イレコミ音楽
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「東京」という曲
たまたま“サニーディサービス”の「東京」を聞いて、同じタイトルの曲が2、3曲浮かんだことから、「東京」という名の曲をつい追求したくなってしまいました。
単純に思い出されるのは、1974年“マイ・ペース”の「東京」です。一行で歌詞の雰囲気を表すと、花の都にいる彼女への思い、それは車窓から・・という感じなのかな、ちょっと軽いリズムなのに切ない曲です。その他にはどんな「東京」があるのか、検索などしていると、“くるり”「東京」とい曲のことが沢山書かれており、ん?これは一体どんな曲なのだろう?と聞いてみたくなりました。そこで、探して買いもとめて聞いてみました。
“くるり”「東京」は一行でいうと東京に出てきた彼から、故郷の彼女へ手紙、ウーン流石♪皆さんが反応するだけはある曲だと感じました。地方から大都会へ出てきて思う事・・・なんとなくそのニュアンスを手紙風に綴ってる曲なのです。これは突き刺さらんばかりのマナな気持ち、東京へ出てきた人なら誰でも感じ反応するストレートな曲です。
さて、サニーディ・サービスの「東京」を一行でいうと、空想懐古詩的トウキョウ・・・と言う感じかな?(謎)・・・アコギのかわいい曲で、曽我部恵一君がインスパイアーされた作家・吉井勇氏と中山晋平氏の名前が記載されてます。このあたりから〜歌詞や雰囲気を吉井勇氏の文学ムードで、中山晋平氏の曲的に童謡っぽく捕らえてるのかな〜なんて思われるのでした。シャララ〜♪がチャーミングよね。
そしてもう一曲、私の中では一番「東京」であると思われる歌です。加川良さんの「東京」を思い出します。軽快なアコギの音色で都会を皮肉った力強い歌です。この曲の歌詞に「ウナセラデ東京」とザ・ピーナッツの曲のタイトル用いてる所がとても面白いと思われるのでした。
最後ですが、「これを書こう!」と思った瞬間、リアルタイムに桑田佳祐さんの「東京」がリリースされました。運良くNHKで放送されたミュージックビデオをすかさず録画して見ておりました。ここに描かれているのは現代の「東京」の姿、ドラムの荒打からはじまる日活映画のような世界です♪たぶん、この曲は夢の中のような、妄想の「東京」の姿なのかも、それを「東京は雨ふり〜♪」と、東京のイメージを雨とくっつけて表現しており、重ための哀愁がヒシヒシ伝わってきます。このギターの重さ加減がベリベリ胸にきちゃいます。かなり淋しげかも・・・影の「東京」かな。
これら以外にはもっと沢山の東京の歌が存在しています。みなさんはどんな東京の歌が浮かびますか?私はこんな感じでした。こういう視点もたまにはいいかもね。
〈参考アルバム〉 『東京』サニーディ・サービス MDCL-1303 1996 「東京」くるり VICL-35032 1998 『音故知新』VICL-8001 マイ・ペース「東京」1974 『やぁ。』加川良 URL-1035 1973
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