ネコヤシキ日笑
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ひるすぎ、電話がかかって、お世話になっていた方が亡くなったことを告げた。まだ、五十代前半、逝かれるには若すぎる。
11月、2月とお会いしていて、急に白髪になられたなあ、お疲れなのだろうか…など感じていたが、それゆえ声もかけそびれていた。皆には内証にしておられたそうだが、そのころにはもう、ご自身は死期を知っておられたらしいことを聞く。
親しかった方に連絡をして、お通夜のことを聞く。 さいしょ、ご家族だけで、と言っておられたところに、参らせてもらう。
余計なことだろうか、知ってしまって居てもたってもおられないのは こちらの都合で、こちらの欲で、 知っていようと知らなかっただろうと、生きて、会って、ことばをかわす そのときそのときが全てだろうと、 それでもけっきょく寄せてもらった。
親しかったおふたりの仲間・友人は、毎週、日を決めて、食べやすいものでつくったお弁当を持ってゆき、添っておられたらしい。知っていて、言わずにおられたのは、どんなにかたいへんだったのではないか。
進行の速い癌。明らかに自分の状況も識って、ご家族のこと、お墓のことまでも、ご自身で手配を調えて。ふつうの話をして、笑って。
問わず語りにいろいろのこと。
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