ネコヤシキ日笑
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親しい客人を迎える機会。ラフな会なのだけど、なんとなく、キモノを着てみた。
大島紬と博多の帯。紬は、母からの“お下がり”。
帯を結ぶのはかなり久しぶりだったが、幸いに手は覚えていてくれた。むかし、着付けはひとしきり習った。いったん着てしまえば、キモノって案外楽ちんなのだ。
心意気、居心地、のようなものが変わる。わるくない。
キモノと見れば仲間たちは「おお!」と言い、「大島」と見ると「すごい」と言ってくれる。自分で選んで買っていないので、よく価値がわかっていない。身につけているだけでこうした反応をひきだすとは、ひとかどのものなのだなあ、と思う。
「姐さん」ってかんじだと、やっぱり言われる。 そんな気っ風を演じてみる。 夜風。春の気配がしっかりする。 橋を渡り、川沿いの街を、キモノ着て歩く。
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