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2005年11月18日(金) 『-The West Side Waltz- 稲本響コンサート』

さくっと個人的印象を書き連ねただけですが。

<場所>ル・テアトル銀座4列18番
<時間>19:30〜2時間ぐらい?休憩なし
<出演>
ピアノ:稲本響、チェロ:江口心一
クラリネット:稲本渡、パーカッション:萱谷亮一
ゲスト:戸井勝海

舞台装置そのままに、その中で演奏するというから、
前日の舞台中で使った曲を演奏するんだと思っていたら、
想像していたようなクラシック系とは全く違って、
響さんのオリジナル曲主体のコンサートでした。
でも、何だか気持ちよかったな。ノリのいい曲多いし。

ちょうど、ピアノの指が一番よく見える席だったので、
背格好に対して驚くほど大きな手と長くきれいな指が、
手首から先だけ別の生き物みたいに動くのが堪能できて、
何とも不思議な気分でコンサートを「見て」いられたし。
陶酔したように全身で弾くピアニストさんって、実は
結構 苦手だったりするんですけど、体の動きよりも、
響さんが手首を操っている感じが強くて面白かったです。

「生き物みたい」というのは、チェロにも感じて。
チェロの場合は、ガンガン弾いている時よりも、
休んでいる時の方が、その感覚が強かったかな。
抱きかかえ方に、大きな猫か何かを相手にしている
みたいな印象を持った私は、変なのかなぁ?
飼い馴らすのが大変で、でももう馴染んでいる相手。
前に『コントラバス』という舞台で、コントラバスは
存在感が大きすぎて、部屋にあると見られているようで、
彼女も部屋に呼べないと愚痴る話があったけれど、
もうちょっと小さいながらも人格がありそうな感じで。

パーカッションだと、同じように人格があっても
「ダチ」って感じの付き合い方かな。もっと対等。
本人が動き回りまくるせいもあるのかもしれないですが。
この方、遠目には妹の旦那様に似ていたせいもあってか、
子供のおもちゃみたいなのまで縦横に使って、本当に
楽しげに演奏する姿が親しみあって、好感度高かったです。

クラリネットさんは、響さんの弟さんだとか。
登場は、『GODSPELL』のユダのようでした。
客席後方から告げ知らせるように高らかに音がして。
いいよな〜、羨ましいよな〜とか散々言われていたけれど、
本当、かっこよかったです。クラリネットって楽器は
あまり馴染みがないけれど、蓋をパタパタさせるのまで
演奏に使うのって、普通?ちょっと面白かったです。

戸井さんは、『ウェストサイドワルツ』でハミングで登場、
『スターダスト』と『I Love You 愛の果ては?』から1曲。
『スターダスト』の前に、普段は役になって歌うので、
今日はそうじゃなく歌ってみます的なことを言われたけれど、
やっぱり、戸井さんの歌はストーリーあってこそという印象。
『I Love You〜』の方は、分かっていてもウルリと来たし。

想像とは全然違うコンサートだったけれど、よかった。
何となく、青山円形劇場で聴いてみたい気がしたかな。
ちらりと『ア・ラ・カルト』も思い出したし、高泉さんと
組んでみても、面白いかもしれないなんて思ったり。
ちょっとお洒落感が舞台のセットにも似合っていたし、
なかなか気に入ったコンサートでした。


<パンフレットに載っていたプログラム>
ウエストサイドワルツ
The Little Years 序曲
遠い時間(母のテーマ)
虚数・実数・複素数
NIAGARA/AMERICA
S-Bahn Boogie Woogie

ウェストサイドワルツ
スターダスト
Shouldn't I Be Less In Love With You

PIANICA HIBIKI
ントゥーの誓い
赤いカサと黄色いレインコート
LONG ISLAND DRIVE
スイカのたねとばし

BROADWAY
DO-KA-TA
女神

※アンコールは2曲。
パンフレットに載ってなかったけれど、
多分1曲は「海の上のピアニスト序曲」でした。



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