監督:ショーン・ペン 出演:ジャック・ニコルソン ロビン・ライト・ペン ベニチオ・デル・トロ、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 雪の夜、少女のむごたらしい死体が発見された。その日で引退だという刑事「ジェリー」は現場に向かい、惨殺された少女の母親に必ず犯人を捕まえると「プレッジ(=約束)」する。退職まで6時間。 目撃証言から直ぐに前科があり知的障害を持つインディアンの青年が容疑者として逮捕され、強引な取り調べにより自白もした。ところがその直後容疑者のインディアンは警官の銃を奪い自殺してしまったのだ。 事件は解決したかに見えた。だがどうしても容疑者の自白に納得が出来ないジェリーは1人犯人を追う事を決意したのだ。
【感想】 ショーン・ペンって言ったら「I am Sam」で散々ぴよを感動の渦に巻き込んでくれた実力派俳優よ。 果たして「名優は名監督たらしめるのか!?」お手並み拝見ってヤツです♪
まずジャック・ニコルソン、歳食ったねー!(をい) いやはや・・この人本当にいい役者さんね。つーかね、この映画ってナニゲにすげー豪華キャストなのよぅ! 主役のジャック・ニコルソンは言わずと知れてますが、他にもサム・シェパード、ミッキー・ローク、ハリー・ディーン・スタントン・・・何よりぴよが大・大・大注目のベニチオ・デル・トロの名前を冒頭のキャストロールで見つけた時は大興奮したわねっ! 映画始まって「容疑者は前科のある知的障害のインディアン」って聞いた時には何やらいやぁ〜な予感はしたものの、見事に的中(爆)しかもかーなーりーイっちゃってる役だし(しくしく)
べにちおぉぉぉぉー!そんな怪しい役で出るなよぉぉぉぉーっ!!(半泣)
私感はこれくらいにして、と。 話自体決して悪くないと思うんだけど、なんだろーなぁ?またしてもぴよのツボに入らず(苦笑)
まずジェリーがどうしてここまでこの殺人事件にこだわるのかぴよには判らなかった。つーか、それ判ってあげなきゃ映画として全然成立しなくなっちゃうんだけど(笑) そこんとこが気持ち入り込めなかったので、後の展開も「?」の連発。どーしてガソリンスタンドまで買う?それもこれも全部「プレッジ」だから?・・・ふにゅぅ〜。最初でつまづくとどーもイケません。
名優揃いだから演技に文句は付ける場所ないわよ。でも引退後のジェリーの生活って言うのかな?話が展開するまでが結構ダレる感じがしなくもない。あの途中のダラダラしたエピソードに時間かけるよりもジェリーが何故そこまで「プレッジ」にこだわるのか、をキメ細やかに見せてくれた方がぴよには納得出来る映画になったと思うんだよねー。
この映画は「真犯人は誰なのか」が目的じゃなくて、真犯人がいると信じたジェリーが少しずつ狂って行く展開が見せ場の映画だと思うのですが(ここから例によってネタばれ?につき未見の人はドラッグしないよーにね) 【ジェリーは本当に狂ってしまったのだろうか?結局真犯人は誰なのかというはっきりした提示はなかったと思うけど(それらしい人物は出て来たものの)あれは真犯人がいるとは思っていない周りの人間から見てジェリーが狂ったように見えただけではなかったのか?】
結局、映画中ではその全てをつまびらかにはしていない感じがしたんだけど。 ラストのオチ?が非常に曖昧と言うか、観客の想像にある程度ゆだねている感じがしたわ。 脚本も悪くないと思うんだけど・・・単純に「後味が悪い」という気持ちにさせられちゃったのよね(^_^;)
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