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2003年04月05日(土) |
TV観劇『アローン・アゲイン』('94年版) |
夜中の2時過ぎに携帯にメールが届きました。 会社のヘルプ先のリーダーからで、 「仕事終わったから明日来なくても大丈夫だよ」という内容。 もしかして、私が不機嫌な顔して定時で帰っちゃったから、 頑張って、明日の分まで終わらせてくれたんだろうか・・・。 毎日毎日日付変わるまで働いてる彼女に倒れて欲しくないから、 それだけの理由で、私はヘルプを続けてるはずなのに、意味なし。 土日2日とも家にいられると便秘も治るし、正直 有り難いけれど。
そんなわけで、家で ぐうたら過ごして、夕方から舞台観てました。 今日放映されたのは、キャラメルの94年版『アローン・アゲイン』。 キャストについては、観劇後に必死でネット検索してみたのですが、 思い出せない人もいたので、そういう人は?つき。
<作>成井豊・真柴あずき <出演> 光男(葉子の弟、売れない作家):西川浩幸、 あおい(落ち目の女優):坂口理恵、葉子(マネージャー):大森美紀子 将太(幼稚園の園長):上川隆也、みのり(あおいの妹?):伊藤ひろみ 鞍馬(喫茶店長):今井義博、紅子(鞍馬の妻):遠藤みき子 鳥羽(あおいの事務所の専務):岡田達也、嵐山(文芸系編集):篠田剛 のぶ枝(保母?):中村恵子、咲子(雑誌編集者?):岡田さつき 文太(?):川村計己、エリカ(ラジオDJ?):酒井いずみ
大体、120分くらいかな。 一度もCMも放送局テロップも入らなかったことに まず感動。 CM入ったらトイレ行こうと思いつつ、一度もなかったから。 MXテレビに感謝♪こんな点でも東京って恵まれてるかも。
全体としては「ああ、キャラメルボックスだな」という感想。 自分が言えない思いをゴーストライターが言葉にしてしまう。 それが新人賞まで取ってしまうとあっては、苛立ちは募るばかり。 届かない思い、すれ違う思い、意地や立場で口にできない思い。 人と人とが思い合う温かさをテーマに、ちょっと切なさもスパイスに。 この「切なさ」を西川さんに演られると、ホントに弱いのですが。
ついでに どうしても外せないらしい、SFっぽい設定も1つ。 今回は鞍馬さんの、「人の後ろに生命力の花が見える」という力。 多分こういう設定が、成井さんの発想の素になっているんだろうけど、 どうも こなしきれない どん臭い感じも、キャラメルらしさなのかな。
今回も、花が見えてようが見えてなかろうが、関係なかったし。 「枯れかけていたのは誰の花?」というのを話に絡めたつもり なんだろうけど、実はすっぱり無くしても関係ないんですよね(^^; 鞍馬さんにもう少し、見えてしまった辛さが感じられたり、 最後の急展開で、あおいの妹さんにもう少し演技力があって、 観ている側が おいてけぼりにされない出来になっていれば、 いい伏線だったなと評価できたのかもしれませんが。
そして結局はやっぱり、西川さん好きだなーという結論。 自分の 分を知った上での自然体での一生懸命さが好き。 無理しない頑張りが、切なくて、健気で、可愛らしい。 ・・・って形容しながら、昨日の田畑智子を思い出したり。 要は私が、こういうタイプの人間が好きだってことなのかな。 妙に納得しながら観終えていました。
<余談> 光男が葉子に「プロポーズだったら受けるなよ」 みたいなことを言うシーン、笑いが起こっていたのは不思議。 94年って、まだこの2人結婚してないですよね? キャラメルでの内輪受け的笑いは全てスルーすることに しているのですが、これだけは微妙に知ってるだけに疑問でした。
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