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2005年03月04日(金) |
『ギルダ〜愛の設計』初日ソワレ感想 |
昨日観てきた舞台の感想です。 明日はレミ発売で早起きしなくちゃいけないし、 その準備で人が泊まりに来ているし、しかも、 ブレーカーが落ちて、ここに書こうとしていた文章が 途中でポンッと全部消えてしまったりしたので、 今回はもう本当に、簡単感想にしようと思っています。 書きたい感想といえば、実は1つだけだったりするし。 本当は、勤務時間中にこっそり書きたかったけれど、 とてもじゃないけど そんな時間はなかったから。 つまりは、お昼寝タイムもなかったというわけで、 既に半分まぶたが落ちながらの殴り書き感想です。
『ギルダ〜愛の設計〜』
<作>ノエル・カワード <演出>竹邑類 <時間>1幕40分、2幕60分、3幕50分、休憩各15分 <場所>博品館劇場C-17 <出演> 絵麻緒ゆう、瀬下尚人、蓉崇、戸井勝海 鳥居かほり、小野妃香里、山本道子 村國守平、藤本道、倉門勇次
きっと、お洒落な話なんだろうなと思う。 あらすじも気に入ったと思う。 多分 私は、脚本自体は とても楽しめると思う。 でも1幕は眠かったし、2〜3幕は台詞のテンポが 良くなっている場面では面白みを感じたけれど、 全体的に、何かどうにも足りないなという印象。
あらすじは、簡単に書くと こんな感じ。 売れない画家オットー(蓉崇)、若手劇作家レオ(瀬下尚人)、 画商のアーネスト(戸井勝海)は かつての親友同士。 3人とも、ギルダ(絵麻緒ゆう)に惹かれている。 ギルダがオットーと暮らしているところから始まって、 成功したレオと暮らし、アーネストと結婚し、最後は・・・? こんな話だけに、ギルダが魅力的に見えなかったのが 何よりも辛かったなぁというのが一番の感想。
絵麻緒さんって、顔立ちは 本当にきれいなのに、 仕草や体形から男役が抜けてない印象が強いんです。 なのに、体にフィットしたドレスなどばかり着せるから、 余計に女性らしさが今一つと感じられるんだと思う。 さらに何よりも、演じているご本人が多分、とても 自制の効いた方だというのが見えてしまっている。 そのため、自分の感情に素直であることを何より重視する ギルダという女性像がハマっていない。 彼女の奔放な愛情という本自体は納得いくものなのに、 台詞から浮き上がっている絵麻緒ギルダが寂しかったです。
でもまあ初日だったからというのも大きいのかも。 膨大な台詞量なので、台詞のテンポが良くなれば、 それだけでも相当魅力的な舞台に見えてくるだろうと思うし。 実際、2幕最後の方の、オットーとレオの場面など、 ふっきれてる2人のやることなすこと楽しかった。 多分、テンポは日を追うごとに問題なくなると思う。 問題は、絵麻緒さんがどこで ふっきれてくれるか。 舞台が面白くなるか否かはそこにかかってると思います。
あ、最後にファンモードで少し。 戸井さんは今回、唯一ともいえる「常識人」役。 とても似合っているし、本人もやりやすいだろうと 思うのですが、個人的には勿体ないなぁという気も。 オットーかレオ役で、殻を外しまくる戸井さんが観たい。 できたら絶対、もっと魅力的になれるのにな〜。
私自身は、感覚だけならギルダたちの方に近いのか、 最後は「ごめんなさい、本当に悪いことをしたと 思っているわ。でも、永久に分からないかもしれない けれど、私たちはこれが幸せなの」と思っていました。 そう共感するところがあるからこそ余計にどうしても、 ギルダを演る人に対して、厳しくなってしまうのかな? でも、後は彼女次第。そう、強く思った舞台でした。
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