沢の螢

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「血脈」
2002年01月18日(金)

夜半、短いシナリオをアップしようとしたが、リンクがうまくいかず、あれこれいじっているうち、また器械がおかしくなりそうだったので、断念、原稿共々削除した。
相手は無機物、腹を立てても仕方がないのに、時々、癇癪を起こしたくなる。
「癇性」とわたしを表した人がいて、その時は失礼な、と思ったが、どうも当たっていそうだ。シナリオは、またあらためて載せることにして、表紙のリンクのボタンだけ、むなしく残してある。
家人に応援を頼めば簡単だが、あまりわたしの世界に侵入して欲しくないので、試行錯誤を重ねつつ、一人で試みている。
それはともかく、昨日読み始めた佐藤愛子「血脈」が、めっぽう面白い。佐藤紅碌を取り巻く家族、それも並大抵の人たちではないが、長男サトーハチローから異腹の末娘佐藤愛子まで、常識では考えられない人間模様を、余さず綴っている。夢中で一巻読んでしまった。全部で三巻の大作、これを描くのは、佐藤愛子にとっては、命を削る修羅の旅だったろうと、つくづく作家の業の深さを感じた。
2002年01月18日 14時35分05秒



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