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2005年03月21日(月) |
『荒神』(長いだけ感想) |
もともと全部出勤予定だった連休2日目残業帰り、 「明日なら休んでも大丈夫だよ」と言われました。 火曜以降も休めないことは分かっていたので、 ぜひ!と飛びついて、とにかく終電まで飲みまくる。 明日はどうしようと思って、インフルエンザの友人が マチネのレミを余らせてしまっていたと思い出す。 じゃあそれを引き取ろうと決めた時間は既に3時、 人に連絡する時間じゃないし起きたら電話しようと、 寝て起きたら、11時。目をこすって見ても、10:58。
結局、彼女のチケットを無駄にしてゴメンと、 こっそり心の中で謝って速攻で思い出したのが『荒神』。 13時開演。1時間前から当日券抽選開始。間に合う。 「つまんないけど、じゅんさんファンなら観ろ」と言われ、 チケット譲渡サイトをいくつか流浪すること1週間、 ちょうど、諦めの境地に入りつつあったところ。
ダッシュで準備して電車飛び乗って時間を計算して、 あれ?と、間に合わないらしいことに今さら気づく。 帝劇12時と青劇12時、所要時間は15分も違わなかった。 じゃあ、映画でも見に行こうかなぁと思いながらも、 何となく足が青劇に向かい、せっかく来たからと、 一応、財布を抱えてサバき待ちポーズをしていたら・・・、 チケット降ってきました。嘘みたいな本当の話。 S列どセンター。ちょっと結構、とっても幸せ♪ 以下は、ほとんどネタバレ意味なし長文感想です。 ちゃんと編集したいとは思っているのですが、 これ以上日付がずれるのも悲しいので、アップ。 いつか書きなおせるといいなぁ・・・。
新感線☆NEXUS『荒神』
<時間>休憩なし2時間15分 <主な出演> ジン:森田剛、イービル・ツボイ:粟根まこと、 ドン・ボラー:橋本じゅん、サラサーディ・更紗姫:緒川たまき 風賀風左衛門:田辺誠一、剣風刃:川原正嗣 蓬莱つなで:山口紗弥加、蓬莱新九郎:河野まさと 疼木餅兵衛(蓬莱兄妹のじいや):逆木圭一郎 チャーリー:前田悟、エンジェル:山本カナコ
「あらホント、噂どおりイマイチだわ」って感じ。 病弱なサラサーディ(人間)に惚れ、永遠の命を与えようとした結果、 魔物にしてしまった罪で、壺(ツボイ)に封じ込められているジン。 1001個の人間の願いをかなえれば解放され、ついでに 1つだけ望みがかなう。望みは彼女をもとの人間に戻すこと。 今回、彼を呼び出したのは新九郎&つなでの兄妹で、 望みは城を手に入れること。その城には、人の魂を喰らう姫がいた。 その姫がサラサーディにそっくりで、魔力使えて記憶がなくて、 サラサーディなんだろうと思ったら、実は・・・!なんていう、 新感線らしい どんでんもあったりするんだけど、何かたるい。 なんでといったらやっぱり、主役が薄いからじゃないかなぁ。
何だろう、森田君が要領よさげに見えるのがまずいのかな? 人間「なんか」に本気で恋しちゃって、目の前から彼女が 消えた今も、必死に彼女のために一途に頑張るって話が、 どうも現代っ子っぽい雰囲気とかみ合わなくて変な感じ。 アツヒロがやったんじゃ いかんかったんかい?と思って、 なんだ、これって『犬夜叉』じゃん、と思ったりも。 なのに主人公が一途バカじゃないのは致命的。
彼の殺陣は、川原さん相手が多かったので助かってたかも。 じゅんさん相手だと、まあまあかなぁという感じなんだけど、 川原さんが相手になると、結構いけて見えるのがすごい。 大勢を相手にする時は、魔力の剣でレーザービーム!(笑) いや、誰がかっこ良かったって、じゅんさんより田辺誠一より、 とにかく今回は川原さん!相手を上手く見せる殺陣なのに、 いつもより美しいのは、メイクのせいだけじゃないかと。 ブルーのシャドウつけた田辺誠一より美しかったです。
今回は、新感線役者たち目立ってたと思う。 といっても、私は実はあまり見分けついてないんだけれど、 橋本じゅんさんファンなら観ておけ!も本当だと思った。 ジンを追いかける魔界刑事役なんだけど、「あーもう、 君ってばホントに新感線なんだね(^^;」って感じの、 無駄で無意味でどーしよーもない変な踊りとしゃべり! 暑さと、お約束のドジ。ベタすぎるギャグ。 田辺さんにはガラかめネタ、森田君にはもちろんジャニネタ、 自身は、衣装についたおヒゲで、ハグリットとハリポタネタ。 そんなもんに救われる自分もどうかと思いながら、 安心して笑って、さーて忘れようかモードに入れる。 そういえば、「蜷川マジック!」で牛が落ちてきたり、 いのっち人形なんてものまであったような。
でも、思わず「うわぉっ!」と拍手してしまう見せ場は 外さずカタルシス与えてくれる辺りも、さすがの じゅんさん。 バイクにまたがり登場シーンも、待ってました!だったけど、 存在感のない殿(磯野慎吾)改め→「生まれ変わった殿」が 再登場した時の気持ち良さったら!青劇最後列で大拍手。 バカ殿髷にキンキラ衣装であんなにかっこいい人って、 この世にいてもいいのかしら〜?ってほど、嬉しい登場。 ボラーは後でもう一度生き返って再登場という辺りは、 こっそり、いのうえさんに贔屓されてるかもという気もしたり。 今回の基本衣装は、部下のチャーリー&エンジェルともども 黒のピタピタ光り生地制服にヒゲで、これもまたお似合い♪
何しろ観終わって覚えているのが、 ボラー、ツボイ、剣風刃、次点で風賀風左衛門だもんなぁ。 ジン、サラサーディ、つなで辺りの人間関係は薄くって。 チケットほとんどV6で売れてるのに、こんなに新感線ネタで いいんかいってぐらい、いつもの新感線メンバーの感じ。
申し訳なかったなと思ったのが、チケットを譲ってくれた人が 森田君ファンだったらしいのですが、観終わってから 「今度で何回目なんですか?」と聞かれてしまったこと。 初回ですと答えたけれど、たくさん笑っていたからと言われ、 やっぱりそうだったのかなぁと少し反省モード入っていました。 一応、前列の反応とか見つつ少しは気にしていたんだけど、 でも、ごめん、じゅんさん登場で一番盛り上がって。 ごめん、壺が眼鏡柄なだけで喜んだり、凶悪犯リストに 轟天があるの見つけて思わず反応しちゃったりして。 ごめん、「ザンス」とか言ってる人で思わず嬉しくなってて。 ゲスト様のファンにチケット買ってもらって青劇埋めておいて、 結局は、自分たちの好き放題しただけのような気もして、 ちょっと申し訳ない気分にもなった帰りでした。
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