検索HPなどから飛んでこられた方へ。このページは最新です。
お手数ですが目的のものは、日付を確認の上、BNリストからお探しください。
今日の私
BNリスト|昨日|明日
2004年04月08日(木) |
『エリザベート』ソワレ(内野・禅) |
再び『エリザベート』(内野・禅・浦井・今・塩野)。 今期もう何回目だろうと数えてみたら7回目。 私この作品そんなに好きじゃないはずなのに。 でも、ここ2週間ほど、寝ても覚めても一日中 頭の中に流れる曲が♪ミルクというのは事実。 朝起きると「ミルクはどこに行った〜?!」って。 飛び起きて、一緒に踊らなくちゃいけない気がする。 運が悪いと「皇帝は見過ごすのか皇后の裏切り!」 と共にシェネラーの姿が瞼の裏に浮かんでしまうので、 せめて、♪ミルクで起きたいところなのですが。
そして、写真が36pも加わった結果130pを超えた パンフレットを手に入れて しみじみ眺めた末、 ♪ミルク のセンターで踊るルキーニを写メして 携帯待ち受けにしたというのも事実。 キャスト紹介も前回公演写真も、別にどうとも 思わないのに、今回公演の写真にはどれもこれも ドキドキして、見ていて落ち着かない。煽動されてる。 おかしい。こんなはずじゃなかったのに。 今回のルキーニ、好きじゃないのに大ハマり。 あ、でも、今回の舞台写真はどれもいいです。 ¥2,000は高いけど、本当に見ごたえあり。
でも高嶋ルキーニは、すばらしい安定感のため、 毎回何かを書こうという気にならないのも事実で。 今回 書きたいことといえば、禅フランツでしょう。 すっごいすばらしかったのに。すばらしかったのに。 ひたすら感動して観ていたのに最後で大こけ。
今回フランツは本当にどちらも大好きで、 バランスよく観ているので、禅フランツは4回目。 ご自分で宣言されたとおり、どんどん成長していて、 ファンとして久しぶりなほど幸せな気分でした。 今日も、演技も声音も見事に年老いていきながら、 エリザベートを愛し続ける皇帝を本当に好演。 初期には、愛情は感じるけど仕事してなさそう・・・ だったのが、きちんと皇帝であるが故の苦悩も。 禅フランツの♪私だけに(三重唱)で初めて泣きながら、 今日に限って言えば私的に綜馬さんを超えたかも?!と、 思ったりしていたのですが。
最後の最後♪悪夢 で禅さん超お得意のtoo much(泣) 血の気と気分と涙が引いていく音が、本当に聞こえた。 ♪我が妻〜だ〜!!と歌われて「ああ、はいはい」気分。 いつもの「石川禅の熱〜い演技」に戻ってました。 今期初エリザの友人には「だってあれが石川禅じゃない」 と言われてしまい、普段は本当にもっと抑えた演技で こちらが泣けるんだと力説しても聞いてもらえず涙。 今期ずっと良かっただけに、本当に悔しい、悔しい。
しかし、今日も良かった高嶋ルキーニは、いつも通り 高値安定だけに、語ることがないのが本当に悲しい。 そう言えば1つ。何回も通って非常に実感したのが、 「客に語りかけるようにしている」という演技の プランが、見事に実践されているなということ。 そんな訳は絶対にないのに、R列で観ていても、 こちらを見られているような、目が合った気がする。 E列端でもC列サブセンターでもR列センターでも。
まだ2階で観たことはないけれど、そちらに視線を 向けているのを感じることもあるし多分同じだろうと思う。 きっと、再演時よりもはるかに、語り手としての姿を 強く感じるのは、演出の変更だけではなく彼の演技力。 2幕頭で拍手を煽るのだけは、あまり好きでないけれど、 今回のルキーニ、本当にすごい。観るたび実感しています。
最後に一言ずつ思ったことを追加。 ・♪闇が広がる、内野トートは朴ルドとの方が好き。 ハーモニーに広がりが出て、音の快感がある。 朴ルド&山口トートは未見だけれど、山口トートは 声質が硬く聞こえる浦井ルドとの方が良さそうな印象。 ・いいかげん慣れたつもりの電飾だけど、やっぱり、 シシィが木から落ちる場面だけは何とかしてほしい。 彼女のお腹から退場するのだけでも変えられない? ・もう一つ慣れられないのは、リヒテンシュタイン。 どうしても、仕草や話し方に品がないのが気になる。 ・塩野ルドルフは、一番、いかにも皇子然とした印象。 成長したら井上ルドになりそうと思ってしまった。
|