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年賀状
私に来る年賀状は、趣味の世界の人からのものがほとんど。現在つきあいのある人、学生時代の友達、親族。 昔の仕事仲間も数人。義理で来るものはほとんどないから、こちらから出すものと、向こうから来るものとが、大体同じ数である。いつも手書きで書くことを信条にしていたが、ここ数年は、ワープロを使うようになった。 何百枚という年賀はがきに、一枚一枚手書きで宛名から本文まで、キチンと書くことを歳末の習慣にしていた父のことを思い出す。
その人の顔浮かび来る賀状かな
暮れに友人から電話。「差出人名を書くのを忘れたの。名無しの権兵衛があったら私だから」というもの。私にも同じ失敗がある。私の場合は、指摘されるまで気づかなかった。「この字はあなただと思ったから・・」と言われ、そういえば、忘れたかなと思い当たった。でも、これは手書きだから分かったことで、ワープロなどになってしまったら、本人が特定されるようなことでも書いていない限り、分からないわけである。 年賀状だけで繋がっている人もある。ひと頃は、そうしたものをだんだん整理したりしたが、今では、むしろ、年一回の消息を伝え合う貴重な機会として、大事にしたい。
2002年01月02日 22時15分27秒
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