おちょこの日記
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2004年11月20日(土) 重い一言


アタシはカズ君の幸せを祈った。
まえにこの日記にも書いた。
いつか大切な人に逢えたら幸せになれますようにと。

そう伝えた。

カズ君はありがとうって言った。
言ってくれるだけですごく嬉しいと言った。


おまえと結婚したらいい嫁さんになるんだろうなって言われた。


心臓がえぐられる。
そんなこと口に出すなよ(泣)

俺、お前に幸せになって欲しい。

その一言きつい。
わかって言ってるところが。

もう泣かないよ。

もしお前が幸せになって、その時俺が独りだったら
良かったなって思うけど、きっと切ないんだろうな・・・。

泣くもんか。

幸せになれそうにないけどね。
何で?

アタシが幸せになりたい相手はいつも
アタシを幸せにしたいとは思ってないから。



爆笑。


カズ君と幸せになれたらよかったってぼんやり想った。
叶わない願い。
同じ事を想ったかもしれない。
一瞬の沈黙。

切ない電話。
今まででいちばんこたえた電話。

未来(さき)が無いと言われるよりずっと。

胸が張り裂けそうなほどツライ。
そしてそれを見せないようにする作業も同じに。

アタシは最後のメールを撤回した。

貴方の中にアタシはいないと言ったのは取り消す。
確かにアタシは貴方の中にいるから。

カズ君は言った。


一生忘れる事はないよ。


重い一言だった。

このままいけばお互いに嫌いになることはないんだろう。

だけど


未来(さき)を見る力はアタシにはない。


貴方とアタシを繋ぐ糸は細く儚い。
そしてその糸はどっちでも切ることが出来るのだから。








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