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2006年02月28日(火) |
『Oh ダディー!』(再演) |
初演時、大好きな役者さんばかりが出演で、 チケット取ったのに行かれず、泣いていた舞台です。 再演では弁護士&色っぽいダンサー役のシルビア・グラブさん、 バーのママ&田舎のおばさん役の春風ひとみさん、 組織のドン&田舎のおじさん役の石鍋多加史さんが 出られず残念ですが、それでも今回もなかなかのメンバー。 リベンジを楽しみに、行ってまいりました。
『Oh ダディー!』
<場所>東京芸術劇場A-14番 <時間>全1幕19:00〜20:45 <出演>誘一:川平慈英、ビアンカ:堀内敬子、 マダム・ロペス&リンダ:花山佳子、プチ・コルレオーネ&ベン:平澤智、 バーテン&クラブのマネージャー&田舎町のポリス:藤浦功一、 キャサリン&ミランダ:高嶺ふぶき、ドン・コルレオーネ&ジョー:佐藤輝 <作・作詞・演出>福田陽一郎 <作曲>三木たかし
内容的には、久々のあったかほんわかミュージカル。 しかも、1時間45分休憩なし。9時前に終演しちゃう。 最近は真っ剣に観なくちゃの3時間超の大作ばかり観ていた頭に ホッとする幸せ感を運んできてくれるのが、ありがたく。 何となくフリーターな26歳が、他にやることもないからと、 長年会わなかった父親(声の出演:村井国夫)からの遺書に 記された人々を訪ね歩き、新たな絆に気づいていくという物語。 きれいな音楽と、優しく温かい笑いがふんだんに盛り込まれて、 オチはすばらしく強引で、をいをい(^^;って感じのコメディ。 笑って楽しんで癒やされて。なかなか好みのタイプ。
・・・のはずなんだけど、なぜか、 内容に比して高め(S席¥7,800-)と感じたことも確か。 印象としては、¥5,500〜¥6,500ぐらいかなという感じ。 贅沢メンバーで、歌も踊りも演技も満足してるってのに、 簡易なセットの印象のせい?奥の一段上がったところに バンドの人たちがいたから、彼らを入れるとなると無理だけど、 基本は、博品館ぐらいでちょうど良さそうなサイズの 小さなセットや椅子や木程度が出し入れされるのみだし。 何もない舞台に1人で立っても存在感ある人だとしても、 舞台奥に作られた3畳?ぐらいのセットに座ってちゃ苦しいし。 前回のアートスフィアなら似合っていたのかな? でも何となく、それだけではないような気も。
キャスト的には、本当に大満足。 最前列センターなんか取れてしまったことを心から後悔するくらい。 平澤さんと藤浦さんと慈英さんに同時に歌い踊ったりされると、 1人ずつしか見られなくて、勿体ないお化けが出そうで泣けてくる。 特に赤いネクタイの平澤さん@プチなんて、視線ロックオン状態で 観たいほどかっこいいのに、1人で離れて演技しないでよぉぉ(泣) 博品館で少し離れた席からで、やっと満足して観られるぐらいの メンバーだってのに、なんでこんな、贅沢な悩みがあるの・・・。 慈英さん&敬子ちゃんのデュエットに見とれていてふと気づくと、 いつからか舞台の反対の隅に花山さんが立ってたりするし。
ちょっと物足りなさを感じつつ観ていたのですが、 最初「あ、村井さん。でも、慈英さんパパとしては声の感じが あまりにも違いすぎないかい?」と思った同じ声を聞きながら、 エンディングでは「あ、ハリソン・フォード。冒険家だしね」と、 妙な納得をしていた辺り、話にもストンとはまっていたのかな。 何となく後一歩のようで、満足もしたような。多分、私個人は、 初演からのキャスト同じで再々演されたら、また行きそうだけど、 人を誘うかと言われたら、ちょっと悩む。そんな感じの舞台でした。
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