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2003年09月19日(金) 『PURE LOVE』2日目

トップが70000hitsを超えました。
いつも大体、半年で10000hitsだったのですが、
今回は5か月。これもレミ効果かと思うと感慨深かったり。
最近、とみにサボりがちで申し訳ないのですが、
これからも感謝を忘れず、かつ自分のペースで
書き続けていきたいと思います。有難う♪


<脚本・演出>小池修一郎
<音楽>島健
<出演>
中川晃教、大和田美帆、NIRO、石川禅、旺なつき、
曾我泰久、伊東弘美、tekkan、朝比奈慶
斉藤直樹、田中宗一、宮本武弥、野口征吾、まろ、岡田亮輔
後藤健流、辻本知彦、森新吾、黒瀬義明、輝信
吉田恵、小川亜美、宇野まり絵、安藤聖


いや、本当につまらなかったんですけどね。
なんとも唐突な伏線のない愛情や、ストーリーに絡まない
話を長くするばかりのカップリングがあって理解しづらかったし。
主役2人の「Pure Love」との対比という意図は理解できますが、
大人たちの恋愛も書き込むなら、もっと整理しないと。

つまんない話と切って捨てればいいだけの舞台なのですが、
手元のチケット売りに出すのも面倒なので、もう一度行きそうだし、
考えてみるのもいいかなぁ・・・と、あらすじ書き出してみたら、
意外にも ちゃちなだけの普通な話で、こりゃどうしようもない(^^;は、
最後の数シーンだけでした。それが恐ろしく凶悪なのは確かですが。
じゃあ何が悪いのかと思い返せば、多分、言葉の使い方。
今っぽくしようという努力が空回りしている印象。
何がとは例をすぐに思いつかないのが辛いけれど、
全編通して、こんな言い方しねーよ!が多すぎて。

(思いっきりエンディングまでネタバレのあらすじはこちら
やたらと長くなってしまったので、別ファイルです。
ちなみに役名は、¥2,000と高いパンフレットを購入せず、
おぼろげな記憶とネット調査だけによるものなので、
分からない人は「」付けて役者名で書いてあります)

踊りも、よく分からないけれど つまんないなーって感じ。
振り付けが悪いのか演者が下手なのか私には分からないけれど。
何となく先日の『サタデーナイトフィーバー』思い出しながら、
あのバラバラだけど力のある踊りが欲しいのに、とか思ってた。
どちらかというならまだ、スコルピオよりはマーキュリーズ組の方が
表情のいい人がいたような気がするかな。個々のキャラも立ってたし。
女の子たちの中にも1人割と表情のいい子がいたけど、名前不明。
ただ、どセンターで観ていたけど、ジョーの踊りは辛かったなぁ。
あと、海外を回っている敏腕プロデューサー(笑)が認めるくらいの
純のVJとしての腕ってのも、作品を見る限り?ってものだし、
どうもリアリティがないんですよね。

変なリアリティというなら、小物にも。
覚えているのが、旺なつきが買ってきた差し入れの袋が
渋谷駅地下のFOOD SHOWだったなとか、有希が純の出所祝いにと
「デパ地下で買ってきた」惣菜の袋が、DALLOYAUだったなとか。
20歳にもならない渋谷のストリートで遊んでるような子が、
どこの三越まで行って買い物してきたんだろうなんて思ったり。
大体、クラブで遊んでるような子たち あんな服装してる?
私、何やかやで ほぼ毎日 渋谷歩き回ってるけど、
今時みんな、すごいおしゃれだと思うんだけどねぇ。

曲は、割といいものがあったと思うんだけど、
いかんせん歌詞が・・・歌詞が・・・・もう失笑もの。
セリフも「どうしたらいいんだろう(^^;」って逃げ出したくなる
ようなものが多いんだけど、歌詞はそれの上を行くというか。
旺さんが1幕で歌う曲を2幕で朝比奈さんに歌わせるとか、
主役2人が結ばれた時の曲を最後にも流すとか、
こだわりは見えるんですけどね、それ以前に問題が。

役者も、このセリフ群じゃキャラを立たせるのも
難しかったのかなという感じで、ペラッペラに存在感なし。
旺さんとか禅さんとか、まともにやろうとすればするほど
可哀相な印象もあり、出番が少ないのがいっそ救いなほど。
少しは まともに見えたのが、不思議に面白いことにNIRO君。
何というか、演技のベタさが脚本にマッチしていたので(苦笑)
他の舞台にいたら、あまりの下手さにキレてたかもの演技が、
この、安っぽいジュブナイルのような脚本に不思議にも似合って。
一応は最大の敵キャラという おいしい位置にあったし、
彼はもしかして今回、唯一 得したんじゃないかなと思ったり。
tekkanも、他にどうしようもないキャラクターを
開き直って演じていて、本人に割りと好感があったかも。

肝心の あっきー。
ごめん、感想は「演技しなくていいから歌ってようね」。
セリフを言う時は、無闇やたらに身振り手振り振り回しまくり、
そうでない時は、結構ぼーーっと立ち尽くしているだけ。
会話になってないよー。受け応えって言葉知ってるかい?って感じ。
ただし歌い始めれば、曲がいいのもあって とにかく うっとり。
♪君は〜ピュアラ〜ブとか、覚えてるものも いくつかあるし。
演技は精一杯やってることは伝わってきたさ。でも、それだけ。

ヒロイン、初舞台の大和田美帆ちゃん。
実は、あっきーの次の舞台が『ロミオとジュリエット』と聞いた時、
演目自体が悪い!と思った。なぜって、誰がジュリエットを
やったとしたって、デュエットに満足できるわけがないから。
彼の歌には、あらゆる意味で あまりにも力がありすぎるから、
釣り合う相手なんて探し出せるわけがないと最初から思っていた。
だからいっそ初舞台で歌は苦手という彼女で良かったかもしれない。
ひどい言い方をすれば、最初から、あっきーの邪魔にならないよう、
音を外して悪目立ちさえしないでくれればいいという気分だったし。

そんな気持ちで行っただけに、意外に不満は少なかったかも。
ソロでも か細い声では、まともにデュエットした1幕は論外だけど、
囁くように歌った2幕では、意外に声の相性は悪くないと思ったし。
歌手によくある(もちろん、あっきーにも多大に)、しゃべったり
歌ったりの時に体全体でやってしまう不自然な動きはないし、
あまりスレてない感じの素直な可愛さが似合っていたし。
2幕頭、面会に来た有希と純の、2人とも上半身しか
見えない場面での会話では、結構 上手じゃん!と思ったくらい。

とにかく、何も期待しないで行くのが吉。
期待していないつもりだったけれど、1幕90分は相当つらくて、
後半になるにしたがって、自分の目の焦点が合わずに、
うつろな表情になっていってることが感じられていましたから。
曲が終わると、せめても盛り上げるために拍手しなきゃと、
頭のどこかで声がするけれど、手を動かすまでに至らないって感じ。
2幕になると、脚本書いてる本人もヤケクソだったんじゃないかと
思うほど どうしようもなさがパワーアップ、NIROの出番も増えるので
逆に開き直って観ていられたかもしれません。
久々の生あっきーの歌声は良かった。感想はそれだけ(苦笑)



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