不思議っ茶の日記
DiaryINDEX|past|will
小さい時、松田先生というお医者さんにかかっていました。
松田先生は、お顔が丸くて、おなかもまるくて、ちょっと太っていました。 ご自分の病院は別にあって、ご自宅が我が家の近くでした。
時間がないときなど、先生がお帰りになる時間に診察によってもらったり、 ご自宅で診察してもらったりしていました。
先生は、丸いお顔にインテリらしいクロブチのめがねをかけていました。
診察の順序は、病気の状況を聞かれて、のどを見ます。 のどにおくすりを塗ってくれます。(これが嫌い)
聴診器で胸を見てくれます。背中もみてくれます。 それから、一番嫌な、注射です。
お薬は、粉薬で、当時は、正方形の薬の紙に包んでくれました。
年に一度は風邪をひいて、寝込みました。 この苦くて、のどにくっついて咳き込みそうな薬を一気に用心をして 飲んでいました。
かよいのおばさんは、「あとくち」といって、甘いお菓子をくれました。 それが、飴ちゃんだったり、かりんとうだったり・・・
母が、働いていたので、寂しかった事もありました。よく先生のご自宅に 連れて行ってもらうとき、「歩く?おんぶする?」と母は聞きました。
もちろん、「おんぶ!」でした。
小学校の低学年でも、「おんぶ」でした。
暗い道を、母の背中におぶさっている間、とってもうれしかったです。 母の背中は独特の温かさがありました。
先週から息子が微熱を出しています。 今日、病院へ行こうか?という問いかけに、「お母さんと一緒だったら行く」と、答えました。 息子は、16歳です。一人で行けよ〜〜〜と思いました。
でも、病気の時は仕方がありません。 クルマで、病院へ連れて行きました。
その間ずっと彼はのどが痛いにもかかわらず、しゃべっていました。 愛想のない無口も困りますが、しゃべりも・・・ ちょっと・・黙ったら?といいたくなります。(笑)
息子を病院へ連れて行く道々あの暗くて静かな夜、母の背中におぶさって先生のおうちへ診察を受けにいった記憶を思い出しました。
|