Sotto voce
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2008年10月12日(日) 月の見下ろす場所で。

予告もなくやってきた人

突然の呼び出し

ありえないタイミング

雲間から顔を出した月が見下ろす場所で

私の手を引いている

私に触れている

この腕が 別の人のものだったらいいのにと

相手の肩越しに 月を見上げながらぼんやり考える

ただ、時間が早く過ぎることだけを思っている。

どうしようもなく寂しくて

いろいろなことを乗り越えたいのにくじけそうになって

そんなときに、与えられた温もりに

素直にすがれたらこんなに楽なことはないんだろうに。


安積 紗月 |MAILHomePage

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