沢の螢

akiko【MAIL

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愁思
2002年10月22日(火)

先週、意外な人からメールが来た。
7月までいた、あるサークルの女性。
私が、そこをやめたのは、この人と関係がある。
そのいきさつは、この日記のどこかにも、何度か断片的に触れたので、もう繰り返さない。
私によからぬ感情を抱いていた彼女、それに味方した人、両方があって、そこから私は、抜けたのだから。
前者は、これからは、もう縁のない人と思うことで、ある程度、気持ちをクリアした。
しかし後者については、私が信頼を寄せ、尊敬し、慕っていただけに、三ヶ月近く経った今も、まだ、その傷は癒えていない。
私がいなくなって、すぐにサークルに復帰した彼女は、何事もなかったように、過ごしている。
そんな彼女から、メールなど来る理由はないのである。
内容は、ある講座の案内で、私がその講師のファンであることを知っていて、報せてきたのだった。
でも、本当は、そんな講座のことは口実で、私のその後が、やはり気になっていたのだろう。
自分のことが原因で、私を結果的にサークルから追い出すことになって、彼女にしてみると、あまり寝覚めがよくないのかも知れない。
ほとぼりが冷めた頃を見計らって、様子を窺ってきたのであろう。
でも、こんなシラッとしたメールなど寄越す前に、ひとつ言うべきことがあるはずである。
私が、「お知らせいただいて有り難うございます」という返事を、出すべきなのだろうか。
それで、彼女としては、すっきりするのだろうか。
私が、おおらかな気持ちの持ち主であるなら、そうするだろう。
しかし、彼女からは、これ以外にも、たびたび煮え湯を飲まされている。
そして、彼女の方は、あまり自覚はないらしく、いつも、ケロッとしている。
目的のためには、手段を選ばないと言うのが、団塊の世代の特徴かも知れない。
私の方が年上だからと、いつも意に介さない態度を取ってきたが、今度は、第三者が関わっていて、私にとって、大事な交流が一つ絶たれたのである。
ケロッと水に流されて済むことではない。
逡巡した挙げ句、私は、いいこブリッコすることはやめた。
彼女のメールは無視し、ついでに、送信者禁止の項目に、彼女のアドレスを加えた。
本当に、コミュニケーションを図ろうと思えば、顔を合わせる機会はあるし、手紙も、電話もある。
もともと、メールは、ちゃんとしたことを相手に伝えるのには、大変不完全なのである。
七月のことも、メールにはじまり、メールで終わったことであった。
こんなもの、持たねばよかったと、そのとき思った。
便利ではあるが、顔を見ては言えないようなことも、メールでは、さらっと言ってしまう。
顔見知りの人とは、なるべく肉声で伝え合いたい。
しみじみ、そう思っている。



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