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昨日から、何度も日記を開いている。 あと2日ばかりしたら、パソコンを入院させなければならず、当分書き込みが出来ないので、思ったことは、書いてしまいたいという気持ちである。 昨日、4,5年前に一日1万件のアクセスを数えたという、人気ホームページを持っていた人の本を読んだ。今、そのホームページが存在するかどうかは知らない。図書館で借りたので、この種の本としては、古い方であろう。ただ、そうした人気ホームページを持っていた人の、考え方というか、ノウハウが、ちょっと面白かった。 ホームページを作る人の行き方は、大きく言って二つに分かれるようだ。 自分のために作る人。 ひとのために作る人。 勿論、両方とも兼ね備えている方が普通だが、どちらに重点を置いているかということである。 この人は、徹底して、後者に属している。ホームページを見にくる人を、大切なお客と見なし、お客をどのようにもてなすかに、大変なエネルギーを使っている。お客が入りやすく、気持ちよく寛いで貰うための、お茶の入れ方から、ちょっとしたお土産まで用意して、次回も来て貰うための工夫を怠らない。その結果、立ち上げていくらもしないうちから、アクセス数は見る見る増え、マスコミにも取り上げられて、大変な繁盛だったようである。仕事を持ちながらの、ホームページの管理も大変だったろうが、この人は、寝る時間も惜しんで、まめに更新し、お客を愉しませるページづくりに情熱を傾けていたらしい。 読んでいて感嘆すると共に、私にはとても真似出来ないなと思った。私は、多分、前者の行き方をとる。ホームページを立ち上げたのは、まず自分のため、自己表現の場としてである。だが、私は自分の表現したものに、人を愉しませるような力のないことを、知っている。その上、現実の私を知っている人には、ほとんど知らせていない。私は、ここでは現実の世界と違ったところで生きたいと思い、そのための場としてこのページをつくったのだから、現実の私を知っている人によって、日常に引き戻されたくないのである。 心のありどころを感じて、私の二面性を理解し、それを大事にしてくれると信じられる人にだけ、ホームページの存在を証してある。現実の私を知らない人は、このページの私だけを見てくれるのだから、それでいいのである。ただ、私は、お客のもてなし方が下手なので、折角、ここを訪れてくれた人が、一度覗いただけで、次は来ないと言うことも多いだろう。 それでもいい。その上で、一人でも、常連のお客になってくれたら、多分、その人とは本当の話が出来るだろう。 さあ、ご馳走はありませんが、どうぞごゆっくりなさってください。 2002年01月26日 00時16分05秒 小朝を聴く きょうは寒いようだ。いまにも雪が降りそうな曇天である。暖かい日が続いたので、これからが本当の寒さになるかも知れない。 小朝を聴きに行った。歩いてすぐの、市の公会堂は、満員だった。小朝をナマで聴くのは始めてである。さすが、話はうまい。私は、落語には詳しくないが、小朝は一度聴きたいと思っていた。 きょうは、「温泉にいきたくない話」という新作、それに越路吹雪の生と死を題材にした人情噺。演目は、当日まで伏せてあったので、古典落語を期待してきた客は、ちょっと失望したかも知れない。私は、それなりに面白く、良く笑わせて貰った。 2時間過ぎて外に出ると、まだ雪は降っていなかったが、今夜は多分、少しちらつくだろう。 ファイルの保存をして、早めに寝るとしよう。 2002年01月26日 16時36分25秒
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