便蛇民の裏庭
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2002年08月30日(金) |
忙しい日々もまたよし |
娘語録。
「そんなことしてると お父さんのこと今度から
ちょんまげって呼ぶよっ」
よくわからないけど怖い呼び名だ。
新学期。 みんなそれぞれ旅行へ行ったり里帰りしたりで 司書室にはお土産がたくさんそろう。
「食べて食べてどんどん食べてー」
あぁ主婦とはやはりこうして日々肥満化していくのであろうか。
朝からお弁当持参で作業。 先日は紙芝居製作。 自分の担当の色をもってぐるぐる回り同じ物を着色していく。
「ねーもう茶色い人いない?」 「いるいる、ここにいるよー」
「この青い人の袖が塗れてないよー」
「今黄色持ってる人いたらここんとこ塗ってー」
「ここの看板の文字は何色ー?」
狭い部屋の中を絵が飛び絵本が飛び人が飛ぶ。 修羅場の漫画家とかってこんな感じですか? いや、こんなもんじゃまだまだ甘いんでしょうね。
本日は人形劇の人形にとうとう色を入れた。
「便ちゃん、魂はいつ込めるの?」 「はぁ、なんか緊張するのであとで入れます」
悩んだ結果、緑の瞳を入れた。
「あ、とうとう便ちゃんが魂込めてるよ!」 「いやーなんか他の人形と顔つきが違うよね」 「やっぱり作ってる人の愛情じゃない?」
「えぇ、愛情た〜っぷり込めて作ってるので夜中に動きますよ」
もし夜な夜な酒を求めてうろつく人形があったら それは間違いなくこの子でしょう。
今悩んでいるのはどんな服装をさせるか。 旅人らしい服装・・・ってどんなの???
絵本って、その本によって中身が微妙に違う。 そしてみんなの記憶も微妙にオカシイ。 いろんな話が混じってたりする。 それによって物語の悪役も微妙に変わる。
家族で『ピングー』を見る。
ママが洗濯物を取り込んでいる。 ピングーとピンガはケンカしている。
「うちみたいだな」と相方。
ママが洗濯物の入ったカゴを持って家に入っていった。 するとパパがイスでうとうとしている。
「うちみたいだねぇ」とぼく。
パパはママに起こされ洗濯物にアイロンをかけている。 するとママは子供たちを置いてお出かけ。
「お、ママお出かけだ。うちと同じだな。 きっとお酒飲みに行ったんだ。朝まで帰ってこないんだぞ〜」 「うるさいちゅうの」
そしてお話が終わるまでママは帰宅しなかった。
「ほーらやっぱり朝帰りだな、困った便ちゃんだぁ」
便ちゃんじゃないっす。 ピングーのママですってば(汗)
重い物を持ったり力んだりすると傷口が開くのでイケナイらしい相方。 なにか自分の思い通りに行かない時とかに
「そんなコトいうと力んで鼻血出すぞ!んーっ!」
って脅すのはどうかやめていただきたい。
相方が無事退院したその夜にお出かけのぼく。 笹子のおうちで一緒に人形作り。
二人で手を木工ボンドまみれにし、 作業をしながらとことん喋り倒した。
やがて雨の降る窓の外は明るくなり 笹子に送ってもらって5時半に帰宅したぼく。
飲みに行ってるより帰宅が遅いじゃないか? まぁいいじゃないか。
幼稚園に持たせるお弁当を作り6時半に就寝。 朝は相方がお子を幼稚園へ連れて行ってくれた。
次に気が付いた時には相方が幼稚園にお迎えに行っていた。 8時間たっぷり眠ってしまった。
「幼稚園にお迎えにきてた笹子の旦那さんにあいさつされたよー。 向こうも寝てるってさ」
笹子とぼくは本当にイイ旦那さんをもらったものだ。 でもね、笹子とぼくが欲しいのは女房なのだよ。 どこかにいないかな、イイ女房。
朝、台所でネギを刻む女房。 その背後から抱きついて乳を揉むぼくら(ナゼに複数形) 朝からウハウハな生活でございますなぁ。
退院祝いということで母上のおごりで食事に行った。 たらふく食べた。 今日は家事らしい家事もせずに終わる。
そんなわけで本日のぐうたら日記、おしまい。
相方ですが。 本日、無事退院いたしました。
大飯を喰らい、タバコを吸い、そして寝ています。 そして力仕事もできないので会社は一週間休むらしい。
来月のお給料が とても恐ろしいです
とか言いつつ飲みに行くぼくですが。
旦那いなくてせいせいしてたでしょといわれるとそんな事もなく。 寂しかったかと訊かれてもそうでもなく。
ただ1日2度のお見舞いがなくなってラクにはなるかなぁと。 1人で行くのはどってコトもないんだけど 子供2人連れて病院行くとその都度なにやら珍道中で。
今日は1人だし新しい自転車で行こう。 すると「盗まれたら困るからバスで行きなさい」という母上。 バスで行くとバス賃がかかるし。 歩いて行くのが手っ取り早いなと歩こうとするとそれはそれで文句があるらしい母上。 「あたしの自転車に乗っていけばいいでしょ」 ヤだよ。 だってなんか三輪車に乗ってるチンパンジーみたいになるもん。
今日から幼稚園も始まったし あとは学校が始まればいつも通り平穏な日々に戻れる。 そう、来週の月曜からは日常生活が戻ってくる。 アリガタヤアリガタヤ。
ところで。 相方の入院中にぼくが家をあけるたび 家の中が片付けられて 何がどこにあるか母上にきいてもわからない状況なんですが。
母上と子供と4人で病院へ。 なんだかよく理解していない子供たちは ピクニック気分でお見舞いに行く気マンマン。
「ぼくね、お父さんにかみしばい作ったの!もっていくんだ!」
『おとなしレータの話』 それはレータという犬の冒険のお話。 そういう才能はたいそう豊かなようす。
相方の鼻は通常の1.5倍くらいになっていた。 点滴も外され酸素吸入もしていないので そこそこ元気に見える。
しかし1.5倍の鼻と鼻の穴(綿が詰っている)に子供たちはたじろいだ。 恐る恐る近付く。じっと見つめる。 前日の姿を見せずに済んでよかったかもしれない。
落ちつかなげに子供たちを連れて何度も院内散歩に出かけていく母上。 相方の姿を見ていられないに違いない。
相方の父上は入院後3日目で亡くなった。 その記憶がよぎるのかもしれない。
相方がポツリという。
「昨日は便が手を握っててくれたのだけはよく覚えてる」
珍しく相方が素直だ。 というか弱気だ。
「切除した扁桃腺を無理やり見せられたのは?」 「あー、なんとなく覚えてる!赤い塊?」 「そうそうソレ」
そういいながら手を握る。 そんな相方の指に結婚指輪ははまっていない。
「あ、そうだ、手術前に抜いていくようにいわれて抜いたんだった」
一生懸命はめようとするが指がむくんでいてうまく入らない。 その指にはしっかりと指輪の日焼けあとがついている。
子供たちが飽きて騒ぎ出したので連れ帰る事にした。 それじゃまたね、と手をふって病室を出る。 子供たちは相変わらず大声ではしゃいでいて 母上に頭を小突かれている。
夕方、一人自転車で病院へ向かう。 相方の病室に電話をかける。
「何か欲しいものある?」 「なんかマンガの本が欲しい」 「マックにいるんだけどマックシェイク食べれそう?」 「食べる」
それらを買って病室につくと相方はテレビを見ていた。 買ってきたものをテーブルに並べていると相方がまたも呟く。
「今日はもう来ないかと思ってた」
どうした相方。 念願の入院生活はそんなに淋しいかい?
隣に座るとそっと手を掴む。
「いるとうるさいけど、いないと淋しいもんだな」
ぼく、うるさかったのか・・・
病室に入ると相方はすでに安定剤で朦朧としていた。 ぼくの顔を見て安心したといい、すぐ眠ってしまった。 その横で手術が始まる時間まで本を読みながら待つ。
夕方5時。 ストレッチャーに乗って運ばれていく相方。
「こうやって運ばれて行く時、天井見てると変な感じだよね」とぼく。 「そうだなー、映画かなんか見てるみたいだ」と相方。 「しかもクスリで少々ラリってますしねー」と看護婦さん。
ラリってますしって・・・
ぼくはエレベーターまでしかお見送りできない。
「そんじゃね、頑張るんだよ」 「うん、待ってなさい」
できるなら代わりたい。 自分の痛みは堪えられても、人の痛みは見守る事しかできなくてつらい。
2時間半くらいと告げられた手術。 それを過ぎてもいっこうに終わらない。
きっと今頃母上は仏前で泣いている事だろう。 電話してみよう。
「まだ終わらないみたいだけど、何も言われないから心配ないからね」 「ああ!心配で今仏壇でお父さんにお願いしてたところなのよ!(涙声)」
・・・やっぱし。
「あのね、おかーさんがいくらオロオロしてもしょうがないの。 子供たちまでつられてオロオロしちゃうからオロオロするのやめてね」
想像を裏切らない母上だな。 電話を切って溜息をつく。
4時間をまわるころようやく相方が戻って来た。 とっくに面会時間を過ぎている。
ストレッチャーの上でまだ麻酔から覚めきっていない。 知らない人を見ているような気がする。
ベッドに移動させてもらった相方の横に座る。 酸素を吸入し、鼻にはガーゼが詰め込まれている。 唇には血が滲んでいる。
「話し掛けると返事しますよ」
そういって看護婦たちは去って行った。 その途端いきなり目を開けてこっちを見た相方。
「なんだ便か」
なんだってなんだ。 なんか文句あるのかコノヤロウ。
空中に向かって彷徨う手を握り締めるとしっかりと握り返してきた。
「痛ぇーよ。こんなんじゃ飯なんか食えねぇよ」
前夜9時から丸一日なにも口にしていない。 そしてそのまままた眠ってしまった。 そんな相方を見ていてほっとして涙が出そうになった。
医師がやってきた。
「えーと、相方さんのー・・・?」 「家内です」 「奥さん。モノが届いたのでお見せしようと思いましてね」
え。 そのタッパに入ったような代物はいったい。
「コレがですね、鼻の粘膜です。 大きめに切除して2針縫いました。 コレでかなり鼻はラクになると思いますよ!」 「はぁ〜そうですか〜」
うぅ、鼻がムズムズする。
「そういう小細工もしつつですねぇ。コレが扁桃腺です!」 「ブッ!」
・・・思わず吹き出してしまった。
「でしょ!?大きいんですよコレがかなり!取るのに苦労しました。 親指1本分くらい取れましたよ〜しかもコレで1個ですので」
といってもう1個同じようなものを差し出す。 それは桃の種かなにかのような代物。 他の人の切除された扁桃腺を見たことはないが こんなものが喉についていたのかと思うとシンジラレナイ。
「いやー相方さんにも見せたいなぁ、見せても翌日には覚えてないけど。 もしもーし、相方さーん、こんなの取れたんですよー、おっきいでしょー!」
切除した扁桃腺を麻酔から覚めない患者に無理やり見せる医者っていったい・・・
母上に無事終わったと電話をいれたあと しばし相方の手を握り締めたまま付き添う。
「痰出したい」
支えて起こし、ティッシュを渡す。 痰っていうかそれ・・・血じゃん?血、いっぱいじゃん?(涙)
あんなでっかい扁桃腺2個も取ったらそりゃアンタ、 血もいっぱい出ますって。
消灯時間になってしまった。 傍にいてもしてあげられることもない。
「ぼく、もう帰るよ」 「うん、ごめんね?」 「ん?何で謝るの。いいから寝てないさいね? なんかあったら看護婦さん呼ぶんだよ?」
相方の頬にキスをして病院を出ると 傘も差さず冷たい雨に打たれながら家へ帰った。
「なにお作りしましょうか」
「あのねマスター、 飲んでみたいカクテルがあるんだけどそうとうキッツイらしくてね。 飲んだら壊れるかな」
「なんでしょう?」
「ロングアイランドアイスティー」
「あー。 ジン・ラム・ウォッカ・テキーラが入りますからね。 ではちょっと手加減して作りますか?最後のしめに」
「最後のしめって。 さんざん飲んだあとに飲むんですか(汗)」
そんなわけで昨夜飲みました。 モスコミュール・グラスホッパー・ボストンクーラー・チチを飲んだあと。
あははははは♪
ダメじゃんコレ。 飲みやすい。 飲みやすいけどダメじゃん。 少々壊れました。
そんなわけでまた朝帰り。 相方入院当日に朝帰りなぼく。
そう、今日の午前中に相方が入院しました。 一緒に病院へ行き、手術の説明なんぞ聞きながら傍にいました。
話きくだけで、うぅ、痛そう・・・ でも所詮他人事なので「大変だねぇ〜」と。
午後から麻酔の検査を受けるとかで 付き添っててもやることもなく 近所の本屋に雑誌かなんかでも買いにいくか、 と思ったとき看護婦さんがやってきました。
「あのー相方さん、 今日の検査終わったら明日の夕方まで特にやることないんですよ。 外泊許可とることできますけどどうします?」
はい?
「あ、じゃぁ外泊します」
はいぃ?
そんなわけで相方は今家におります。 しかも明日から読む用に買った本なんか読み漁ったくらいにして。
今日一日我慢すれば 明日はあなたに会える。
明日の夜には あなたに会えるね。
だって10日は土曜日だもの。 前の日に会いにきてくれるんだよね?
給料ーーーー! 早くこんかい! お財布が空っぽよ〜ん。
でもあなたの大半は入院費で消えてしまうのね。
相方の入院が近付いてきて なんだかこっちが緊張している。 やたらと相方にまとわりついてピヨピヨ飛びまわるので ほんのちょっぴりうっとおしがられている。
だってだって、そんなに長い間外泊だなんて。 そんなに相方が家をあけるなんてさみしいよぅ。
相方入院したら飲みに行けないからって 入院前日までびっしり出かける予定入ってるってのもどうかと思うわ。 でもそっちも行けなくなるのはさみしいの。くすっ
我が家ではたいてい、早くて10時半、遅くて11時半に 相方から『帰ってるよコール』が入る。 相方はケイタイなどを持っていないので公衆電話からかけてよこす。
「もしもーし」 「もぉしもぉーし」 「今帰ってるよー」 「帰ってこなくってイイよーっ」 「晩御飯はー?」 「ないよーっ」 「じゃぁとりあえずいったん帰りまーす」 「いったん帰ってそのあと何処行くのー?」 「では帰りますー」 「ばいばーい」 「さよオナラ」 「オナラぷー」
電話を切ってからご飯仕度をします。
コレで結婚8年です。 同居してから9年です。 こんな妻でゴメンナサイ。
「いやー、会社行ったらみんなして 相方君の奥さんはキレイだとかスタイルがイイとかうるさいうるさい」 「いいじゃーん!自慢の女房でしょ?」 「取引先のおじさんたちも毎度毎度お前の事カワイイカワイイうるさいし」 「いいじゃん、かわいげない女房よりもー」
男だらけの酔っ払いの前に多少若い女がいたら それだけでキレイにもスタイルがよくも見えるってもんだ。 そんでもって口調はこんなだしな。 いろいろちぐはぐでおもろしいんだろ。
「いやー相方君は本当に歌がうまいよな! おっかちゃん(ぼくの事である)もうまいんだべ?」 「いや、ダメっす!寝た子を起こすようなもんですよ」 「なんだよー今度飲みに行くベ!な?」 「ぼく一緒にいたら相方がおねえちゃんと遊べなくてつまんないでしょが」 「なんもイイんだ、相方君は勝手に遊ばせとけば。 おじさんがおっかちゃんと遊ぶから。がっはっはっは!」
はいはい、がっはっはっはっは!
相方は本当に歌がうまい。 最近はめっきり歌ってくれないが。
相方と知り合ったとき、 今の俺の気持ちだといってカーステレオで聴かされた歌がある。 くさいとも思わなかった。 恋は盲目ってなもんだな。 若かったな。
ねぇ、今でもあの頃の気持ちのまま? それとも後悔してたりして。 今度カラオケで歌ってよ。
「この天気だったらそんなにのんきしてないでテントたたむど」
そんなおじさんたちの言葉を聞いて 午後から来る事になっている笹子を急いで呼び出す。 その途端、急激に晴れ渡る空。
「おー、これなら泳げるんでないか?」
やったー、年に一度の水着だ! しかも去年来ていたセクハラ爺さんは今年来ていない。
「もうじきお友だちの笹子が家族連れで来るからー」
同僚の奥さんで何でも話ができる仲良しカオちゃんにいうと
「どうしようー私人見知りするんだよねー」 「んー、笹子もするんだよねー。でも、大丈夫だと思うよっ」
そんでもって笹子がやってきてお互いを紹介すると、 なんてことなく打ち解けてしまった。
笹子はそこにいるのが当たり前な感じでそこにいた。 ぼくの周りにいる人たちが皆仲良くなったらとってもシアワセ。
相方の同僚(前夜一番壊れていた)の手を引いて海へ引っ張っていく。
「え、マジで行くんすか!水冷たいんじゃないすか?」 「そんなことはどうでもいい。さぁ、泳ぐのだ!行け!」
そんなぼくを 『あ〜あ、またいじめてるし』 という顔で呆れて見ている相方。
水は冷たい。 すでにクラゲがたくさんいる。 そんなでも、水に入ってしまえばどうということはない。
子供たちは砂浜で遊ぶ。 相方たちは子供を見ている。 たまにこっちに手を振ってくれる。
子供そっちのけで遊ぶ笹子とぼく。 カオちゃんは水着に着替えていないのに水に入ってびしょ濡れ。 つま先で砂を掘って貝をとる。
ねぇ、まだ飲んでないよね? 何でこんなに笑いが止まらないかな。
水から上がると会社の会長に呼び止められる。
「君はあれだな!実に健康的だな!泳ぐし飲むし食べるし」
不健康の代名詞のような扱いをされているぼくが? お褒めいただきどうもです会長!
肉やツブを焼く。 そして残りの酒を飲む。 冷蔵庫の電源を落としてしまうので冷蔵庫総ざらい。
たくさん飲んで食べて泳いで あっという間に帰る時間になってしまった。
テント解体。 そしてトイレ解体。
そんなのを見ながらいつも思う。 ああ、本当に相方は大工やってるんだな。
解体風景に感動する笹子ともそこでお別れ。 みんなとバイバイして家路につく。
みなさん、来年またここで会いましょう。
金曜日はおろしたての浴衣を着て〜 土曜日はドカジャンを羽織り〜 日曜日はビキニになった〜 これが私の週末です〜♪
そんなわけで金曜日は浴衣でビアガーデン行ってました。 ススキノ祭りと花火大会重なって混んでるったらありゃしない。
そんで昨日から毎年恒例の海キャンプ行ってました。
会社のキャンプなのでテントは立派。 トイレも立派。 電気は充実。冷蔵庫、炊飯器、照明器具完備。 外では一日中火が焚かれている。
でも寒い! 雨、そして強風。
子供たちが楽しみにしていた落下傘、 暗くなる前にやろうということになってみんなで外に出たはイイけれど 風が強くて強くて20発発射のパラシュートは あっという間に海へ飛んでいってしまった。
トラックに山積みの薪(仕事の残骸) 周りにいる人たちが次々ともらいに来る。
「あんまりあげたらダメだよー。 翌日の分なくなったら子供たち泳いだあと寒いでしょ」
そんな事をいってみても もらいに来る若者たちは心得ていて 若くてキレイどころの女の子がもらいに来るのだ。 おじさんたちはついつい親切にその場所まで薪を運んであげてしまう。
子供たちが寝てしまう前にと大急ぎで花火。 花火をしているのか花火を薪にくべているのかわからないほど忙しい花火。 子供たちは満足して早々に寝てしまった。
肉や魚介類をどんどん焼く。 どんどん食べて飲んで食べて飲んで 誰かが帰ったかと思えばまた誰かが差し入れ持参でやってくる。
寒い中、ダラダラと飲みながら火のそばで話をするのは楽しい。 ダラダラしながら次々とダウンしていく男性陣。
ぼくはそんな姿を笑いながら車の中から眺めているうちに いつのまにか眠っていた。
子供二人が実家に泊まりに行っている。 なのにやはり二段ベッド上下で寝ている相方とぼく。
午後から謎の生物笹子と一緒に遊んで人形作ってました。
笹子のお子もお泊りで留守。 二人して独身気分。
ワイン飲みながら人形作りってちょっとイイでしょ。 飲んでなくても飲んでるみたいな二人だから へらへらと時は流れていくの。
笹子と居るとお互いに腹筋鍛えてるような状態になる。 二人して笑いすぎだっての。
やっていくうちに思ったより手間がかかるっていう事実に気付いた。 人形を紙やすりで表面平らにしてから 細かくちぎった新聞紙を張っていくのだが。
ねぇ、これ、本当に二重貼りするの? だってあんなに一生懸命(???)やって ようやく両足に一重貼っただけよ。
足だけであんなに手間かかってたら、 顔なんかどうすればイイのかしら? まぁなんとかなるか。 なんとかしよう。
今まで7〜8年同じ自転車に乗ってたの。 それは母上様が拾ってきた乗り捨て自転車。 赤いママチャリはもうそうとうに古くてあちこちガタガタ。
そもそもは子供を後ろに乗せて幼稚園の送り迎えに 自転車は必需品だぜ!という感じであった。
「笹子〜自転車買いに行くの付き合ってー」
とオネダリしてお買い物へ。
「マウンテンバイク欲しいなぁ」 「でもそれじゃ後ろに子供乗せれないよねー」 「じゃぁマウンテンバイクはあきらめよう」
でも普通のままチャリはイヤ。 また「駅前で盗んできたの?」とか言われるのはイヤっ。 ママチャリが世界一似合わないといわれるのはナゼ? こんなに主婦なのに!
色々考えてみる前に、またしてもぼくは一目惚れしていた。 『ねぇ、ぼくをおうちへ連れて帰って』 そう囁く一台。 他を見ててもその1台が気になってしょうがない。
「子供を後ろに乗せれない、けど、また数年乗る事を思ったら 自分が気に入ったのを買った方がイイよね!」
そう自分を納得させて気に入った自転車を購入。
ならマウンテンバイクでもよかったんじゃん!
相方帰宅して即自慢。
「ねぇねぇ!すっごくぼくっぽい自転車買ったの! もう盗んできたの?とは言わせないもん!」 「じゃぁちょっと見てくる」
戻ってきた相方。
「Pro-Kedsの自転車買ったんだぁ」 「は?なに?」 「Pro-Keds!スニーカーとか売ってるでしょ?」 「あ、そうなの?」 「あーーーーーーーーっもう!!何で便はいっつもそうなんだぁ! ちゃんとでっかくかいてあるだろうロゴが!」
なぜか怒られてしまった便ちゃん。 みたら確かに書いてありましたとさ。
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