4月からNHK衛星放送で放映している韓国ドラマ。 オーソドックスなメロドラマだが、とても美しく素晴らしい。 高校生の時、お互いに惹かれ合った少年と少女。 真面目で気だてのいい少女には、優等生タイプのボーイフレンドがいた。 しかし、転校してきたちょっと翳りのある少年に、次第に心が動いていく。 この少年役の俳優が、とてもいいのである。 待ち合わせ場所に待っている少女、しかし少年は、車にひかれて死んでしまう。 このあたりは、古典的ラブストーリイの定石を踏んでいる。 正攻法で、まっすぐに若い二人の動きをとらえていて、好感が持てる。 10年後、恋人を失った少女は成長し、昔から自分を愛してくれていた青年と婚約する。 ところが、死んだ恋人と瓜二つの青年が現れて、ドラマは、また波乱を含んでいく。 前回は、昔の恋人に似た青年が、彼女に恋心を打ち明けるところで終わった。 婚約者と、新しく現れた青年。 死んだ恋人の想い出をまだ引きずっている彼女。 それぞれに恋敵がいて、気になる。 20年近く前、シナリオを志していたことがあって、こんなメロドラマを一度書きたいと思っていた。 「君の名は」、映画の「めぐりあい」、みな、話の運びは、定石通りで、そこに人は、永遠に変わらない人の心を見るのである。 今の若い人のテレビドラマ、奇をてらったり、殺伐とした性愛シーンなどが多くて、見ちゃいられない。 「冬のソナタ」は、婚約した男女が、手も握らないのである。 儒教の影響がいまだに強いお国柄なのだろうが、私の若い頃の純愛ものは、みなそうであった。 メロドラマは、「水戸黄門」である。 間に山あり谷あり、波乱の渦に巻き込まれつつ、純愛を貫いて、やがてハッピーエンドに終わる。 そうした古典中の古典がメロドラマである。 美男美女を配し、美しい風景も織り込んで、ゆっくりと展開する。 木曜夜10時、「冬のソナタ」が楽しみである。
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