沢の螢

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「冬のソナタ」
2003年05月22日(木)

4月からNHK衛星放送で放映している韓国ドラマ。
オーソドックスなメロドラマだが、とても美しく素晴らしい。
高校生の時、お互いに惹かれ合った少年と少女。
真面目で気だてのいい少女には、優等生タイプのボーイフレンドがいた。
しかし、転校してきたちょっと翳りのある少年に、次第に心が動いていく。
この少年役の俳優が、とてもいいのである。
待ち合わせ場所に待っている少女、しかし少年は、車にひかれて死んでしまう。
このあたりは、古典的ラブストーリイの定石を踏んでいる。
正攻法で、まっすぐに若い二人の動きをとらえていて、好感が持てる。
10年後、恋人を失った少女は成長し、昔から自分を愛してくれていた青年と婚約する。
ところが、死んだ恋人と瓜二つの青年が現れて、ドラマは、また波乱を含んでいく。
前回は、昔の恋人に似た青年が、彼女に恋心を打ち明けるところで終わった。
婚約者と、新しく現れた青年。
死んだ恋人の想い出をまだ引きずっている彼女。
それぞれに恋敵がいて、気になる。
20年近く前、シナリオを志していたことがあって、こんなメロドラマを一度書きたいと思っていた。
「君の名は」、映画の「めぐりあい」、みな、話の運びは、定石通りで、そこに人は、永遠に変わらない人の心を見るのである。
今の若い人のテレビドラマ、奇をてらったり、殺伐とした性愛シーンなどが多くて、見ちゃいられない。
「冬のソナタ」は、婚約した男女が、手も握らないのである。
儒教の影響がいまだに強いお国柄なのだろうが、私の若い頃の純愛ものは、みなそうであった。
メロドラマは、「水戸黄門」である。
間に山あり谷あり、波乱の渦に巻き込まれつつ、純愛を貫いて、やがてハッピーエンドに終わる。
そうした古典中の古典がメロドラマである。
美男美女を配し、美しい風景も織り込んで、ゆっくりと展開する。
木曜夜10時、「冬のソナタ」が楽しみである。



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