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2004年05月29日(土) 『エリザベート』前楽

簡単に思いついたことだけ書こうと思ったら、
なんか、パクさんの事ばかりになってしまったけど、
一応、エリザ前楽の感想です。


あ、ものすごく関係ないけど、F1の佐藤琢磨
な、な、なんと!日本人初の予選2位だそうです!!
レース嫌いじゃない方、日曜23:50〜フジテレビ系で放映。
いや、期待させといて前回みたいに派手にリタイヤ、
なんて可能性もあるけれど、良ければ見てください〜。



『エリザベート』
<W出演>山口・石川・パク・今・川綱治加来
<座席>2階C-38番

本編自体は、感想としては普通。
今期エリザでは初めての2階席から観劇で、
オープニングの大小ルドルフは、同じ棺から
出て来るんだと初めて気がついたり、
執務室で皇帝陛下が座られる机のあるセリが、
開きっぱなしの時間が非常に長い事に気づいたり、
席的な面白みは多かったし、拍手は長かったけど。
でも「楽」という こちらの思い入れの割には普通。

ただ、近くから数回観た後だと改めて、
山口トートは遠くから観るべきものと確信したかも。
体の動きの不自然さよりも存在感や立ち姿の
美しさが際立って届いてきて「死」の威厳がある。
ルドルフの死の場面、あまりに美しくて息を飲んだ。
触れるだけの口づけ。「死は誰にも平等に優しく訪れる」。
パクルドは引き金を引く前に辛そうに顔を歪めるけれど、
その一瞬を越えれば確かな平穏を手に入れたと思えた。
そんな感じで演技には納得してたけど、歌はいまひとつ
不調だったのか、祐一郎さんとしては広がり不足な感じ。
機械的なエコーばかり気になるなーという印象で。

そんな中、やっぱりパクルドが良かった。
前回で すっかり気に入ってしまって、綜馬-パクも
観たいと探したけれど、既にウイークデイマチネのみ、
涙を飲んで諦めたパクルド楽、とても良かった。
台詞は既に「説得する事ができなかた」以外は完璧。
そして、近くで観て細かい表情や演技に惚れたはずが、
遠くの席から表情や小さな演技が見えずに観ていても、
同じ印象が欲しい時に きちんと伝わってくる。

何より男らしいのが好み。
以前は「実年齢のルドルフに近く作っちゃうと、
ママって呼びかけはキツいよね」なんて言ってたけど、
違和感ないのは、自立した男として話しているからか。
明らかに肉親に対する頼み事という柔らかさ・甘さは
あるのに「判断の結果」という理性でもあるという。
「お前が呼べば現れる」とやってきたトートへの
態度にも同じようなものを感じたし・・・、
え〜と、単に私パクルドが好みってだけかな?(^^;
パクさんのお顔は苦手系だけど、パクルドは、
かっこよく見えてます、私。でもそれって、
演技力のおかげってことですよね?

さて、楽感想で肝心らしい、カーテンコール。
パクさんと禅さんが楽日で挨拶あったのですが、
先に話し始めたパクさんに、驚かされました。
「明るい笑顔や楽しい踊りを見せたかったけど、
毎回、美しく死んでいく役だったので、また、
そういう良い役を取れるように頑張ります」と。

もしかしたら母国語じゃないから、ニュアンスが
違うのかもとも思ったんだけど、もっと違う役が
演りたかったんだよーというように聞こえて、
楽日にいきなり何を言い出すんだ?!とビックリ。
今、終わっちゃった役よりも次のステップを!
という点でも「韓国人は上昇志向が強い」という
イメージを思い出させられ、発音が日本人とは
違った事より、そっちで衝撃を受けてました。

もちろん、それまでのルドルフで彼がほぼ
パーフェクトに違和感を感じさせなかったから
こそ、この衝撃が大きかったというのはあるし、
長めの挨拶の最後は「ルドルフという役は難しいし
役作りは限りがないと思うので、まだ始まりだから、
地方の方もよろしくお願いします」と〆たけれど、
(しかもこの辺りは日本語不安そうに振り返って
確認したりしながら話していた)とにかく最初の
言葉が、ものすごくものすごく、ショックでした。
ひと言ひと言、細かく大きな拍手受けていたし、
きっと私の解釈違いだとは思いたいんだけれど。

その後の禅さんは、
よいしょっ!と ちびルドを肩に抱え上げて前に出、
出てきたかと思ったらいきなり「え〜、下ろします」。
後ろでマジ転びしてしまった皇后様を筆頭に、
会場中の笑いを誘ってから、おもむろに話し始めて。
「6年ぶりなので(5年と言ってたかも)、過去の事を
話そうかと思ったけど、浮かびません。きっと今が
一番、幸せだからだと思います」と話し、大拍手。
ああ、禅さんらしいなぁという感じのご挨拶。

そして、ちびルド君に「挨拶は?」的な声をかけ。
私はここ数回、この川綱ちびルドばかりに当たって、
この「男の子」っぽさは、浦井ルドに成長しそうだし
できれば他の子で観たいなと思い続けていたのですが、
カーテンコールはもう、この子すごい!と思った。

「短くてもいい?」みたいに返事する彼に頷く
禅さんと周りの人々を見てから川綱君、
「え〜と、僕はたくさん猫を殺してしまいました」。
もう、大拍手&大笑い!会場中をさらったよ(^^;
更にもう少し何か・・・と促されて、前を向いて、
「エリザベート万歳!」
・・・いや〜この子、大物になるわ・・・。



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