沢の螢

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忙中の閑
2002年12月17日(火)

昨日今日は暖かい。
2,3日前のひどく寒い日、夜遅くに入った風呂のあと、しばらく起きている間に体が冷えたらしく、軽い風邪を引いたようだった。
昨日あたりは、少し喉がいがらっぽく、そのうちに、なぜか夫まで、風邪気味だと言い出して、早々と寝てしまった。
私は、今連句の付け合いの途中で、それを眺めたりしたが、共倒れになるといけないので、いつもより早く寝た。
おかげで喉の痛みはなくなり、気分がいい。
夫も、熱はなさそうなので、外出をやめて静かにしていれば治るだろう。

なま暖かい風が吹いている。
朝顔の種をぜんぶ取り、ビンに詰め、枯れた茎を、今日のゴミに出した。
2,3日前、私はある人に、メールを送った。
4ヶ月近く、交流が絶えていた。
前からその人は、自分のオームページで、ネット句会をやっていて、夏まで私も参加していた。
ネットの上のことだから、別人格と割り切って、素知らぬ顔で入っていたが、それが私だと言うことは、その人にはわかっていた。
でも、7月にあることで、断絶してから、お互いにリンクをはずし、そのまま、一切のやりとりを絶っていた。
その句会は、とても面白く、魅力があるので、私は、横から眺めていて、時々参加したい衝動に駆られることがあった。
しかし、素知らぬ顔で入っても、向こうはわかるだろうし、そんなことで、有耶無耶になるのも私の気が済まないので、そのまま時間が過ぎた。
最近になって、その人は、句会の枠を広げ、いろいろな人に声をかけて、メンバーを増やしたようだった。
その中には、私が日頃仲良くしていて、いつも顔を合わせる人もいる。
その人たちと話していると、自然、句会の話題も出る。
そこで私は、句会ボードの中で「テーマを公開してください」と投稿した。
ネット掲示板では、パスワードでも設定してない限り、誰でも書き込めるようになっている。
私の書き込みに対して、掲示板上に返事があり、「参加希望があれば、これこれのメールを」と言うことなので、その通りにメールを送った。
俳号しか書かなかったが、私だということは、メールアドレスでわかる。
わかっていても、そこで、ほかの人と違った対応は出来ないはずである。
返事が来なければ、私は、それきり、もう句会を見ることさえも、やめようと思っていた。
次の日、返事が来た。
あくまでもネット上の、必要にして十分な私のメールに対して、向こうも、ネットの上の一投稿者に対する返事としての、礼儀正しい内容だった。
句会の投稿要領、締め切り、課題についての知らせだった。
私の俳号に当てて「いらっしゃい」と書いてあった。
実生活では、私はその人を許していないし、その人も、私に対してこだわりはあるはずだ。
しかし、ネットでは、お互いに別の仮面をかぶって、文芸上の交流をするというゲームを、暗黙の遊びとして続けてきた経緯がある。
そのことは、その人も、否定はしていないのだとわかった。
当分、顔を合わせて、話しをすることはないだろうし、私も望んでいない。
虚構の世界で付き合うのには、最高の相手、その人の詩的センスや、文芸的な知識の深さ、それは今でも認めている。
短歌を俳句で詠んでみるという課題、20日の締め切りに、送ってみようと思った。



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