「しもやけ」行き帰る、この橋の下ちいさな川原を歩いてみた昨日からの雨いまにもあふれそうでこころのみずお盆に曾爺様にあげた水は、心の水だったろ傘の穴からぽたぽた滲みたしずくが指先につまれていく空は灰雨は白鮮やかな傘、反射するビニルいま沈んでることに気づく歩きながら、1cm、1mm、髪の迷いほどの大きさで世界は埋没しているつまさきに溜まった水滴の重さ凍みて