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2003年05月03日(土) 強行軍登山&坊ヶツルキャンプ 1日目

艦長日誌 西暦2003年5月3日

 ゴールデンウィーク後半の3連休、せっかくだから山三昧しようと相棒とともにくじゅう連山へ。山を巡り坊ヶツルで一泊、翌日もさらに山に登るという素敵なプラン。
 朝はゆっくりめに10時半に沢水の登山口から稲星越を登る。陽光が新緑の黄緑を明るくキラキラと照らし出す。この谷はいままで冬場にしか登ったことがなく、その時期は草は枯れ木の葉も落ちてさびしい登山道なのだが、この新緑の季節は生命にあふれていてことのほか美しい。所々にミツバツツジが咲いていて彩を添える。振り返ればくじゅう高原が見渡せる。急登をテントが入った重いザックを担いでゆっくりと登る。2時間半かけて稲星山直下の分岐へ。昼を回っていたのでここで軽く昼食を取った後、荷物を置いて稲星山へ。この辺はミヤマキリシマの株が多くつぼみもたくさんついていた。5月末から6月頭にかけてがたのしみだ。よく見るとミヤマキリシマに隠れるようにクサボケの赤い花が咲いている。
 山頂で景色を楽しんだ後分岐に戻り今度は白口岳へ。こちらも往復して一旦分岐へ戻る。ここから白口谷を通って法華院まで下る。この白口谷は岩がごろごろしていて歩きにくい上に結構長くてうんざりする。予想以上に時間がかかり16時を回って法華院に到着、すぐに坊ヶつるに行ってテントを設置することにする。坊ヶつるはさすが連休中だけあってたくさんのテントが設置されている。少しはずれのほうにテントを設営。この時点で16時半。予定では三俣に登る予定だが時間も遅い。だが今は日も長いしヘッドランプもある。相棒も登りたがっていたので三俣行きを決行。
 早足で雨ヶ池まで行き三俣直等コースへ。すでに二つの山頂を巡ったあとで疲れている所でこの急登はつらい。半分ヤケになりつつも日が落ちる前に山頂に立とうと先を急ぐ。なんとか18時17分と明るいうちに三俣山頂に到着。思わず「ついた〜!」と叫ぶ。夕日が見られるかと思ったが、太陽は雲に隠れてしまっていた。二人ともへとへとだがちょっと休憩してすぐに下山開始。だんだん暗くなっていく中、踏み跡薄い北千里への直下ルートを通って北千里へ。相棒はさすがに膝にきたようでつらそう。あたりもだいぶ暗くなり、何とか法華院に戻ったのは19時25分。法華院温泉に入って疲れた体を休める。自分は風呂上りに生ビールを買って一気に飲み干す。カァ〜!美味い!!
 テントに戻って遅めの夕食をとる。予定ではスープスパゲティだったが、疲れていて作るのも面倒だったので、翌朝のメニューだった焼きおにぎりのお茶漬けを食べることにする。が・・・お茶漬けの素を持ってくるのを忘れていてただのお湯漬けになってしまった。梅干入りでしその葉もはってあったので、サンマの蒲焼の缶詰をおかずにして何とか食べれた。夕食後はちょっとお菓子をつまんで、翌日に備えてすぐに就寝。


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