本日から３７歳である。といっても別段何も変わらないのではあるが。
折角だから、今までをふり返ってみようかな。私にはいくつか転機があったなぁ。
　６つの時、今の母が我が家にやってきたときのこと、今でも覚えている。
１３の時は父が突然逝ってしまったことで、環境ががらりと変わった。
今まで以上にストレスもあったし、寂しさも増えた。でもやりたいことを素直に
やっていれたのは、母のお陰なんだろうなぁ。
　１８で高校卒業後すぐ就職したけど、売り子の仕事はなかなかおもしろかった。
女ばかりの職場で、同僚や先輩、上司等の関係がよくわからなかったせいか、
一人浮いてしまって結局仲間外れにされ、それが困じて人間不信と強い対人恐怖を
持ってしまい、退職してしまった。でも、声を出して物を売る仕事は、私にしたら
向いていたように思う。デスクワークを望んでいたけど、結果的には本当は販売の
方が向いているのだから。
　２０歳で結婚して、専業主婦に徹してからは、家にこもることが多くなっていた。
夫との関係さえあれば、自分には充分であると信じ切っていた。当時はそれが
おかしなこととは思いもしなかったけど、やっぱりこの辺はすでに認知のゆがみは
生じていたようだ。人と関わることを避けてしまったら、自分を追いつめてしまう
ことになるのだから、本当はこもってしまわない方が良かったのだ。
　２６歳で第一子を、３０歳で第二子を産み、そして私は少しずつ壊れていった。
　そして３３歳になり、私は今しかもう自分を変えるときはないと思い詰め、
離婚という手段で強引に自分の道を拓こうとした。大阪に出て、恋愛しそして
違う人と結婚をし、もう一人子どもを産むことになった。うまく転がりだしたと
思っていたが、根本的なことを知らぬまま、努力が空回りしていく。そして再び
私は一人　閉じこもるようになっていく。
　３５歳になってから・・・夫は私との生活に疲れ、とうとう別れを切り出してくる。
その言葉を恐れながら、何もできずに耳を塞いでいたけど、現実に聞いてしまった
ときは、絶望の淵からたたき落とされたような気持ちがした。
しかし、何かおかしい、私は努力しようとしているのに動けない。何かあるに違い
ない。そう思い方々探し歩き、『ADHD』にたどり着いた。きっとわかってくれるに
違いない、そう思っていたのは結局甘い考えにすぎないのだが・・・。

理解されることなく、結局離婚して今に至る。でも、結果的には良かったのかもしれない。
まだ私は社会人として自立しきれていないし、一人で生きるという経験は大事な
ものだろうから。不安で仕方ないけど、離れた方が良い関係になれる・・・と信じ
これからも頑張ろうと思う。時には泣きながら、立ち止まってしまってもひるまずに。

　今日は通院日でした。この頃の自分をふり返って、自分の意志の弱さを何とかしたい、
というような話しを中心にしてきました。あと少し、勇気を振り絞れば求職活動が
できそうだ、という状態です。

　怠け心か、先延ばし癖なのかわからないけど、それと闘わなくては！と
本気で考えています。だって生活かかってるもん。自分の生活、食べていくため。
無職から脱出してホッとしたい。パートでもなんでもいい、贅沢言わないから！
自分の足で立っていくこと、それが今の目標。
　主治医に、なりたい自分と元々の自分とのギャップの話しをしてみたけど、
やっぱりテンション上げすぎている時は無理してるってわかるみたい。
なりたい自分の目標が高すぎるようで、無理しすぎて悪くなったんだよと言われて、
そんなもんかなぁと納得。
　ほんまは家で一人で、あまり誰とも話さずに生活してる状態も「わたし」なのよね。
暗ーい「わたし」と明るーい「私」、ギャップが激しいのを、中間くらいで
何とかできればいいんだけど。

やっぱりイケてるお姉さんは私には無理かな？！

最近　自分の状態が落ち着いてきたのもあり、真面目に就職を考えるようになった。
でも、一方では社会に出る不安が増大していたりもしていて。
心理学を少しかじり出すと、その不安も自らが作り出しているのかもしれない、と
ふり返ってみたりする。
結局現実逃避をして、気持ちの落ち着かない状態を避けるために恋愛をしたいと
動いてしまっているように思えて、自己嫌悪する。
あーぁ、なにやってるんだろうと思いながらも、愛が欲しいな、とつぶやくわたし
がいて、必ずしも現実逃避と言えない部分もあるんだけどな、ともう一人の私に
言い訳したり。

どんな出会いであろうと、わたしはやっぱり愛が欲しいんだなぁって思う出来事があった。
優しい気持ちに触れると、とても心が温かくなるし、そうするととても離れがたい
心持ちがする。優しくされた後で、「幸せになりなさい」と言われると、心臓を
つかまれたような、ぎゅうっと胸が締め付けられるような気持ちになる。
きっとこれを求めていたんだろうなぁ、と私はわたしをそう見ている。

　数日前、申請していた手帳を受取に行って、愕然としてしまった。
精神障害者認定　３級　だとばかり思っていたから。でも　２級　だったのだ。

　今日受診して来たので主治医に聞いたところ、以前の家事が全くできなくなって
いた状況からすると、出てもおかしくはないそうだ。まぁ、お陰で市営の地下鉄や
バスは無料のパスが出たので便利ではあるけど。

　最近、そろそろ数時間でもいいから、仕事をしないとと思い始めた所だった
んだけど、果たしてこの状況でうまくいくかなぁ、手帳見せないで済むだろうか、
等と考え出した。ラインで作業するような仕事など、やれる仕事をしっかり探そう
と思っている。ほんまはウェブデザインの仕事をしたかったけど、この集中力の
なさでは、プロとしては仕事にならないと判断したから。残念だけど仕方がない。

　勉強しながら自分の進路を探すなんて、もうそんな余裕の無いほど、
私は歳を取っているということだ。現実から目をそらすわけにもいかない。
まず自分の稼ぎで食べていけるようになって、デザインの方はぼちぼち
やっていき、ライフワークとしてやっていこうと思う。

　さて、どうなりますことやら。
とりあえず、精神科にかかるお金がほとんどいらなくなったのは楽になった。