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2004年04月15日(木) |
『ユタと不思議な仲間たち』 |
ガーーン。 『離婚弁護士』初回、見逃しちゃったよ。 今クール唯一、見ようかなと思っていたドラマだったのに。 天海祐希、好きなんです。第1回には山路和弘さんも 出ると聞いてたし、期待と共にタイマーかけて出たのに、 再生してみたら、食わず嫌い王。野球延長だった模様。 ・・・そんなシーズンだったわね、忘れてたよ。 天海さんは割と見られたけど、山路さんは顔見せ程度。 どんなドラマだったんだろうなぁ、気になります。 しかしミムラ、これでフジのドラマ3クール連続出演? なんで、こんなにプッシュされてるんだろう?
『ユタと不思議な仲間たち』
<出演> ペドロ:光枝明彦、ダンジャ:増本藍、ゴンゾ:芝清道、 モンゼ:高城信江、ヒノデロ:下村尊則、ユタ:田邊真也 小夜子:八幡三枝、寅吉:吉谷昭雄、ユタの母 菅本烈子 クルミ先生:平野万里、大作:菊池正、一郎:澤村明仁 ほか
今年2回目の四季。ここ数年とみに、 母音しか聞こえない台詞回しが気になって仕方なく、 作品自体を楽しめなくなって、四季からは遠ざかり気味。 せいぜいが、会社の観劇会で年1回というところなのが、 今回、この作品が大好きだという友人に連れられて、 久々に自分でお金を払って観劇となりました。
・・・が! ものすっごい運が良かったなと思うのですが、 昨日のキャストは以上のとおりで。四季では古株多し。 特に男性メインは光枝、芝、下村と知った顔ばかり。 この辺の人たちは、母音しゃべりじゃないんです。 寅吉役の人も、すばらしくナチュラルな方言が◎だし、 子供たちも方言のせいか何故か、ほとんど気にならず。 先生と、共通語圏から引っ越してきたというユタだけが 少し気になった程度で、台詞に引っかかることはほぼなく。
そうして見ていると、泣ける舞台でした。 都会からの転校生の勇太。町では友達いっぱいだったが、 この村では もやしっ子と女の子にまでいじめられている。 名前も「ユタ」と短く呼ばれ、ちゃんと呼んでもらえない。
けれど、いじめられている最中に、不思議なことが起きる。 ハチの巣がいきなり いじめっ子の上に落ちてきたり、 橋が跳ね上がって、彼らを通せないようにしたり。 不思議がるユタに寅吉は、座敷わらしの話を聞かせる。 彼の言葉に従って、古い座敷に独りで泊まったユタは、 座敷わらしたちと出会い、友達になり、彼らに助けられて 徐々に たくましくなり、村の子にも認められるという話。
最後に座敷わらしたちは、住んでいた座敷が 取り壊されるからということで、去っていってしまいます。 「会えなくても、ずっと友達だよ」と言いつつ去る彼らに、 私は、人間の方がそのつもりになって大切にすれば、 いつでも自然の声を聞くことができるんだよ、という メッセージを受け取って、『グラン・ローヴァ物語』の エンディングみたいに、ウルウルしてしまいました。 (知らない人多いと思いますが、少女漫画の名作です) 忘れないからね、大好きだよ、と思いつつ。
私がそう感じたのも間違いではないと思うのですが、 一緒に観に行った、やはりユタ初見の友人は、実はその 座敷わらしたちが、戦争や飢饉などで、人間になる前に 死んでしまった子供たちだということが気になってた様子。 また、時代の変化に、居る場所をなくしてしまう彼ら。 「実は座敷わらしたちが主人公だよね」という彼女にとっては 彼らの悲しみの方が強く感じられ、積極的に、環境破壊への 警鐘という舞台に受け取られたらしい。本来的には、 そっちの方が製作意図に合っているような気もする。 でもいいんだ、泣けたんだから。多分。
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