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2003年09月18日(木) 長期休暇してすみません。〜今日のレミゼ(ソワレ)

えっと・・・、ごぶさたしております。m(_ _)m
先週半ば辺りから、珍しく 人と喧嘩をしていました。
私は随分と鈍く、人に言われたことにムッとするのは大抵、
全てが終わった後なので、あまり喧嘩はできません。
ただ今回は 間遠に連絡を取っている人からのメールで、
約10日前にもらったメールで喧嘩売られた気がしたことを
思い出してしまったため、つい過剰反応してしまって。

最初から読み返すと、今回に限っては私の被害妄想気味で、
相手も、さぞ腹が立ったろうなという気がするのですが、
とにかく慣れないことで、カーッとなってしまっていて、
そればかりで頭をいっぱいにしてやり取りしているうち、
気がつけば、日記も書かないまま日数が経ったようです。

心配のメールなど何通か頂いてやっと目が覚めましたが、
その後いきなり、トラ優勝騒ぎのあおりを喰らった
仕事がアップアップとなり、残業休出の波に飲まれ、
結果、9日も間が開いてしまいました。すみません。
多分明日辺りには、トップも60000Hitsですね。
放り出してある間も来て下さり、本当に有難うございます。

その間に観たもの(○)、観られなかったもの(×)です。
(○)9/12ソワレ『ビーシャ・ビーシャ』
(○)9/13ソワレ『レ・ミゼラブル』(石井・内野)
(×)9/14マチネ『I Love You 愛の果ては?』
(×)9/17夜の部『西へゆく女』(本多劇場)
観られた2本については、近日中に簡略版でも感想書きます。


さて。以下は今日観たものの感想です。
レミゼですから、例によって長いです(笑)

『レ・ミゼラブル』18:15〜 G-26
<出演>
山口・内野・新妻・井料・河野・岡田・駒田・瀬戸内・坂元
局田ガブ、国分ちびコゼ、永嶌ちびエポ
伊藤グラン・横田クール・坂口ジョリ・上條コンブ
中右フイイ・小林レーグル・村田バベ・鈴木ブリジョン
蔓谷プルベール・KNETAROパルナス・清水クラクスー
浜崎 買い入れ屋・高島マテロット
高橋ファクトリーガール・史桜ジベロット・荒木マダム
楠見 少年1・高山 少年2、亜久里カツラ屋
<指揮>井村誠貴

内野ジャベ連続3回目。
初回F列センターから観て、ダメすぎ!と切って捨て、
2回目は、2階最前列からオペラで追った時だけ、
あら、時々いけるじゃない?と思って見直してみたり。
3回目。楽以外で観られる最後の内野ジャベなので、
彼を観に(正確には別所-内野を観に)博多まで行く価値が
私にとってあるかどうか見極めるのが最大の目的の今日。
意識して相当の時間、内野さんを観ていたという条件で、
ようやく作りを理解し、嫌いじゃないなと思ったり。
ここまでしなきゃ分かりづらい良さというのは
舞台としてどうかというのは横に置いて、一応 感想。

謹厳な警部という顔の下に、バルジャンに負けぬ熱さがある。
砦から逃がされる寸前の、もの問いたげな表情や、
自分の力では下水道を追えない時の、激しい怒り。
岡ジャベが、バルを逃がした後に自分の道を貫く方法は
どこにもないと冷静に判断して死んでいくのに対して、
内野ジャベの自殺は、バルジャンに引きずられるのに
強く強く抗った末の最後の手段と感じられて納得。
あくまでも身じまい美しい岡ジャベの姿に対して、
非常に人間的で、共感の余地があるのが嬉しいかも。

理解してみれば、好みとしては絶対にこちらだけれど、
別所バルと組み合わせると「曲を聴いただけで泣けるぜ」
というレミゼの壮大さはどこかに消えうせそうな予感。
お2人の歌がどうこうというのは、横に置いたとしても。
少し文句はあっても「皆救われて良かったねー!」という、
強引さがレミには欲しくて、鹿賀バルか祐一郎バルか選ぶなら
絶対に祐一郎派だった私が、別所-内野に満足できるかなぁ?
私の好み的には、別所は岡、内野は山口と組み合わせるから
いいんだという気がしてならない。山口-岡もイマイチだし。
じゃあ、博多はどの組でいつ観ろというのか(泣)

閑話休題。
今日の泣きポイントは、2度とも伊藤グラン。
小さなこと1つ1つが切なくて、いちいちズキズキ。
♪グランテール 酒を置け!で、あんな表情するか?(ToT)
坂元アンジョというのがまた、「光」らしく冷たいものだから、
グランなんぞの名前を呼ぶことは ほとんどないんだろうと
実感できちゃうので、その口から自分の名前が出ただけで、
信じ難く幸福なグランの思いが、あまりに強く感じられて。
最後は、最良の友としてきた酒にキスして別れを告げる。
グラン→アンジョの思いに自分が燃える日が来るなんて、
思ってもみなかったけど、伊藤グランにはやられてます。
ついでで悪いけど、伊藤バマタボワも実はすごい好き。
ジャベールに対して逃げ腰モードな辺りが特に。

それと、今日は駒田テナが特筆するくらい良く感じた♪
いつもは、演技が細かいんだけど、時々 小芝居に見えて、
うぬぅと思っちゃう瞬間がなかったわけじゃないから。
歌詞に合った動きって、その辺が良し悪しなんだけど、
それが、非常に溶け込んだ感じで自然で すごく嬉しかった。
宿屋であまりに、こすっからいけど憎めない親父だったから、
10年後パリで「何があったんだ、お前!」な衝撃もあったし。
本来的には、死体を漁った金で宿屋を開いたんだから、
宿屋は、悪党の表の姿であっただけのはずなんだけれど、
今回の歌詞で行くと、この作りの方が納得できてしまうかも。

ただ、あんまりテナが気になってしまうと問題も有り。
今まで一度も気にしたことなかったんだけれど、もしかして
ちびコゼって、開店準備の時間に水汲みに出かけていって、
閉店してから帰ってきたの?それって本当に役立たずかも。
…なんてことを、今日初めて思ってしまったんですよね(^^;
今日 初見の瀬戸内テナ妻が、あまりにコゼットに対して
憎憎しげで、ここまで嫌わなくてもと思っていたんだけど、
その事実に気づいたら、何かいきなり、ちびコゼへの
同情心が思いっきり目減りしてしまって困りました。
それって「レミゼ」的にヤバすぎる感想かもですよね。

アンサンブルチェック(意図的にはしてませんが)。
多分、バベが初めてさん。今回の主なバベさんたちの歌が、
どうもあまり合わないので司教様のシーンで身構えていたら、
スルッと気持ちよく聞けてしまって、ちょっとビックリ。
バリケードでの♪学生たちよ よく聞け〜も割といいかも。
上條さんは、コンブにしてはちょっと熱すぎる感じ。
ファクトリーガールは、青版コゼットを思い出す声で苦手。
でも、マドレーヌの時はドスが聞いてて逆に好きかも。

何やかやで、今日は割りと満足でした。
今回、安定高値の山口さん、今日は中では低めだったかも。
「人間じゃないぞ度」が1幕半ばから既に漂い始めていて、
♪彼を帰して辺りでは既に、8割方昇天していそうなほど。
♪対決のハーモニーは、やっぱり最高に好きだと思ったけれど、
ジャベに人間度を強く感じた分だけ、少し弱く感じてしまったし。
ここではバルジャンの人間度が強くないとダメでしょうに。
ただ、最後の♪民衆の歌 では、やたらと きれいでした。
今いち幸せ加減の足りなかったお疲れモード?のマリコゼを
支えたエポとともに手を差し伸べる姿は、半分透明で。
今日 一番好きだった、テナとジャベがいない上に、
次に好きだったグランが2列目で見えないにもかかわらず、
発光しそうなバルだけで最後満足してしまったかもです(笑)



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