不思議っ茶の日記
DiaryINDEX|past|will
19年前、人生初めてのお産をした。 そこで生まれたのが、長女である。
お産というものは、苦しいものと思っていた。 確かに苦しいし、辛いものだ。
不思議なことに、人によってその度合いが違う。 お産自体、病気ではない。普通に健康に注意して生活していればいい。 しかし、妊娠によってわかる自分の体質や、かくれた病気などが出てくる。
そのとき、改めて健康のありがたさを感じるものだ。
私の場合、若い時から腎臓が悪かった。普段はなんともないのだが、何かの時に、でてくる。 心身のストレスによる所が多い。 妊娠もストレスである。主治医から、妊娠は避けてくださいといわれたけれども、産婦人科医からは、妊娠の経過を見て判断されてもかまわないともいわれた。
それゆえ、頑張って、子供を生んでみようと思った。 確かに9ヶ月たってからストレスに耐え切れず、妊娠中毒症になった。 即刻入院。 10ヶ月のお産にあとすこしだった。 病院のベッドの上で、何が辛いって、こんなことあんなことと、いっぱいやな事を日記に書き散らした。
今思えば誰が悪いわけではない。仲良く出来ない、舅、姑や、小姑などに 振り回されて、誰にも心を開けなくなっていた。
入院で、ほっとしたのである。ここにいる限りかかわることはない、と思った。
にもかかわらず、義理か人情か、お見舞いとやらにやってくる。
安静にするために入院したのに、これではどうにもならないと、主人に訴え、お見舞いは要らない、誰もこなくていい、ただ、主人にだけは来てもらいたいといったのだった。
姑は、近所や親戚、友人達から、私の様子を聞かれて、なんと答えていいものやらわからない、とこぼしていると主人がいう。
今こんな状態だから、と、報告してね、といって主人を帰す。そういう日々がしばらく続いた。
満期になるころ退院したらどうかといわれた。ベッドが足りないらしい。 悩んだ。 同室の方が、それなら自分が退院するから、大丈夫と婦長にいってくれて、そのまま入院継続になった。
出産の日はおなかの子供が決めるという。
それは9月19日、夕方誰もいない病室で、破水した。ビックリした。 一応知識は頭にあるが、どういうことなのか、混乱した。
すぐ、看護婦を呼んだ。出産が始まっているという。自然にお産に入るらしい。その夜、元気な赤ちゃんが生まれた。
初産で、6時間のお産は、軽いお産というのよと教えられた。24時間かかる人もいるという。
主人は、どうやって抱いたらいいのか、と赤ん坊をまえに緊張していた。
お産の日は子供にとっては誕生日というお祝いの日である。
が、母親にとっては、一生語っていくドラマのあった日でもある。
この話しが、今度はむすめが、お産をするときに、参考になるものかどうか。
その時を楽しみにしたい。
ともかくも、お誕生日おめでとう!
|