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2004年05月31日(月) |
『髑髏城の七人』(アカドクロVer.) |
ガーーン。 9割方書きあがってた日曜日の日記、 眠気で頭がボケボケしていて文に不安があるから、 いったん寝て、朝起きてからまとめてアップしようと フロッピーに入れて職場に持ってきたつもりが、 全然 違うものを持ってきてしまったらしい。 2か月も前の書きかけ感想とか入ってるよ。 いまさらリンクは張りませんが、ついでなので、 いくつか感想を、こっそり書き加えておきました。 日曜の大河については、台詞とかも引用したいし、 ちょっと記憶だけでは書けないかなと思うので、 今日は珍しく、観たばかりのものの感想です。 (6/1 23:30頃、日曜日の日記も追加しました。)
『髑髏城の七人』(アカドクロVer.)
<会場>東京厚生年金会館7列23番 <幕>1幕55分(休憩15分)2幕110分 くらい。 <出演> 玉ころがしの捨之介・天魔王:古田新太 無界屋蘭兵衛:水野美紀、 沙霧:佐藤仁美、極楽太夫:坂井真紀、 抜かずの兵庫:橋本じゅん、贋鉄斎:梶原善 裏切りの三五:河野まさと、磯平:磯野慎吾 狸穴二郎衛門(家康):佐藤正宏、服部半蔵:川原正嗣、 ・関八州荒武者隊 インディ高橋、吉田メタル、保井健、中野順一朗、鹿野哲郎 ・関東髑髏党 新光の邪気丸:山本亨、犬神泥帥:右近健一、 胡蝶丸:山本カナコ、龍舌丸:前田悟、巍岩:横山一敏 鉄機兵:兵武田浩二、佐治康志、長谷川聖、大林勝、 竹内康博、加藤学、矢部敬三、三住敦洋 ・無界の里の女たち 杉本恵美、中谷さとみ、保坂エマ、中坪由起子、川田希 野口かおり、成田さほ子、秋山エリサ
いや〜、楽しかった! 橋本じゅんさんの出ている舞台を観ると、元気になる。 兵庫というのは、相変わらず、単純で泥臭い男。 野郎に好かれる男気と、女へのだらしないまでの惚れっぷり。 元農民でも、野郎どもに「兵庫さん以上に武士らしい武士は いないっす!」と言われる心意気、傍から見ればバカっぽいこと この上ないけれど、本人たちはかっこいいつもりの決めポーズ、 荒武者隊メンバーの言う「腰は逃げても心は逃げない!」など 思い込みの強さと人の良さを合わせて暑苦しさを加えると、 こうなるんだなぁ!って感じで観ていて血が燃える燃える。 あーやっぱり、じゅんさん好きだなぁ!と思わせる。
(関係ないけど、形容詞を列挙していて思ったのは、 まさか大河の主役、こういうふうに描きたかったとか?(^^; あちらは幕末、こちらは戦国という違いはあれど同じ乱世、 同じく農民出身で、1つのポリシーを胸に野郎に慕われる。 まあ、こちらは特に仕える相手を持たない違いは大きいけど。 じゅんさん@勇。・・・すっげぇ見たいかも。)
森蘭丸の水野美紀が驚くほどの怪しい色気をかもし出し、 広がる着物も美しく殺陣もクールに決めてブラボーだし、 主役の古田さんは、色気も殺陣もイマイチ退屈だったけど、 贋鉄斎との大見せ場「何人斬っても斬れが鈍らない」剣での 100人斬りの場面は、さすがに拍手喝采を得る健闘っぷり。 佐藤仁美も『スサノオ』以来なので、背負うものが重い 一生懸命で元気な子という役柄は似てると感じたものの、 少し聞き取りやすくなった台詞回しと、健気さアップが○。 河野さん、右近さん、川原さんなども それぞれの役柄に 「らしさ」が しっかり出ていて、いい感じ。
この演目、上演3回目らしいけれど、 さすがに、脚本も よく まとまってたなと思う。 新感線舞台に多い、バランスを崩す笑いがほとんどなくて、 7人+1人+家康&半蔵というストーリーが かっこいい。 物語を見せつつも、パワーと勢いは失っていなくって、 特に後半、捨が捕まって以降は体温上げつつ観てしまった。 1幕55分、2幕110分ってバランス悪いなぁと思ったけど、 絶対!それでなくちゃいけないんだと、観たら分かった。 楽しかったな〜。ホントに元気になったよ、笑って泣いて。 帰り、ふと気づいたら、2駅分40分歩ききっていて、 思わず驚いてしまいました。すごいなぁ、面白い舞台って。
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