おちょこの日記
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2007年04月20日(金) 真昼間の惨事


アタシにそういい事が続くはずがないってのを忘れていた。
神様はいる。アタシを渦に巻き込む神様が。

週末幸せだった。
手に届く幸せがあったから。


今週の火曜日のこと。


いつも通り8時半出勤。
9時に直属の上司と現場調査のために立入り禁止区域へ。

いい上司だった。
可愛がってくれた。
親子みたいだなってみんな言ってた。
アタシもそう思ってた。


おもむろに抱きつかれた。
一瞬何が起きたのかわからなかった。
そんなことが起こるはずないと思っていたから。

冗談だと思った。思いたかった。
でも振りほどいたその腕はまたアタシを執拗に抱きしめる。

怖かった。
誰もこないこの場所で、思いもしなかった人に襲われたという事実。
向こうも様子を見ていたのか振りほどける力だったけど
嫌だった。怖いと思った。

思わず言った言葉が


落ち着け!


アタシって…(泣)

努めてなかったことにしようとした。
まだ午前中だ。
騒ぎ立てる気はなかった。

いい上司だった。
別に肉体的にひどいことをされたわけじゃない。
哀しいと思うことのほうが強くて、
どうしていつもアタシなのかと思うほうが強くて
自分でいることが嫌だった。
泣きたかった。
心はすさまじく動揺していたけど、普通にすることに集中した。

抱きしめられた感触も、嫌だと思った気持ちも消えない。
昼休みにご飯もそこそこに外へ。
会社の裏手の公園の遊歩道へ歩きながら号泣。

どうしてなんだろうばかりが頭に。

カズには言えない。
助けて欲しかった、すぐに。
そばにいて守って欲しかった。
でも叶うわけなかった。
この距離を憎んだ。
届かない距離を恨んだ。



アタシには誰も守ってくれる人がいない。









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