沢の螢

akiko【MAIL

My追加

訃報
2002年11月06日(水)

連れあいの周辺や、私の友人にも、この数年訃報が多い。
50代、60代での死は、自然の寿命を残してのことだけに、ただただいたましい。
きのう、連れ合いに来た訃報は、職場の後輩だった人で、癌を患って3年の闘病の末の死だった。
半月ほど前、本人から電話があり、「また入院ですよ」とのこと。
もう何回も入退院を繰り返して、癌は進んでいるが、小康状態もあって、声は元気なので、「じゃ、退院したら、会おうよ」と言うと、「帰ったら連絡しますよ」と答え、そのままになっていたのだった。
「こちらから、もう一度電話してみればよかったな」と、連れ合いは悔やんでいる。
後には奥さんが残された。
子どもがいなかったので、夫婦仲良く、どこへ行くのも一緒だったという。
私たちがロンドンにいた時、やはりヨーロッパ駐在だったその人が、一度訪ねてきて、私も会っている。
健康そのもののように、恰幅のいい人だったが、癌に命を奪われたのである。
最近、病院を訪れた人の話によると、あまりにも痩せて、痛々しいほどで、本人も、あまり人に会いたがらなかったそうだ。
連れ合いも、この1年ばかりは、電話での話にとどまっていたらしい。
声は、いつも元気で、思わぬ長電話になることもあったようだ。
明日、通夜である。合掌。



BACK   NEXT
目次ページ