ネコヤシキ日笑
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6月。
お洗濯日和。梅雨入りらしかった昨日一昨日とはうってかわって。 今こそと、仕舞う冬物のお洗濯。2ラウンド。
ひとばんにできるしごとは、ひとつだけだな。 こぶたのようなゴミ出しと、大物のお洗濯をしたら、もうひとしごとで、 お掃除も、荷造りも、書類作りも、今晩はパスした。
深夜になって、ともあれ置くべき場所に箪笥を置いた。
きものを仕舞う箪笥。4つだけの引き出しに、譲ってもらった古いきものや、誂えたばかりの新しいきものをおさめる。冬向きのもの、春向きのもの。季節毎に引き出しをわける。たとう紙の包みがちょうど横たわる。防虫剤をかねた香木の小さい包みを添える。
きものは、きょう六月一日で 更衣(ころもがえ)。
裏のついていない単(ひとえ)にかわる。
もっと早くから融通してもよいらしいのだけれども、正式には今日から切り替えるものだそうだ。袷(あわせ)のきものたちには「お疲れさま」といいたい気分になる。箪笥の下のほうの、秋からの季節のひきだしに仕舞う。
素材も、色合いも、柄も、これから夏の季節向きに調えてゆくことになる。
この衣装にかかわるいろいろは、手がかかり、お金がかかり、場所をとる。 楽ではないのだけれど、それゆえに興味深いこのごろでもある。
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