不思議っ茶の日記
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2015年04月05日(日) 飼い主の責任と覚悟

ぷうちゃんとの別れが
悲しくてなかなか
平常心にもどれません。

それよりも、10年以上我が家には
猫がいました。

それが相次いで亡くなったことで
ふと、猫の存在の大きさを感じ
ました。

上の子が10歳の時にミケを拾いました。

おいで、というと
ついてきて
そのうちいなくなるからと
おもっていましたが
なぜか、ずっと我が家の敷地内
には
いるのです。

そこから、家猫になりました。

かわいくて
賢い子で
なかなか丈夫な子でした。

子供たちが反抗期で難しい
年頃となったときも
私よりも猫を頼って
いたらしく、ミケを抱いて
辛いことを乗り越えた
ようです。

そのうちに、ぷうちゃんと縁が

あって拾うことになりました。
ぷうちゃんは、地味で
おとなしい子で
いつまでもお子様のような子で
遊んでくれる息子が大好き
な様子でした。

もっと一緒に居たらよかった・・。

もっと一緒に居たら、もっと
早く

病気がわかったかもしれない・・・。
予防できたかもしれない・・。

そんな思いでいっぱいです。

次の猫は?と思いますが
ここで二匹の猫を見送ったけじめを
つけたいと
思いました。

飼い主の責任、飼い主の
覚悟です。

猫はいっぱい愛情をくれます。

そのお礼に責任と覚悟を持つこと
です。

しあわせに暮らしてくれること
この家に来てよかったと思って
くれることを目標にして
いました。

ミケが腎臓炎になったとき、
腎臓サポートの餌で乗り越えようと
思いました。

わずか一か月足らずの間で、完治しました。
それからは、ミケは自由にのびのびと
暮らしていました。

しかし、別れは突然にやって
来ました。
交通事故です。
あまりのことに私たちは悲しくも
思えなく、しかし悲しくて
辛い思いをしました。
ぷうちゃんも、ミケを探して
いる様子でした。

いつも一緒に居たミケが
いなくなったことを
いつ理解できたでしょうか?


やがて、やっとの思いでミケが
いないことが普通になりました。


ぷうは、いつもひとりで
いつも、私たちを離れたところ
または、
ちょっとだけ近くにいました。

口臭がきついと娘が言うのですが
口内炎と思っていました。

病院の診察時間を間違えて行ったり
なんとなく、あせることもなく
病院行きを伸ばして伸ばして
やっとのことで行くと

腎不全。

あまりのことに、驚き深く後悔しました。

早くきたらよかった。
あの口臭は口内炎ではなく腎臓炎
だったのです。

何が「飼い主の責任」なんだと
後悔することばかり。

ぷうちゃんに積極的に
話しかけ
様子を見て
神経質なほどにぷうちゃんを
意識しました。

腎不全は直りません。
治らない病気にどう立ち向かえば
いいのでしょうか。

毎日の治療費も大変です。
体力も時間も
大変です。

でも、全力で守っていこうと
思いました。

今思うことは
その全力で守っていこうとした
が、それが猫にとって幸せ
なことだったのかということです。

無駄に、延命をしたのでは?
そのために、つらい苦しみが長く続いた
のでは?
最後には、おしっこもうんちも
でなくなり、ぷうちゃんは
そのつらさにじっと耐えていました。

お水だけでも・・・・・。

そう思いました。


飼い主の覚悟とは。
不治の病になったとき
どこまで延命治療をするかです。

一時間の点滴は拒否しました。

猫にそれは過酷だと思ったからです。

しあわせな臨終。

それは、どんな臨終なのか・・・。


いつでも愛猫のために
潔くわかれることを選択できる
かどうか・・・

それも、飼い主の覚悟だと思います。




















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