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| 2006年06月07日(水) |
環境講演会「誰も知らない水の話」 |
艦長日誌 西暦2006年6月7日
今日、会社の環境月間の行事として大分大学教育福祉科学部の教授、川野 田實夫氏を迎えて環境講演会があり、参加してきた。この中で、水に纏わるいろんな話が聞けたので、如何に箇条書きしてみる。
<私たちが普段使用出来る水は意外と少ない> ・21世紀初頭の地球では、12億人が安全な水を確保できない状態、 また、25億人が適切な下水道がない。 ・地球上の水の98.4%が海水と大陸氷(南極圏、北極圏) 残りが大気中の水で、雨となって降り使用できるのは0.001% ・世界の平均降水量は940mm/年(1000mm/年が湿潤気候であるかの境) <砂漠の話> ・砂漠では大気中の水分より地表の水分の方が少ない(大気10%、地表2%) → 水分は大気→地中へと移動 雨が降ると窪地にエビが孵化、水がなくなる前に生殖、産卵を行う → 生命は力強い。 <大分に関する水の話> ・祖母傾、九重、日田津江などの山岳部は3000mm/年を越す降水量 大分市付近は1500〜1600でそれほど多くない →山岳部で降る雨が、大分川、大野川で供給され水に恵まれている ・だから大分市は県庁所在地ではかなり給水制限した回数が少ない ・大分市では地下100m毎に5℃温度が上昇 →大深度地熱温泉 700mも掘れば、丁度良い温度の温泉が出る →天瀬温泉よりも大分市の方が温泉が多い <水の成分に関する話> ・南極のドンファン池はカルシウムが多い →寒冷地では水が凝縮されるとカルシウムが多くなる ・死海はナトリウムが多い →温暖地では水が濃縮されるとナトリウムが多くなる ・九州の河川は珪酸が多い。(大野川、大分川、五ヶ瀬川、緑川など) →新しい地層で岩石から溶け出やすい(阿蘇火山などの溶岩) 九州でも古い地層帯の川(番匠川、北川、祝子川など)は珪酸が少ない ・元来、珪酸の多い水は工業用にはあまり向かない(配管にスケールが溜まる) →大分にコンビナートが出来たときは「時代が変わったな」と感じたとか ・珪酸の多い水は農業向き。丈夫な稲を育てる? →日本で稲作が定着した理由の一つかも ・水の味 カルシウムがほどよく含まれるとコクがあり美味しい 二酸化炭素(炭酸)が多いと清涼感があり爽やか 硫酸が多いと渋みがでる <その他> ・水は一時期に比べれば綺麗になっている →河川の汚染物質の量 30〜40年前の半分以下になっている ・地球という環境は素晴らしいもの ということを学生に説いている →それに気づくことが環境に興味を持つきっかけになる
などなど、いろんな話が出ておもしろい内容でした。ちょっと話があっち行ったりこっち行ったり、同じ事を表現を変えて何度も話すなど、聞きにくい部分もありましたが、全体的に興味のある話なので最後まで楽しく聞きました。こういう講演会ってのもなかなか面白いな。機会があればいろいろ聞いてみたいですな。
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