぴよだったのだ。
この映画ってヒットした?全然そんな記憶ないんだよねぇ〜・・・題名くらいは「あぁ、そんなのあったなぁ」って程度で。

要するに続編ものなので、スコットをとりまく人間関係がちょっと判りにくい。だからこの映画見に行くつもりの人は、先にレンタル屋に行って「サンタクローズ」を借りて来て見ておいた方が賢明だと思うね。

とにかくねー・・・冒頭の北極にあるサンタクロースの基地(って言うのか?)の様子とかプレゼントを作っている妖精達の様子とか、ダラダラしたテンポで話が続くんだけど、

正直に申し上げましょう。
ぴよはよっぽど面白くない映画でも、まず居眠りする事がないんですけど


前半寝ました。思いっきり♪


あー。ダメダメぢゃん。(^_^;)

だって全然面白くないんだもん。CGも「はぁ〜?」っていう出来だし、見せ場ないし、話が中盤以降になってようやくちょっと見られる展開がやって来るんだけど、それも「ようやく眠気が覚めた」程度でこれと行って面白い訳でもないし。

一応展開としてはスコットの嫁さん探しと、別れた前妻が引き取った一人息子のチャーリーとの関係、そしてスコットが不在中の北極での大騒動の顛末辺りを絡めて見せてくれてる訳ですが、どれを取っても中途半端で、一応笑わすシーンも盛り込んであるものの「それがどーした」状態の踏んだり蹴ったり。(苦笑)

まあ、子供が見るにはこれでいいんじゃないかなぁ?って気がするけど、大人の鑑賞に耐え得るとは到底思えない。
(今日も無茶苦茶言ってますけど。苦笑)

この映画、全米1位獲得したらしいんだけど、信じられないっすわ。

強いて言えば、スコットの前妻が再婚した後に出来た娘「ルーシー」を演じた子役の女の子が可愛くてよかった。
・・って、それだけしか誉めるトコロがないんかいっ!!(爆)





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2002年11月20日(水) ラスト・キャッスル

監督:ロッド・ルーリー
出演:ロバート・レッド・フォード
    ジェームズ・ガンドルフィーニ
    マーク・ラファエロ、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
ユージーン・アーウィンは米国陸軍内で伝説の将軍と呼ばれた名将だった。ところが指令無視による作戦ミスで8名もの部下を失った事で、中将の位を剥奪された上に10年間の軍刑務所収監を余儀なくされた。孫と暮らす静かな生活を夢見て囚人生活を送る事を決意していたアーウィンだったが、軍刑務所の人を人とも思わない横暴な管理体制に反発を覚えた。そして彼のリーダーとしての天性の資質、そして戦士としての誇りがむくむくと頭を持ち上げたのだ。
アーウィンは囚人達に語った。「兵士として、この旗は渡してはならない」と・・・


【感想】
ロバート・レッド・フォードの新作ぅ〜!ハリウッドの名優と言ってこの人の名前が出ない事はないでしょ!!
それにしても彼も歳取ったよねぇ・・って、コレは「スパイ・ゲーム」の時に書いたっけ?(わはは)

そんなロバート・レッド・フォードですが、御年65歳とは思えない素晴らしい肉体美!・・・もう惚れますわぁ〜♪
映画中でもその肉体を晒したいが為か(笑)わざわざ上半身裸になってくれるシーンがあってね♪
んもぉ〜♪ロバートったらいつまで経ってもお茶目さんっ♪(爆)

で、

この映画はね、↑上にちょっと書いたよーに、もうただただロバート・レッド・フォードという俳優が、いかにカッコよくてステキで男気があって素晴らしいか!ってのを見せ付けたいが為に作られたよーな映画なのよ(笑)
だから、今日も思いっきり吠えちゃうけどぉ〜 (お約束ね♪)


こんな話、ある訳ないやんけ!(爆)


にゃはははは!
だって、もうご都合主義通り越して、ただのロバート・レッド・フォードのプロモーションビデオ状態なんだもん!(^_^;)

でもね、
「じゃあ面白くないの?」って聞かれると、それが結構面白いからこの映画は訳わかんねーんだな(笑)
最初は他の囚人達に「将軍様だってよぉ〜。ここに来て一体何週間もつのかねぇ〜」みたいに小バカにされていたアーウィンが、少しずつ彼らを統率して、気が付いたらみんながアーウィンと心を通わせて1つになってる・・・正にアーウィンが持つ「リーダー」としての天性のカリスマ性を、ロバート・レッド・フォードが気持ち良く観客に見せてくれて、思わず見てるこっちも


アーウィンったら・・す・て・ち♪


って思わされちゃったぢゃないのよぅ〜!(爆)

この映画でアーウィンをよりステキに見せてくれる為に欠かせなかったキャラ。それがカリスマ将軍アーウィンに憧れつつも彼にコンプレックスを持ち、それゆえ彼に卑屈になる軍刑務所の所長「ウィンター」
ウィンターを演じる「ジェームズ・ガンドルフィーニ」がまたねぇ〜・・めっちゃイヤな笑い方すんだわ!(笑)
彼の演技がこの映画を、ロバート・レッド・フォードを、実にうまく引き立ててると思ったね!!


展開とか辻褄はぜーんぜん合ってなくてダメダメだけど(笑)名優のヒーローっぷりを堪能したい人にはオススメですよ♪



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2002年11月17日(日) マイノリティ・リポート

監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:トム・クルーズ
    コリン・ファレル
    サマンサ・モートン、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
2054年ワシントンD.C 最新テクノロジーにより凶悪犯罪を未然に防ぐ「犯罪防止局」が設置され、犯罪者はその犯行を犯す前に逮捕される事によって都市の犯罪は激減していた。ここで働くチーフ捜査官「アンダーソン」はこの完璧なシステムを信望し、忠実に任務をこなす有能なスタッフだった。
ところがある日、その犯罪予防システムがアンダーソンを未来の犯罪者としてリストアップして来た。しかも自分が殺すと予想された相手は全く面識もない相手だ。何故自分が?・・・アンダーソンは犯罪防止局に追われる身となりながら、パーフェクトだと信じ続けたこのシステムの、実は裏に隠された「少数報告(マイノリティ・リポート)」の存在を知り、その謎に迫って行く・・


【感想】
スピルバーグとトム・クルーズがタッグを組んだ!って事で、非常にマスコミが賑わしい新作!
でも本国アメリカでは結構酷評された・・・なんて噂もちらほら耳に入って来てますけどね(^_^;)

予告編見る限りではすっごいCG+アクションの連発か!って思わせてるけど、実はアクションシーンはそれ程スゴイものでもなかったりして(苦笑)まあはっきり言って見せ場のアクションシーンは全部予告編でダイジェストに見せちゃってるねぇ〜って感じっすけど(^_^;)
でもCG技術はさすが!近未来(設定が52年後ってのがこれまた妙にリアリティあるよな)のワシントンD.Cの町の様子から犯罪防止局の内部、網膜識別システム、それからアンダーソンの自宅の様子なんてかなり細かく設定されてて、こーいう小細工ってスピルバーグ好きだよなぁ♪って楽しませてくれるね。

ぴよがまず言いたいのは、この映画を「黒幕探しのサスペンス」だと思って欲しくないって事。
もちろんそれが柱なのかもしれないけど、はっきり言って黒幕が誰なのかはかなり前段階で予想がつく(笑)
この映画の面白さは「黒幕探し」部分よりも、そこに到達するまでにある数々のエピソードに対する伏線のきめ細やかさにあるんじゃないだろーかと。

映画の冒頭から中盤までに、はっきり言って「ちょっとダレる」エピソードが細かく入るんだけど、これをただの場繋ぎだと思わずにきちんと見て欲しいんだ。後々「あぁ、あのシーンはここに繋がる訳か!」とちゃんとオチ?が付いてて、なかなか手の込んだ脚本になっていたと思った。
だからはっきり言うけど、予告編で見せてくれる(そして数少ない)スリリングなアクションシーンは、逆に「一応映像的に見せ場作っとかなきゃ観客が怒っちゃうよねぇ?」てな感じで、とりあえず放り込みました的な印象がなきにしもあらず(苦笑)
ここら辺りがアメリカでの酷評に繋がってしまったんではないかと。

トム・クルーズの新作!って事だけが騒がれてる感じが強いけど、ぴよはトムよりも犯罪予防システムのプリコグ(予知能力者)の1人「アガサ」役を演じたサマンサ・モートンを評価したいね。彼女の役ドコロはかなり難しかったと思うけど、映画のイメージを壊さずにきちんと役を演じ切っていたと思う。

この映画はオリジナル脚本ではなくて、原作があるそうですが(もちろん原作未読っすー)原作が読みたくなったね。
話がかなり入り組んでいて難しいけど、相当手が込んでて面白いと思った。

が、話自体が面白いからといって、それを映像化して必ずしも「絵で見て楽しめる作品」になるとは限らない。
そういう意味ではこの映画は決して「成功した映画」だとは残念ながら言い難いと思う。


でもね、
ぴよはオチを知った今でも「もう一度見て、見落としたかもしれない細かい部分をチェックしたい!」と思ったよ。
完成度を問われればいささか問題のある作品ではあるけど(苦笑)ぴよはこの映画はかなり面白いと思った!






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2002年11月14日(木) モンテ・クリスト伯

監督:ケヴィン・レイノルズ
出演:ジム・カヴィーゼル
    ガイ・ピアース
    ダグマーラ・ドミンスク、他
オススメ度:☆☆☆☆☆


【あらすじ】
エドモンは貧しい航海士だったが、美しいフィアンセ「メルセデス」そして永遠の友情を誓った友「フェルナン」に囲まれ幸せ一杯だった。だがとある航海中嵐にみまわれ、ナポレオンが幽閉されているエルバ島に漂着。そこでエドモンはナポレオンから謀叛の手紙だと知らずに手紙を託され持ち帰った。これを何者かの密告により、謀叛の手紙を運んだ罪人としてイフ島へ島流しにされてしまったのだ。
13年の幽閉生活の後脱獄し、変わり果てた姿で故郷マルセイユに戻ったエドモンは、無実の罪が親友フェルナンの謀略だった事、更にフェルナンとメルセデスが今は夫婦となりパリの社交界にいる事を知り、復讐を誓うのだった。


【感想】
19世紀のフランスを代表する文豪アレクサンドル・デュマ。彼の同名小説の映画化。日本では「巌窟王(がんくつおう)」の名前で知られてますね。・・子供の頃読んだ記憶はあるんだけど、内容覚えてなかったなぁ(^_^;)

もうねぇ〜・・・この映画、久々の大当たり!
まず映像に息を呑むね!とにかくその荘厳で美しい景色には圧倒される。この映画のロケはアイルランドとマルタ島で行ったそーですが、とにかくため息モノですよ!
そして復讐を誓ったエドモンが「モンテ・クリスト伯」として別人に生まれ変わり、パリの社交界に堂々デビューするシーン。豪華絢爛な衣装やセットにはただただ圧倒されるしかない。

内容も演出も申し分ない。特にエドモンがイフ島に幽閉されて、そこで脱獄を企む「ファリア司祭」と出会ってからがどんどん惹き込まれる。このファリア司祭役を先日惜しくも亡くなった、映画「パリー・ポッター」シリーズの校長役でお馴染みの「リチャード・ハリス」が演じているんだけど、正にこの配役はどんぴしゃ!ファリア司祭によって、読み書きから教養、そして戦う術を教授されるくだりでこの映画の面白さは決定付けられたと言っても過言じゃないねっ!
一つ一つのセリフも実に巧みで、ラストまで気を抜けない。なにげないセリフが後に実に生きてくる巧みな展開で。
伏線の張り方もさりげなくて好感が持てる。

フェンシングの決闘シーンも迫力たっぷりだし、今回ぴよ大好き♪の「ガイ・ピアース@サル顔」が実にイケすかない貴族役やってるんだけど、これがまたハマっちゃってねー!(笑)

13年間もの長く辛い幽閉生活の間、エドモンに生きる力を与え続けたのは「復讐」の2文字。だが彼を本当に生かしたのはメルセデスへの愛だったのではないか?エドモンの復讐劇に終止符を打てるのもまたメルセデスしかない。彼女の変わらぬ愛こそがエドモンを本当に生まれ変わらせる事が出来る・・・


久々の「正統派名作系」を存分に楽しませてくれる、実に素晴らしい作品だと思う!
こんなに素晴らしい作品なのに、どーして単館ロードショーなんぢゃいっ!!(>_<)
ぴよはこーいう映画、すっごい好きなんだよぉー!大きなスクリーンでめいいっぱい楽しみたいよぅ〜!




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2002年11月12日(火) ハリー・ポッターと秘密の部屋

監督:クリス・コロンバス
出演:ダニエル・ラドクリフ
   ルパート・グリント
   エマ・ワトソン
オススメ度:☆☆☆☆−


【あらすじ】
夏休みで帰省中だったハリーは、とある屋敷に仕える妖精ドビーに「新学期になってもホグワーツに戻っては行けない」と警告を受ける。不審に思いながらもドビーの妨害を乗り越えホグワーツに戻ったハリー・ポッター。
新学期を迎えたホグワーツでは奇怪な事件が頻発する。どうやらこの事件にはホグワーツにあると噂される「秘密の部屋」が関係しているらしい・・・ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は秘密の部屋の謎を解くために立ちあがったのだ。


【感想】
当たっちゃったよー♪「ジャパン・プレミア試写会」
名古屋会場では何と8万通の応募があったらしく、70倍以上の確立という難関を突破!ぴよったらエライ!(笑)
こんな難関を突破したとゆーのに、未だに原作未読です。(^_^;)
でも原作ファンの方のお話だと、かなり原作に忠実な作りだという事なので問題ないでしょう!(をい)


前作の「賢者の石」も原作なんて読まなくても非常に判り易い、正に「子供から大人まで」フルカバーした作品だな、という印象でしたが、今回もやっぱり原作なんて読まなくても誰でも判るよーに作られていますな。ただし、前作を見てない人には厳しいかもしれません(クイディッチ、ホグワーツ他の説明が今回は一切ありませんから)

映画見ながら思った事は「今回も原作の流れを忠実に映像で再現しているんだろうな」という事。
それを2時間41分の中に収めようと必死に頑張っているのが手に取るように判るんだけど、逆に原作中で語られる色んなエピソードをそのまま原作通りに再現しようとしたが為に、1つ1つのエピソードがどれもこれも中途半端になってしまったような気がする。

例えば前作ではかなり見せ場だった「クイディッチ試合」シーン。今回も勿論登場するんだけど、このシーンは全く必要がなかったんじゃないだろうか?原作ファンにとっては欠かせないシーンなのかもしれないけど、映画の流れ的に全く絡まないクイディッチの試合が、展開をダレさせてしまう結果になったんじゃないかと思う。

最初に出て来る妖精ドビーの存在も、この映画ではあまりその存在が重要とは思えないし、ハリーのライバル「マルフォイ」と彼の父親の存在も、きっと今後の展開で大きな役割を果たすんであろう予感はさせるものの、キャラの描き込みが薄い。
森の番人「ハグリット」とのエピソードも、時間をかなり使っている割に(あの森のシーンは小さな子供が見たら確実に悲鳴をあげそうだな。苦笑)やはり話の本筋との絡みを考えると薄いと言わざるを得なくて・・・

正直言って、原作の事を忘れろ!とは言わないまでも、もっと大胆に原作で語られたエピソードを端折って、本筋の秘密の部屋の謎に関わる直接的な部分にスポットを当てて脚本を書くべきだったんじゃないだろうか?
・・だからなのか?前作でも書いたけど、クライマックスの「今回のボスキャラ戦」シーンも、それほど苦労もせずに追っ付け仕事で片付けちゃったよーな感が否めず(前回に比べれば苦戦してますけど)


くはー!
無茶苦茶酷評してますけどね、見所は多いですよ!(今更何言ってんだ!とかいじめないでぇ〜ん!)
映像の美しさは言うに及ばず、細部に渡って非常に手の込んだ映像。子供だけに楽しませるには余りにレベルの高い作りには、思わずため息やら悲鳴やら色々聞こえて来そうな完成度の高い映画だとは思うんだよ。

でも原作ファンはこの映画がどういう評価なのかわかんないけど、原作を読んでいないぴよにはちょっとエピソードを盛り込み過ぎて消化不良気味な感じを受けなくもなかったんですけどね。(^_^;)




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2002年11月11日(月) セレンディピティ

監督:ピーター・チェルソム
出演:ジョン・キューザック
    ケイト・ベッキンセール
    ジェレミー・ピヴェン、他
オススメ度:☆☆☆


【あらすじ】
クリスマス直前のNYの百貨店で、1組しか残っていなかった手袋を取り合った事で知り合った男女。2人は急速に惹かれ合い、偶然の出会いに楽しい一時を過ごす。別れを惜しむ「ジョナサン」に、セレンディピティ(幸せの偶然)を信じる彼女「サラ」は1つの提案をした。ジョナサンは5ドル紙幣に、そしてサラは持っていた本にお互いの名前と連絡先を書いて手放す。それがいつか偶然どちらかの手に渡った時に運命の扉は開かれるであろう、と。
結局巡り合えなかった2人は、数年後お互いフィアンセとの結婚式を数日に控えて「あの日の偶然」のありかを探すのはこれが最後のチャンスだと確信した・・・あの日の出会いは「偶然」なのか、それとも「運命の出会い」だったのか?


【感想】
これからのクリスマス・シーズン、カップルで映画見てラブラブしたい♪
・・・そんな2人にとっておきの今年の冬1番の大物ラブ・ストーリーになるか!?

NYでふんだんにロケっていて、あの高級百貨店「ブルーミングデールズ」や「ウォルドルフ・アストリア・ホテル」そしてNYの恋人達の冬のデートスポット、セントラル・パーク内にある「ウォルマン・スケート・リンク」等、まるでNYガイドブックばりにじゃんじゃん美しいNYを見せてくれる。
この映画のタイトルにもなっている、カフェ「セレンディピティ3」も実在するカフェなんだそーです。
・・これは先のテロで観光客が減ったNYを元気付けたい、という思い入れもあるんでしょうな。だったら次回は是非バリ島を舞台にステキなラブ・ストーリーを撮ってもらいたいもんだ(苦笑)

話はたまたま偶然出会った男女が、3度目の正直で「運命の出会い」を果たす事が出来るのか?ただそれだけを長々引っ張る訳ですが(苦笑)ただ偶然を待ってるだけじゃー映画にならない。
この映画のいい所は、偶然を信じて生きて来たものの、自分達の人生がいよいよ正念場を迎える時になって、自らの努力で「偶然」を「運命」に変えようとお互いが努力するところ。

これを「結局幸せの偶然なんてモノはなくて、自分で動かなきゃダメなんじゃーん。運命の出会いなんてウソね」と簡単に片付ける人もいるかもしれないけど、ぴよは「運命の出会いとは自らの努力で引き寄せるモノなのだ」という風に好解釈しましたけどね。

サラ役を演じた「ケイト・ベッキンセール」が非常に魅力的。すっごく愛らしい表情の女優さんなんだけど、イマイチ「華」を感じなかったなぁ・・・今後どう化けるかがちょっと注目かも!?

ただ、あまりにすれ違い過ぎて少々イラついた。(^_^;)
「ちょっと、そりゃないんじゃないのぉ?」ってツッコミ入れたくなっちゃったシーンも多々あり・・・(苦笑)
系統として「ユー・ガット・メール」に近いかと。ユー・ガット・メールは、実はお互いが身近にいるのに気付かずにすれ違うのに対して、こちらはお互いが判っているのに見付けられずにすれ違う・・・

そういう意味ではあまり新鮮さを感じなかったのが惜しかったかも。





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2002年11月08日(金) 記憶のはばたき

監督:マイケル・ペトローニ
出演:ガイ・ピアース
    ヘレナ・ボナム・カーター
    フランク・ギャラチャー、他
オススメ度:☆☆


【あらすじ】
15歳の「サム・フランクス」は夏休みに寄宿学校から故郷のジェノアに戻った際、幼馴染みで淡い恋心を抱いていた少女「シルヴィ」と川遊びをしていて、彼女が川で行方不明になってしまう。
20年後、メルボルンで精神分析医になったサムは父が亡くなった事で、あの事件以来足を向ける事のなかった故郷ジェノアに戻って来た。ある嵐の晩に川で溺れている1人の女性を助けた。彼女は事故のショックで記憶喪失になっていたのだが、何故か幼い日にシルヴィとした「言葉あそび」で彼女と同じ答えを導き出し、そしてシルヴィが好きだった詩をそらんじ、そして催眠療法によって彼女が口にした言葉は、正にシルヴィとの記憶を呼び起こすものだったのだ・・・


【感想】
ガイ・ピアース好きなのー♪あのサル顔!可愛い!(一応誉めてるのね。汗)
この映画名古屋では1館だけ、しかもレイトショーのみの上映。更に今日が最終日だった!(やばい・・見逃す所だったぜ)

えと。
これはもう、ただ単にぴよがいけなかったんですけど(ノッケから言い訳入ってます)予告編見た時から勝手にサスペンスだと思ってたのね。幼い日に失ったシルヴィの記憶と被るこの女性の正体は一体誰なのか!?みたいな謎解きサスペンスだとばーっかり思ってたのねっ!

全然違った・・・って、だからがっかりするのも何なんだけど、予告編見て勝手に自分で脚本考えて期待しちゃーいけないという好例ですわね(そう言えばサインもそーいうクチだったなぁ。苦笑)

この映画、途中まではすっごくそういう「サスペンスちっく」な何かを予感させる作りのよーな気はするの!
なのに・・・段々話が佳境に入って来て「あれ?」「あれ?」「・・・これって、もしかして違うの?」みたいな、怪しみながらもオチを期待して・・・そしてラストはやっぱり【ファンタジーオチかい!】(←超ネタバレだと思うので文字隠しましたわ。未見の方はドラッグしないよーにな)って、スコーンと脱力する、みたいな。(^_^;)

でもね、見終わってからよくよく考えると、サスペンスを期待しないで見れば確かによく出来た面白い作りなのよ。
たぶんこの映画がサムの【トラウマの解放】を主題にしているのだと決定付けるシーンは、川で助けた女性「ルビー」が綴ったスクランブル・タイル(アルファベットが一文字ずつ書かれたタイル)の文字「ruby me(ルビー、私)」を、彼が本能的に並べ替えるシーン・・・だと思うんだけど。

それにしてもね、どうしてぴよがこの映画を予告編だけではなく、見始めても尚サスペンスだと途中まで疑わなかったのかと考えると、「ルビー」の存在があまりにリアル過ぎたせいなんじゃないかと思うのよ。
これ系の秀作は【ゴースト】だと思うんだけど、あれくらい判り易く彼女の位置付けを提示してくれれば、こんなに混乱しなかったと思うし、割といい話になったと思うんだ。


そういう意味では、脚本は決して悪くないのに、見せ方が悪いから観客を悪い意味でミスリードしてしまった作品なんじゃないかと思うんだけど・・・つーか、勝手に勘違いしたぴよの負けなのですか?(涙)




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2002年11月06日(水) ショウタイム

監督:トム・デイ
出演:ロバート・デ・ニーロ
    エディー・マーフィー
    レネ・ルッソ、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
ロス市警勤続28年のベテラン刑事「ミッチ・プレストン」はとある囮捜査中に、事情を知らない制服警官「トレイ・セラーズ」に邪魔された上、犯人を取り逃がし、挙句集まったマスコミのカメラに発砲して大問題になってしまう。ところがそれを見たTV局の敏腕女性プロデューサーが「これはイケる!」と、ミッチを密着取材する番組を思い付く。ミッチの相棒役を募集した所、元々役者志望だったトレイが臭い演出で自分を売り込み、まんまとミッチの相棒役をゲットしたのだ。
番組の名はズバリ「ショウタイム」…TV出演に超ウカれるトレイと、上司からの命令でしぶしぶトレイとタッグを組む事になったものの、どうにもやる気のないミッチ。2人のでこぼこコンビが誕生だ!


【感想】
デ・ニーロとエディー・マーフィー、共に刑事は当たり役だけど、まるでその方向性が違う。これを共演させようなんて誰が思い付いたんだろう!今までこの2人が共演なんて考えた事もなかったさ!!

今までの出演映画でのイメージ通り、デ・ニーロは渋い一匹狼が似合うベテラン刑事。そしてエディはお約束通りノリノリでおしゃべりで派手なパフォーマンスのお調子者。2人のイメージをそのまま壊さないよーに映画を作ろう!という企画から始まると、こうなるしかないのかなぁ?とも思えるけど・・・

この脚本はイケてないでしょ(苦笑)

にゃははははー!今日も吠えるぅ〜♪

大体からして、設定が無理有り過ぎだし。(^_^;)
いくらショウビズの国アメリカだからって、こんな事ある訳がない。だから何もかもがあまりにご都合主義な展開で、怒りを通り越して思わず笑っちゃったもんね!!

エディー・マーフィーはおバカ映画好きのぴよにとって絶対に外せない俳優だけど、最近これ!っていう当たり映画がありませんよね。でもこの映画見てぴよは確信した!・・・ちょっと彼のワンパターンな演技に飽きたな、と(爆)
それに比べてぴよは今までそれほど興味はなかったんだけど、デ・ニーロが好きになって来たかもしんない!彼、本当に歳取ったなぁ〜と思うけど、それにしても老いて益々演技の幅が増えて来たんじゃないかな。この映画でもやっぱり「渋め」キープなんだけど、大真面目な演技でクスッとさせてくれる辺りなんて、ちょい惚れかも♪

想像していたよりもそんなに派手なシーンがなかったと思うんだけど・・・これはハリウッド映画の見過ぎでぴよの感覚が麻痺してるだけなのか?でもクライマックスの「ボナヴェンチャー・ホテル」のシーンは圧巻でしたな。


アクション、お笑い、派手な銃撃戦、どれを取っても及第点は付けられる楽しい映画だとは思うけど、この2人が夢の共演をしたというのに、ちょっと小粒な出来なんじゃないかなぁ〜と思うよ。・・・あ、でも見て損はないと思うけどね♪(^◇^;)




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2002年11月05日(火) 天国の口、終りの楽園。

監督:アルフォンソ・キュアロン
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル
    ディエゴ・ルナ
    マリベル・ベルドゥー、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
フリオとテノッチは高校を卒業したばかりの17歳。お互いの彼女が海外旅行でいなくなってしまったために、欲望にはちきれんばかりの男2人が侘しいサマー・バケイション。そんなある日、親戚の結婚式で偶然出会った美貌の人妻「ルイサ」に目を奪われた2人は、存在すら知らない伝説の海岸「天国の口」へ海水浴に行こうとちょっかいをかけた。
アテにしてなかったのに、ルイサから翌日電話がかかって来た。「天国の口に私も連れてって欲しい」と。
かくして若者2人に人妻の3人で「天国の口」へのアテもないドライブ旅行が始まったのだ。


【感想】
メキシコでは2001年度の年間興行収入第1位を記録し、社会現象にもなった映画なんだそーだ。
ふ〜ん・・・どんな映画なのかなぁ?と思ってたんだけど、映画冒頭から飛ばしまくってまっせー!!


ぼかしバリバリで エロ、炸裂!(笑)


こりゃ〜「R-15指定」にもなるわな。(^_^;)

で、映画自体は「友情」「愛情」「孤独」「人間関係」・・・青春時代の甘美で切ない様々な感情をドライブ旅行を通じて浮き彫りにさせて行って、この「一夏のバカンス」によって少年達が大人になって行く・・ってのが主題なんだろーけど、その主題を引っ張って行って全体を支配するのが「セックス」
・・・これは、ダメな人はダメだろうなぁ。カタブツさんが見たら「なんてお下劣なのっ!」って叫んじゃうかも?実際、映画のかなり最初の方で席立って出てっちゃった女の人、いたよ(^_^;)

でもね、実際に17歳のヤローの頭の中なんて「エッチ」な事で爆発寸前状態でしょ(笑)
それがホントに等身大・・・等身大以上?に赤裸々に表現されてて、でもぴよはちっとも不快には思わなかったけどね。

映像の作りも手持ちビデオを持って行って、旅行の過程をそのままそっくり流してるよーなロード・ムービー。
赤茶けた大地も、ひなびた村も、そこに息づく人々もそっくりそのままドキュメンタリーのように見せる。

それだけぢゃー映画として面白味に欠けるんだけど、この映画の面白いのはナレーションだと思う。
映像の途中で突然音が消えて、そして謎の男の声で淡々とナレーションが入る。このナレーションが決して話の流れを止める訳ではなく、かと言ってリードしている訳でもなく、でもナレーションが入る事で淡々とした展開をピリっと引き締める存在になってて、これは新鮮な演出だなぁと思ったね!

ルイサのその後の展開がこの映画ではオチらしいオチと言えるのかもしれないけど(伏線は映画の最初の方にある)
でも予告編見た人ならこれは想像付いちゃうもんね。
はっきり言って「彼女は最期の夏、2人の少年と旅に出た…」っていう映画宣伝のコピーね、コレありがた迷惑よ(^_^;)


メキシコの美しい風景を堪能しながら少年が大人になるための「儀式」を見るような・・・そんな不思議で甘美な映画。






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2002年11月04日(月) MON−ZEN(もんぜん)

監督:ドーリス・デリエ
出演:ウーヴェ・オクセンクネヒト
    グスタフ=ペーター・ヴェーラー
    ペトラ・ツィーザー、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
中年ドイツ人兄弟「ウーヴェ」と「グスタフ」、兄のウーヴェは子育てを全て妻任せにしておいたのがたたったのか、ある日妻子に愛想つかされ逃げられてしまう。気が動転したウーヴェは風水カウンセラーをしている弟グスタフの家に転がり込むが、丁度グスタフは長年の夢だった日本への禅寺修行の旅に出る準備をしていたのだ。
半ば強引にグスタフの旅に同行したウーヴェだが、兄弟を待ち受ける禅の国・ニッポンでとんだ珍道中を繰り広げるのだ!


【感想】
日本の「禅」を取り上げたドイツ映画。ちょっと謎の雰囲気がぴよの「おバカ映画好き」の血を騒がせましてね♪
予想した通り、この映画も全くもっておバカでおバカで、ぴよの超ツボっすよぅ!!

ウーヴェとグスタフの兄弟がとにかく濃い!濃いんだけど、決して大袈裟な演技やオーバーアクションで笑わせようというんじゃないところがいい♪むしろ演技も兄弟それぞれのキャラクター自体も、どちらかと言えば「地味で暗い」感じなのに・・それなのにやっぱり「濃い」んだよ。

「禅」は西欧・欧米では非常に人気だそーで、かの国の方々には「東洋の神秘」のように写るのかもしれません。
映画中でも「禅」に憧れる弟グスタフが「my座布団」で座禅を組んだり、リビングに「ぷち・枯山水」を作ったりしてしていて、それがまた笑いを誘います。

この映画中の日本(東京)の描写もなかなか面白い。
とんちんかんな表現なんじゃなくて、外国人が見た「日本の不思議」をそのままそっくり見せていて、なるほどなぁと思わせてくれる。例えば町中で老いも若きも携帯電話を手に持って話をしていたり、開店同時に入ったデパートでは、自分達に次々と店員がお辞儀をしながら挨拶してくれたり・・・
この映画は東京でのシーンは渋谷や銀座を中心にゲリラロケをしたそうで、たぶん撮影許可も取らずに勝手に撮影しちゃってる部分、多いんでしょうね(そう思わせるシーンが多々あった)

日本人のぴよもほとんど知らない「禅の世界」
禅寺ロケは実際に石川県にある曹洞宗の総持寺の全面協力を受けて、更に総持寺の現役の住職や僧侶らがそのままの姿で映画に登場しているそうです。この寺での修行シーンはほとんどドキュメンタリー・タッチで、実際に禅寺修行をするとこういう体験をするのだなぁ、というのがよーくわかります。・・って言うか、ぴよ全然「禅」の事知らなかったから、結構勉強になっちゃったね!(^_^;)


映画全般に流れる滑稽な笑いと、ありがたぁ〜い「禅の世界」のお話。
両方が楽しめて、映画を見てる内になんだか自分が「外国人」の目で日本の風景や禅の世界に触れているような気持ちがしてくるから不思議だよ。

最後の最後まで笑わせてくれる・・・この兄弟が大真面目にやればやる程笑えるんだもん!おバカ映画ファン、必見!!






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2002年11月03日(日) プロフェシー

監督:マーク・ペリントン
出演:リチャード・ギア
    ローラ・リネイ
    ウィル・パットン、他
オススメ度:☆☆☆☆−


【あらすじ】
ワシントン・ポスト誌の敏腕記者「ジョン・クライン」と妻「メアリー」ある日夫婦で出かけた帰り、メアリーが突然悲鳴と共に車のハンドルを切り、事故を起こし入院する。するとたまたま検査した結果メアリーには脳に腫瘍が出来ている事が判り、その後あっけなくこの世を去ってしまうのだ。
だが、メアリーは事故後ベッドで夫ジョンに「あれを見た?」という謎の言葉と、不可解な沢山の絵を残していた。
それから2年後、ジョンは仕事のため車でワシントンD.Cからリッチモンドに向かっていたのだが、1時間後何故か600kmも離れたウエスト・バージニア州ポイント・プレザントという町にいたのだ。そしてその町で不可解な出来事が頻発しており、更にその出来事と生前メアリーが口にした謎の言葉が関連している事を知る・・・


【感想】
リチャード・ギアの新作だよ!しかも封切り2日目にして、劇場には客が30人いなかったんじゃないか?
どーよ!これでいーのかよっ!?(苦笑)

この映画についてほとんど前知識がなかったんだけど、まず見ながら思った事は「Xファイルネタっぽいなぁ」という事。
未知の何かの存在とか、ある特定地域で(しかもほぼ同時期に多数の人が経験する)幻覚が、幻聴が・・・ってのはXファイルのお得意ネタだよね?この映画も正にドンピシャでそのネタですわ。
そう思いながら見たからって訳でもないんだろうけど、映画の構成もTVドラマっぽいと思った。

TVドラマってCMがちょこちょこ入るから、視聴者を飽きさせないよーにCM前に必ず何か次に繋がるヒントだったり、CM後の展開を気にさせるよーに小さなクライマックスシーンを入れますよね?
この映画も短いシーンを繋いで頻繁に場面が切り替わるんだけど、その1つ1つのシーンに何かしら観客の気を惹く「ヒント」だったり「クライマックス」を用意して、飽きさせないで先の展開を心待ちにさせるよーな演出をしていると思ったのよ。

で、この映画の主題は「未知の何かからの予言(メッセージ)」
それが「あるか、ないか」じゃなくて、「あると確信した(体験した)人達」の話・・って書くと乱暴か?(^_^;)
しかもこの映画のスゴイ所は、その「予言」を必ずしも「人間の為の善意の予言」っていうキレイ事にしていないところ。
更に・・・(ここからネタバレ?なので、未見の人はドラッグしないよーにね♪)
結局その予言は誰によってもたらされたものなのか?という「答え」がない。これを「中途半端にごまかすんぢゃねーよ!」と思う人もいるかもしれないし、逆に妙に陳腐な…異星人だの、神様だのってオチを付けなかった潔さを評価する人もいるかもしれない。ぴよはどちらかと言えば後者の口だ。

それにしても、バラバラに色んな出来事を見せておきながらも、ラストシーンへの伏線の張り方が実に巧みで、これには思わずぴよも「なるほど!これはウマイ!」って膝を打っちゃったね♪(笑)


まー・・・でもこの映画、想像以上に怖かった。
惨殺シーンがバンバン出る訳でもないし、音でびっくりさせたりするシーンもほとんどないんだけど、それにしても心理的にゾゾーッとさせる映画だったよ。何時の間にか鳥肌立ってたし!

何が怖いって、この映画。
実話を元にしてるらしいんすよ!マジっすか!?こんな事、実際にあったんすか?
冗談ぢゃないよぅ〜・・・ったくぅ〜!ぴよを寝かさないつもりかね?をい。(>_<)







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2002年11月02日(土) ディナーラッシュ 

監督:ボブ・ジラルディ
出演:ダニー・アイエロ
    エドアルド・バレリーニ
    カーク・アセヴェド、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
ニューヨークの流行発信地・トライベッカ、この街で長年人々に愛されて来たイタリアン・レストラン「ジジーノ」は今正に変化の波が訪れていた。と言うのも、伝統的イタリア料理を好み、守り続けて来たオーナー「ルイ」の意に反し、跡を引き継いだ料理長である息子の「ウード」は、この店をトレンディでオシャレな高級レストランに変貌させてしまったのだ。
そしてこの高級レストランに個性的な客が次々とやって来る。ジジーノを乗っ取ろうとするギャング、ウードと愛人関係にある女性料理評論家、あるいは鼻持ちならないギャラリーのオーナーや、常連の証券マン・・・


【感想】
予告編見た時から「美味そうだなぁ〜♪」と思ってたんだけど(をい)
レストランが舞台の映画だから、当然厨房の様子がバリバリ出て来て・・・実に料理が美味そうなんだ♪(笑)

このイタリアンレストラン「ジジーノ」はトライベッカに実在するレストランで、しかもこの映画の監督ボブ・ジラルディがオーナーなんだそーだ。要するに自分のレストランの宣伝映画なのか?(爆)
でも実に食べ物や食材が美味しそうに撮れてるのは、やっぱ自分のレストランに愛情注いでるからかね?(^-^)

さて、この映画。
「ジジーノ」でのとある一夜の出来事を描いているんだけど(その一夜に対する前段階の伏線はあるものの)実に沢山のネタをバラバラに提示していて非常に混沌としているハズなのに、ちゃーんと最後にオチが付いてまとまる。構成が面白いというか非常に巧みだと思った。

オーナーと息子の関係、オーナーと副料理長との関係、息子と副料理長との関係、更に副料理長とギャングとの関係、はたまた客とオーナー、客と息子、客と客、スタッフ同士の関係・・・と、映画中に出て来る人間関係は網目状に張り巡らされていてるにも関わらず、映画を見ていて混乱する事がない。すごくすっきりしている。
これは、場所を「レストラン内」というごく限られた空間の中に収めてある為なのか、それとも見せ方がウマイのか。

一見して映画の展開に意味のないキャラクターが、実はきちんと映画の中で役割を果たしている辺りなんかは、映画の最後まで来て思わず「なーるーほーどーねーっ!」と声をあげたくなっちゃう(笑)


見て楽しくて美味しい、そして見終わってスッキリして、美味しいイタリアンが食べたくなる・・・

やっぱりこの映画は「是非実在するジジーノにも来てね♪」っていう映画なのかしら?(笑)





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2002年11月01日(金) xXx −トリプルX−

監督:ロブ・コーエン
出演:ヴィン・ディーゼル
    サミュエル・L・ジャクソン
    アーシア・アルジェント
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
アメリカ国家安全保障局(NSA)は頭を抱えていた。かつてソ連が開発した生化学兵器の盗難事件に絡んでいるとされるテログループ「アナーキー99」を捜査していたが、彼らの本拠地プラハに送りこんだエージェント達はことごとく見破られて抹殺されていたのだ。だが組織に潜り込んでテログループの真の目的を探るにはどうしても囮捜査は必要・・・そこで一計を案じ、エージェントをワルに見せかけて送り込むのではなく、本物のワルをエージェントに仕立てて送り込む事にしたのだ。
白羽の矢が立てられたのは、法律や規律になんて目もくれない命知らずのエクストリーム・スポーツ(X‐スポーツ)のカリスマ、首の後ろの『xXx』の刺青がトレードマークの男「ザンダー・ケイジ」だった。


【感想】
たまにはハリウッドらしい映画が見たい!・・・そんな時はアクション・ムービーに限ります♪
そういう意味でこの映画は正にうってつけ!(笑)

話の筋なんてどーでもいいのです。↑上にあらすじ書いたけど、これだけ知ってたら後は何も知識必要なし。
ただただ「これでもか!」ってくらいアクションの連発で、それ見て「おぉぉぉ!」と声を上げていればOKのお気楽極楽痛快アクション!これぞハリウッドならではのエンターテイメント!!

ド派手なスタントとCG合成で見せる!見せる!!オチなんて最初っから判ってるから(笑)本当にただのアクション娯楽として楽しめる点ではこの映画は大成功してると思う♪
何しろ主役の「ヴィン・ディーゼル」がめちゃくちゃカッコいい!マッチョな体にちょっと愛くるしい目のヴィンを見てキャーキャー言っていられる人だったら、絶対に見て損はないぞ!!

逆に、脚本だったり構成だったり辻褄を考えちゃう人には全く向かない(苦笑)

カメラアングルがやっぱりハリウッドなんだよね。
大きく引いたかと思えば突然アップでコマ撮りしたり、スローで流してから一気にスピード感のある映像を持って来たりして、実にアクションシーンが生き生きとした絵になってる。それに音楽もこの映画のイメージにぴったり合っててワクワクする♪

ただ、アクションシーン以外はどーにもこーにもイケてない(爆)


ハリウッドらしいエンターテイメントを楽しみたい人には超オススメだよ!
ぴよはこーいう中身空っぽのアクション映画も大好きです♪(^-^)





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