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艦長日誌 西暦2004年9月9日
映画熱が冷めないうちに、早速見に行ってきました「華氏911」。
ドキュメンタリー映画、ってことになってるけど、ドキュメンタリーとはチョット違うように思う。見ていてまず受けた感想が「偏ってるなぁ」。 映画は現合衆国大統領ブッシュの大統領選から始まる。対立候補ゴア氏とのフロリダ州での疑惑の判定。畳み掛けるように選挙にかかわったブッシュゆかりの人物を暴き、過去のブッシュの経歴を扱き下ろす。 そして問題の「9.11同時多発テロ」だ。事件の起きた背景、事件後のブッシュや取り巻きの怪しい行動、ブッシュ家とサウジに関する疑惑、利権、そしてアフガニスタン、イラク戦争へと展開して行く。 ここまで来ると、最初の「偏ってるなぁ」と言う印象は、「このくらい偏ってて正解かも」に変わる。この映画を信じるなら、今のアメリカ政府は嘘と疑惑と金にまみれている。もちろん政治の世界にはそれは当たり前に存在するのだが、ひどすぎる。そしてそれに巻き込まれ苦しみ死んでいく人々がいる。彼らは問う、「なぜ?何の為に?」 ふと、この世にアメリカ合衆国と言う国家がなければもっと世界は平和なのではないかとさえ思えてしまう。 あまり書きすぎるのもなんなのでこの辺にしておくが、この映画を見て失望、怒り、悲しみを感じずには居れない。マイケル・ムーア監督がユーモアを交えながら伝えているのは、自分の国に対するそういった感情だろう。それを通して自国民に訴えている。「騙されるな、目を覚ませ」 最近、ムーア監督がアカデミー賞を辞退してまで、早期のテレビ放映実現にこだわっているとの記事が流れたが、よくわかるような気がする。この映画がアメリカの国民を、政治を、そして世界情勢を変え得るか否か、答えは11月だ。 なんか難しい話しになってしまったけど、ぜひ見ることをお勧めします。ある意味非常に良く出来たプロパガンダです。でもそう考えるとチョット怖いような気もする。この手の広く大衆が目にするものは作る側の意図によって世論を大きく動かすこともあるからだ。情報の中に潜む「真意」を見抜く力が必要な時代だなぁと痛感します。
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