それでもお話は続く? Copyright (C) 2002-2012 Milk Mutuki. All rights reserved
何話が好きですか?|前のお話|次のお話
2004年05月17日(月) |
第十話 『三匹の猫』 |
「ここか?」 「ここだろ?」 「ここのようだ」
「うむ、ではいくぞ」「例のものは?」「ここにある」 「よし」 「では」
「というわけで私たちは協力しなければ花もたまごも配達できないのよ」 「なるほど、カードが2枚そろわなければいけないんだな。」 「でも、まだわからないことがあるのよねぇ。」 「どのあたりが?」 「地図にするにはもう一枚ないといけないようなきがするのよ。」 なんだかいきなりドロシーとフィオは真剣に悩んでいます。 彼らのもらったカードは2枚重ねると地図のように見えました。 「でも、おまえ崖の上って言ってたんだから場所知ってるんだろ?」 「しらねぇ」と小人 「なんだよそれ、話が違うじゃないか。」 「だめよ。彼は当てにならないのいつものことよ。」 「いつもじゃないぜ、失礼な」
コンコンと戸をたたく音が 「だれだよあいてるよ」
「あけていただけまいか?」 「あけてください」 「あけなさい」
「ああ?面倒だな。今忙しいんだよ。ひっ!」 「どうしたの?・・あ」 「お、きたな三匹。」
『童話で15題』をお借りしてきました
01:配達人 02:烏と案山子 03:王様 04:盗まれた人 05:屋根裏 06:三匹の猫 07:カード 08:小人 09:箱舟 10:三つの願い 11:クジラ 12:一輪の花 13:贈り物 14:人魚の唄 15:たまご
|