イレコミ音楽
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2002年07月18日(木) 「たんぽぽ」ガロ

「たんぽぽ」ガロ 1971


 小学生でガロのファースト・アルバムに魅了され〜ほぼ27年ぶりで「たんぽぽ」を聞きました。 ・・・やっぱり好きな曲は時を経ても変わりません。当時まま、耳に、胸に届いてくるようです。それもセピア色でちょっとセンチメンタル、素朴な童話のように・・・。

 この歌を聞いてると・・・小さな丘にひっそりと咲き、風にゆらゆら揺れてるたんぽぽの姿が浮かんできます。昼間の森のある丘の情景から、赤い夕日なって、次第に、月の光、青く透き通った水、夜のイメージへと広がってゆきます。とてもきれいなメロディと歌詞なので、胸に染入り心地よく響いてきます。

 ワルツのリズムでひっそりとつまびかれるアコースティックギターの音色。そのリズムの単純さ、2台のギターで掛け合いが尚一層神秘さを作り出しているようです。しかもそれに乗せてささやくように淡々とはかなく歌われているあたりもたまらなく魅惑なのです。

 流れの早い世の中にあって、こういう曲に再び出会うと芯からホッとします。そこにある自然だけがありのままで美しくみえる、たんぽぽのような雑草が愛おしく見えたりする・・・。すごく単純な曲ですが、だからこそ何か真理までも感じられるのかもしれないな〜。

 この曲は私の心のホームのような曲です。自分の戻る場所の一角にあるのが、この曲の世界かもしれません。それにしても不思議な世界なんですよね〜ガロって。


<参考CD>
「ガロ・ベストアルバム」BY3234






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