横風の探し物
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2008年10月05日(日) 第30回記念 別海町パイロットマラソン

やってきました。フルマラソン当日。


昨日結構飲んだにも関わらず目が覚めたのは朝の4時半。
相変わらずテンション高い(笑
ごろごろしながら30分過ごし5時になったので準備開始。

なんのかんの準備終ってホテル出たのが5時50分頃
バスの集合時間は6時20分なのでまぁ
6時15分くらいに着けばいいなぁと思っててくてく歩く。

ちらほらと明らかにマラソン参加者だとわかる人がいる。
みんなホテルに泊まってるんだなぁ。

バス集合地点に行ってみると大きいバスが3台。
意外と多いなぁと思いつつ手続きを済ませてバスの中へ。

とりあえず何もする事がないのでパンフレットを見ながら
食事をしていると

♪い〜ま〜君の目に〜

・・・・・・・ん?
と思って顔を上げてみるとナディアがやってる!
やべぇ久しぶりにオープニングを聞いてしまった。
懐かしいなぁ。
前に再放送していたのを見たがあれは何時だったか・・・。

どこまで話が進んでいるのかなぁと思ったら
ノーチラス号の中に入ったばっかりだった。
まだまだ先は長いな。

そんなこんなでバスが出発。
そっからえんやこらと2時間近くかかって別海に到着。


いやぁとてもいい天気。
走るには絶好のコンディションじゃん。




受付を済ませ着替えるために体育館へ。
てか体育館貸切かぁすげぇ。
あと温水プールも使えるみたいだ。
時間があったら入りたいな。
というか近くに温泉もあるらしい。
是非走った後に入りたい。





今日早速1つ目と2つ目のどーぴんぐを使ってみる。
(リポビタンアミノ版、アミノバイタル2200)
実際の効果はわからないけどね。





そういえばこの大会RCタグが靴につけるタイプだった。
今までタグはゼッケンについているタイプだったので
コレは初めて。
確かにゼッケンについてるよりいいかも。

体育館のトイレは例の如く混んでいるので
温水プールの方へ行ってみる。
体育館よりかは空いていたので少し並ぶ。
おっきいほうを無事済ませサブトラックの方でアップ。



・・・凄い。
これまでかなり順調。
今までの大会では何だかんだで時間に追われて
しっかりアップも出来ないままレースだったけど
今日はアップも入念に出来たしパーフェクトに近い。
今日完走行けるかもしれないぞ。


スタート15分前になったのでスタートラインに集合。
心を落ち着かせていざ勝負!






結果から言うとゴール出来た!

タイムは↓の通り

05km地点 26分48秒18
10km地点 53分30秒97(5kmラップ26分42秒79)
15km地点 1時間21分50秒(5kmラップ28分19秒23)
20km地点 1時間52分18秒(5kmラップ30分28秒49)
25km地点 2時間27分23秒(5kmラップ35分05秒26)
30km地点 3時間12分10秒(5kmラップ44分46秒45)
35km地点 3時間56分26秒(5kmラップ44分15秒70)
40km地点 4時間36分47秒(5kmラップ40分21秒24)
ゴール   4時間53分47秒


走りを振り返ってみるとやっぱり後半が鬼のように辛かった。
誰だこんな競技考えたのは!!ありえねぇ!!とか思ってた。

[前半〜折り返しまで]
前半は順調そのもの作戦どおり。
大体キロ5分半くらいで進める。

15kmを過ぎてふくらはぎが張り始める。
え?もうとか思ったけど直前に練習出来なかったしなぁ
と、思って作戦よりも早くペースを落とし始める。
ただ折り返しまでは走った方がいいなと思って
走りつづける。
止まったらすぐまた走り出せる自信が無い。

折り返しの段階で両足のふくらはぎがパンパン
もう止まって休憩するかと
次のエイドである22.5kmで休憩する事にした。
・・・22.5kmってスポンジだけかぁぁぁあ
と到着して落胆する。
てっきりドリンク置いてあるかと思ったのに・・。
そうは言ってもスポンジもかなりありがたいので遠慮なく使う。

[22.5km〜30km]
そこから25kmまでは何とかジョギング出来たけど
25kmのエイドから1kmも走らず内に止まる。
もうこの時点で足全部がパンパン。
屈伸しようがアキレス腱伸ばそうが全部の行為が痛い。
止まってても無為に時間が過ぎていくだけなので歩き出す。

これがめちゃくちゃ痛い。

幸いなことに今回はいつも痛い左膝が全く痛くなかったので
このまま歩いてゴールを目指そうと
歩き出したけどとにかく足が痛い
というか動かすだけでふくらはぎが痛い。
まぁ痛いのは洞爺湖マラソンでわかってた事だけどね。

26km27kmと標識が見える度に
あれから1kmしか進んでないのかよ・・。
と愕然とする。

何とか28kmのエイドが見えたので
500m手前からは走り出す。
この28kmのサービスポイントが良かった!
飴やバナナなどの食べ物の他にコールドスプレーが!!
1本借りて両足にかけまくる。
さらに持ってきたどーぴんぐの
アミノバイタル3600を摂取するため
コップの中にどばーっと入れる。
俺のイメージではサッと水に溶けると思ったのだが
・・・混ざらない。
そりゃそうだ混ぜ棒も無いのに混ざるわけが無い。
当然溶けてもいない。
しかも一つ一つが大きくコップにくっついて
そもそも摂取出来てない。
さらに悪い事に何か味が変、というかまずい。
でも四の五の言ってる状態でもないので無理やり飲み込む(笑

周りの声援があるうちに
再び走りだすことに成功する。

すると、なんということでしょう
コールドスプレーの効果は覿面です。

かなり足の筋肉の痛みが軽減されてる。
大体20km付近を走ってたくらいにまで痛みが軽減。

もちろん長くは続かないんだけどそれでも
30kmまではそのまま走っていけた。
すごいわコールドスプレー。

エイドが近くなると
「水、水、みずぅ〜!」
と、砂漠を歩いててオアシスを見つけた人の如く
スピードアップ。
人間やっぱり水は重要です(笑


[30km〜38km]
30kmのエイドで休んで
再び走りだそうとしたけれど足の痛みがぶりかえす。
あぁもうコールドスプレータイムは終わりか・・・。
そう思いつつ歩き始めるも痛いためかなりスローな歩き。
走ってる人はもちろんのこと
歩いている人でさえ追い越されていく。
そんなに遅いのか俺は、と思うのだけど一向に早く歩けない。
そんななか大分貯金を作っていたはずなのに
結構制限時間が迫っている事に気付く。
やべーと思いつつもやっぱり早く歩けない。
31kmの標識すら見えてこないので
もうここらが限界なのかなぁと立ち止まる。

でも30kmまで来ておいてホントにリタイアするの?と自問し
絶対鮭とタオルを持って帰るんじゃなかったのか!と叱咤する。
ここで辞めるのは悔しい。
絶対ゴールするんだ!と自分を励まし続け再び歩きはじめる。

見えてきた31kmの標識。
長い長い1km。
今回の中で一番長く感じた1kmだったな。

とりあえず一緒に歩いている人に
絶対に離されないように懸命についていく。
思ってたよりも32kmの標識は早く見えて
そのはるか先(といっても500m先)にはエイドが見えた。

スポンジだー。これで少し足を冷やせると思い走り出す。
あれ?走れんジャンとか思いつつもエイドに到着。
スポンジで足に水をかけまくって再び歩き出す。

さっき疑問に思ったことで
もしかしたら走ったほうが楽なのでわ?と考え
痛い足にカツをいれて走り始める。
すると痛いことは痛いけど歩くよりかは大分楽。
逆に歩いてしまうとなかなか距離が進まないし
走り始めることも出来ない。
(ここらへんからエイドで休憩したあと走り始める為に
すげー気合を入れないと走り出せなかった)

ということで再び走り始める。
といってもペースとしてはキロ10分を超えているので
走っているとは言い難いけど
それでも歩いている時に比べて痛みは無いし
何より距離が稼げる。

ここからは歩かず、エイドのところだけ立ち止まって休憩し
エイド以外は走ることを続ける。
35kmも通過。
ここで最後のどーぴんぐである
アミノバイタル2200を摂取。
今度は最初から口に入れて水を流しこむ。
よし、今度はばっちりだ。
走りつづけてはいるものの制限時間が迫っているらしく
俺の計算で残り5キロを50分で行かないと
40キロの関門に引っかかってしまう。
歩いたら引っかかるなぁと思い走りつづける。

37.5kmのスポンジエイドは立ち止まらず
スポンジだけを受け取って走りつづける。


[38km〜40km]
38kmを通過。40kmまであと2km
そんでもって制限時間まではあと20分

今までキロ何分で走っていたのか分からないので
計測してみることにする。

その時それは前触れもなく突然来た。
何が来たかというと涙。

足の痛みからくる涙なのか
それともあと4キロでゴールできるっていう喜びの涙か
はたまた制限時間に引っかかりたくないという悔し涙か
まぁたぶんそこらへんの感情がごっちゃになって
それが涙になったんじゃないのかなぁ

というか走って涙流すなんて思いもしなかった。
しかも止まらない。
ぼろぼろ出てくる。
しかも沿道には結構な人が応援してくれる。
ちょっと恥ずかしいものの
涙が汗だと思われるから大丈夫かとか思ったり。
というか応援もうれしかったなあ。

そして39kmを通過
タイムを見てみるとキロ10分半。
残り9分半。

マズイ。今のペースだと間に合わない。
ホントに40kmで引っかかるのは嫌だったので
痛い足を無視してペースアップ。
ただひたすらに先にあるであろう40kmの関門を探す。
どんどんペースを上げる。
周辺の人たちも時間のことは気付いているはずなのに
ペースが上がってない。
諦めたのか?
あと何分か頑張ればほぼゴール出来るのに
それを閉ざすなんて俺には出来ない!!
とか思って更にペースアップ。
もうそこらへんの人たちごぼう抜き(笑
交差点を曲がると40kmの関門が見えた!
時計を見るとあと5分余裕がある。
関門を突破した瞬間思わず
「よっしゃー!」と言ってガッツポーズ。
すげーうれしかった。
実際ゴールした時よりもうれしかった(笑


[40km〜ゴール]
エイドでしばらく止まって
興奮状態から醒めはじめると足が痛み出す。
しかも無理してペースアップしたのですげー痛い!(笑

それでもあと2km弱だなと思うとやる気が出てくる。
ついでに涙も出てくる。
完全にうれし泣き。
大きなヤマ場を超える事が出来たんだって思うと
うれしくてしょうがない。

その後ペースもゆっくりにして走りつづけて見事ゴール。
ゴールした瞬間に係員からタオルをかけられる。
おお、このシーンテレビで見たことがあるぞ、
と思いつつ続いて鮭の入った発泡スチロールの箱をもらう。





「ねんがんのさけを手に入れたぞ!」

と、いった気分。
もちろん自分では裁ききれないので実家に送るけどね。

しばらくはトラックの中でねっころがる。
芝生が実に気持ちがいい。
というか足が痛くて動きたくない

タイムを見ると
4時間50分台ということでサブ5達成!(笑

まだ走っている人がいて女性ランナーが最後の100mで
思わず泣き出してしまう所を見て
俺も思わずもらい泣き。
がんばって良かったねぇって思ってると泣けてくる。

着替えたあとは足を引き摺って家まで戻ってきたわけです。
というか新札幌駅に
下り用のエスカレーターが無いのは一体何なの?!
俺に対する嫌がらせか!?(笑



振り返ってゴール出来たのは何でなのかなぁと思ったんだけど
・直前のアップの調整が万全
・いつもの左膝の痛みが全く出なかった
・28kmエイドのコールドスプレー
・諦めなかった

諦めないって結構重要な事だよなぁ
しみじみ思った。


また今回反省点もいくつかあって
・乳首にばんそうこうを貼って擦れるのを
防止しようと思ったんだけどすぐはがれて使い物にならず。
30km前後ですげーひりひりした。
ばんそうこう以外で何か対策品を探さないといけん。
あと俺の股の下にぶら下がってる袋も同様で
擦れてひりひりするので何か対策を考えないとなぁ。
流石にそこはバンソウコウじゃ駄目だろうし(笑

・荷物預かり所を上手に利用する。
今回着替えが体育館でトラックとは結構離れている。
一応トラック内に荷物預かり所があるので
俺は今回財布とかの貴重品だけ預かったんだけど
貴重品じゃなくて着替えとかも持っていけば良かった。
ゴール後急激に寒くなったにも関わらずなかなか立てないし
もちろん歩くこともままならない。
もしゴール周辺で預かり所があったらタオルや荷物等も
預かったほうが色々助かる。

今回の場合、無料配布の秋味鍋を逃すし
鮭を送るためのゆうパック受付も着替えたら終ってるし。

もっと早くゴールすればいいのだけど。
ちなみに温泉も歩いて行く気になれず断念。
温水プールも帰りのバスに間に合わなくなるので断念。


今年の大きな目標である
フルマラソンをゴールするはクリア。
次の目標としては完全に走りきる事とサブ4ねらいかな。
まぁそれは来年まで持ち越しだけどね。

いろいろ出るまで悩んだけど
やっぱり参加して本当に良かった。
あと今年残ってる大会は
今月18日の鵡川ししゃも駅伝4.4km。
また腸炎やらでチームの足を引っ張らないようにしないと。
というかまずこの足の痛みを治さないとどうにもならないけど。


(追記)
後日完走者のリストが出てたので掲載
【フルマラソン】
 申込  1090名
 出走者 992名
 完走者 900名
 完走率 90.79%

【5km】
 申込  681名
 出走者 601名
 出走者 601名
 完走率 100%


完走率高いなぁ(笑


(さらに追記)
帰りの電車でよくよく大会要項を見てみると
40kmの関門のところだけ他のところよりも10分長かった。
つまりあと5分だと思ってたけど実際には15分あったみたいだ。
道理でみんな焦らなかった訳だ。
俺の感動は何だったんだw


横風 |MAIL

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