2002年05月26日(日) |
コレリ大尉のマンドリン |
監督:ジョン・マッデン 出演:ニコラス・ケイジ ペネロペ・クルス ジョン・ハート、他 オススメ度:☆☆☆☆
【あらすじ】 第二次世界大戦下のギリシア・ケファロニ島、美しいこの島にイタリア軍大尉アントニオ・コレリが占領軍としてやって来た。コレリ大尉は島の診療所に宿舎として身を寄せるが、そこで美しい島の娘「ペラギア」と出会う。 初めは占領された屈辱とイタリア人特有の楽天的な様子のコレリに眉をひそめるペラギアだったが、コレリの人柄に触れる内にいつしか2人は愛し合うようになって行く・・・
【感想】 どーしてこの映画、映画館で上映中に見に行かなかったんだろう・・・後悔先に立たずですわ。(^_^;) (DVDで見たのねーん) イタリアでは20人に1人は所持しているとまで言われる程の大ベストセラーになった同名小説の映画化。
まず映像の美しさに目を奪われます!!ロケを実際に舞台になったケファロニ島でしているそーですが、本当にため息が出る程美しい島なのです。この風景見るだけでもこの映画見る価値あるぞ!(笑) そしてニコラス・ケイジ、陽気で楽天的なイタリア野郎を好演してます♪映画全般に流れる音楽の数々、そしてニコラス・ケイジがアテレコなしで頑張ったというマンドリン演奏がこの映画の叙情的な美しさに花を添えていますわ♪
この映画はあくまで「恋愛モノ」のカテゴリに入るのだろーけど、話の大筋は史実にのっとっているのです。 それだけにイタリア兵が虐殺されるくだりは本当に切ない。映画中に戦闘シーンはほとんどないんだけど、逆にこれでもかと戦闘シーンを見せ付けられない分、虐殺の悲劇が身につまされるのです。これは本当に演出勝ちしてると思う。
ただね、結末がぴよ的にはちょっと意外だったかも。 実はぴよはこの映画、予告編見ただけで勝手に【結末は悲恋の物語だと思ってたのです】 (超ネタバレ?につき文字隠しました。どーしても見たい人はドラッグして見てちょーだい) 結果的にはこれでよかったのかもしれないけど・・・原作の結末はどーなんでしょう? 久々に映画見てから「原作読みてぇ〜!」って思える映画に出くわしましたわ。
非常に格調高く、しかも品のないぴよにも入り込み易い(苦笑)いい映画を見た気分です♪
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