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2003年10月10日(金) |
市村正親30周年記念「オモチャ箱」 |
改めて、観てない舞台をCDだけで聞いても、 私にとっては無駄だということを、しみじみ実感しました。 伝説の市村ファントム!!これが観られただけでも満足。 ちゃんと「異形」だったのが、とにかく衝撃で嬉しかった。 エレファントマンを演ってくれた時と同じものの存在を感じた。 きっと市村ファントムは、物心ついた時からずっと、 明らかに一目見ただけで誰にでも分かるほど人と違う。 心理的なコンプレックス云々ではない歪みがあるんだと思う。 『オペラ座の怪人』は好きな作品で、何度も観ているけれど、 本来の最も正当なファントムはこれだと、心から思った。 これを全編観るためだけでも、劇団四季つぶしたくなった。 結構、本気。無理は分かってるけど、でも。
観られて嬉しかったのは、市村ヘロデも。 でもこちらは、ここ数年観てきた市村正親から 想像できる範囲内のものだったと思う。もちろん良かったけど。 洒脱で少し倦んだような雰囲気が、話の中のヘロデ王らしい。 後ろに当時の写真が映っていて、アイドルにしないかと 請われたというこの顔で この雰囲気やられたら、 そりゃあもう、さぞ、当時の人は蕩けただろうと思ったり。
ダンスコーナーも面白かった。 50歳過ぎて(ますよね?)あれだけ動けるなんてと、もう感心。 でも「感心」であって「感動」ではなかったかもな。楽しんだ。 あと、ラッパー系?の服装は、ちょっと う〜んと思ったかも。 せっかく細身の体が動くラインが きれいに見えないんだもん。 このコーナーでも、WSSよりコーラスラインの方がお気に入り。 「自分はゲイだ」という、背負うものがある役柄。 市村さんには、真っ直ぐな役よりも、曲がりまくってる役を やってほしいなぁと、個人的には しみじみ思います。 申し訳ないことに、メドレーにスヌーピーが入っていたことを、 観終えた直後に読んでビックリしたくらいだし。いつ歌ったの(^^;
パンフレットには、市村さんの30年の歴史が載っていました。 そのうち私が市村さんで観たことあるのは、ほんの7年ほど。 でも、作品として観たことがなかったのは『アプローズ』のみ。 すごいなぁと思う。どれだけトップを走り続けてきたのか。 今回の舞台、エンターテイメントで存分に楽しみました。 それと同時に、これが本物!というものも見せて頂きました。 さすがだなぁと思った2時間。幸せでした。
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