2002年09月30日(月) |
エブリバディ・フェイマス! |
監督:ドミニク・デリュデレ 出演:ヨセ・デパウ エヴァ・ヴァンデルフフト ウェルナー・デスメット、他 オススメ度:☆☆☆☆−
【あらすじ】 工場勤務で何とも冴えないオヤジの「ジャン」彼の願いは愛する一人娘「マルヴァ」の歌手になりたいという夢を何とかして叶えてやる事。のど自慢に何度出ても全く評価されない娘。でもそれはマルヴァが悪いのではなく、マルヴァの魅力を表現出来るような既存の歌がないからなのだ!と思ったジャンは自分で娘のために作曲する事にした。 そんなある日、ジャンの工場が倒産して解雇されてしまう。落ち込むジャンだったが、ひょんな事で超人気歌手「デビー」に出会い、勢いで彼女を誘拐してしまったのだ!ジャンはデビーのマネージャーに脅迫電話をする。 ところがそれは現金の要求ではなく、愛するマルヴァをデビューさせるために・・・?
【感想】 予告編のコピーからして「ダメ親父、今立ち上がる!」だもんねっ(笑)見ない訳ないっすよぅ〜♪←おバカ映画ファン この映画、名古屋では先週土曜日封切りだったんだけど、東京では既に公開終了してるんですね。関東方面にお住まいのこの映画をご覧になってないみなさん、惜しい事しましたわねぇ〜!(笑)
ダメ親父の「ジャン」が実に情けない風情で。家族思いの上、娘の「マルヴァ」を心から愛しているのがすっごくよく判るんだけど、本当にまるっきり一人で空回りしちゃっててね。実にいいキャラクターしてんだなぁ!(笑) しかもジャンがありったけの愛を注ぎ込んでいる娘の「マルヴァ」ってのが、これまた実にイケてないデブで(爆)よくもここまで「イケてない家族」がとてつもない大志を抱けたもんだと感心するやら笑えるやら!
人気歌手の「デビー」を思い付きで誘拐しちゃったかと思えば、その後のジャンの行動もまるで行き当たりばったりで、本当にダメ親父っぷり炸裂なんだけど・・・どうにもこうにも憎めない、いや「愛すべき」親父なんですよ。 ジャンを取り巻く人々もマヌケですっとぼけててどうしようもないのばっかりなんだけど、やっぱりどこか憎めないキャラクター揃いで。いわゆる「B級映画」の王道なんだけど、こういうの好きな人は絶対にハマるんだよねぇ〜♪
話のネタ的には相当面白いんだけど、脚本も演出もかなり弱い感じはするんだな(^_^;) 何もかもがご都合主義に展開してて、ツッコミどころ満載!というよりも、ツッコミが入らない場所がないと言っても過言じゃないくらいに辻褄も合わなきゃー強引に話進んじゃってるし(苦笑)
それでも「超B級娯楽映画」として存分に楽しませてくれるだけの魅力を放っている。逆に言えば、もっとしっかりした脚本と演出があればこの映画は世界的大ヒットになる可能性も秘めていると思えるだけに残念だなぁ〜と。(^_^;) 最近の映画界はリメイク・ブームだし、もしかしたらもっとしっかりした脚本と演出でこの映画を蘇らせたいと思ってくれる監督さんがいるかもしんない!既に見逃してしまった人はリメイクされるのを期待しましょう♪(笑)
何がってね、マルヴァのためにジャンが作曲した「ラッキー・マヌエロ」という歌ですよ!! 映画見終わって最低1時間、いや半日・・・1日以上かもしんないな・・・ 〜♪ラッキー・マヌエ〜ロォ〜 って頭の中でリフレインするね!(笑)
CDカットして欲しいくらいだわ。この歌だけにハマると言ってもいい!(爆)
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