ねこや  ネコヤシキ日

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2004年05月02日(日) 告別

告別式。

昨晩、ご遺族の意思を確認したのちに、思いつく範囲で連絡を廻した。
そこからまた人づてに連絡が廻って、金沢から飛んで来られた人までも。
急に知って、悲しみ、悔いる。

せっかく、だれにも言わずにおられた、逝かれた方
こんなふうにひとを嘆かせたくなかったかもしれない

お花なりとも手向けてとことづかり、また、お花でも供えたいと提案してくださる方もあり、それもとりまとめる。
思いがけず大きなスタンドになって届いている。

棺に花を詰める。

祭祀は、苦手だ
今さら他にできることもなくて
端の方でうろうろと花を置いたり、棺の蓋に手を添えたり

荼毘に送ったのちにその場でいくら集める、いくらおつり、などのこと。

久しぶりに会う人たちがいて、一緒に移動する。

帰途に寄り道をして、送らなければならない書類を抱えて帰る。

余計なことをひきうけてしまっていないか
これが今の役割なのだろうか

独りで、端っこのほうにいて、ばたばた用事などはしなくて
泣きたいままに泣いて、ぼうっとしていたいままにぼうっとしていたら
どうだろう。…たら れば はない。

余計なことだろうか、役割だろうかとまた右往左往しながら
報せをくれた人たちに宛てて報告を書いて送信する。
余計なことであるかもしれないが、今はそうする。

夜になって、帰省。


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