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2003年03月16日(日) |
『マウストラップ』楽、駒田一 参加ライブ |
長いこと飛んでしまってすみません。 今週いっぱい、思いっきり仕事で死んでました。 週末には もう楽になってる予定だったので、 金土日で舞台×4+ライブ×1を入れていたのに、 最初から最後まで観られたのはライブだけという(苦笑)
それでも、この日記は自分のための記録の意味もあるから、 黙って普通に感想書いてしまおうかと思っていたら、 今日、まだ1度しかお会いしたことがない方から、 「読んでますよー」と言われてしまいました(^^; リアルかずきをご存知の方って、結構いらっしゃるんですね。 舞台に遅れたり、観ながら寝こけたりしておきながら、 まともに観たような感想書いたらヤバいかも(汗)と、 今更ですが、書く前にちょっと背筋を伸ばしてみたりして。 ・・・でも内容は全然変わってないでしょうけれど。
今日のお昼は14時〜『マウストラップ』東京楽。 出演者などは3/5の日記を参照してください。 間に合うかと期待したけれど、結局40分近く遅刻して観劇。 それでもまだ戸井さんの出に間に合ったことに少し驚き。 1幕65分のうち、そんなに出ていなかったとは思わなくって。 後半にしっかり主役だから、忘れてしまうんですね。
タイミングと見せ所が、前回よりすごく良くなっていたと思う。 特にトロッターの登場シーンなんて、前回見たときは、 ぼうっとしているうちに出てきて音とセリフだったのですが、 今回はジャイルズが「誰も来られたもんじゃない」と言った直後、 ドン!と音を立てて手に持った○○○(伏字)を置いて登場。 一瞬で、舞台上&客席全員がトロッターを見つめる状態に。 それから、明るく第一声。すごく効果的にトロッターを見せた。 主役としての戸井さんには、パッと人の目を集める華は どうも不足気味と感じるので、すごく嬉しい瞬間でした。
前回観てから今日までに、パンフと原作を読んだのですが、 原作の全編から感じられるようなクリスティらしい軽妙さは、 今回の演出ではあえて取り去っているのかもと思いました。 前回、それが感じられないのが何より不満だったのですが、 原作を読み終えてから観ると、原作に細かく書き込まれている ト書きが変わっている部分にちょこちょこ気づくのです。
一番 気になったのは、モリーとジャイルズが言い合う場面。 夫に「じゃあ、何しに行ったんだ!」と問われたモリーが、 「それはまだ言えないわ。何しにいったのか忘れちゃった」 と応える場面。ト書きは[夢みるようにしてほほえむ]とある。 勝野モリーには、そんな態度の変化は全く見られず。 しかも私の聞き損ないでなければ「忘れちゃった」は無し。 そういう部分がクリスティの女性の可愛さだと思うのですが。
演出家は この作品を作ることで、 「殺人が起こる中で、人を信じることとは何かを問いたい」 と言っています。それは非常によく伝わってくる。 ただ感じるのは、真っ向勝負の正攻法すぎるかなという印象。 同じことを言うにも、遊びをたくさん絡めておしゃれに 余裕を持ってするのがクリスティだと思っているので、 トロッターのキレっぷりなどにも、初回は少々引き気味だったから。 でもそう思って観れば、最初から観客に謎解きのネタを提供するし、 演出に対して非常に真摯に正しく反応した演技かなという気が。 後はもう、好みの問題かな。私は神戸までに慣れるつもりですが。
夜は、駒田さんの参加するライブ。 昨年11月のイレギュラーな公録で(まだ怒っているらしい) 出来上がったCD『黄昏の名探偵』の発売記念イベント。 出演者もCD参加の石原慎一・駒田一・花木佐千子(敬称略)。 友人が取ってくれた舞台正面の席に すべり込んで開始。
今回は普通のライブでした。 最初に石原さんから、前回は皆かたまっちゃってたし、 大変だったよねーという感じのねぎらいの言葉があって。 本人たちも大概やりにくく重かったらしくて、今回はその分も MCが長い!長い!歌う前にずーーっとしゃべっていて、 毎回、私の席からは見えないバイオリンやピアノから、 催促の音が入ったり。でも楽しくて、怒りちょっと解消かも。
今回、駒田さんの歌は少なめだったと思う。 でもそれは、本人自身が、歌っていない時は椅子に座り込んで、 客の前だぞ?と言いたくなる人もいるかもと思ってしまうくらい、 いかにも「俺たいくつー」って顔をしていた印象のせいもあるかも。 こっちも、期待しちゃいけないとは思いつつも、ガンガン 歌って欲しい気持ちもあるから「つまんない」気分は伝染。
でも今回 私、やけに感情過多になっていたみたいなので、 あまり細かいことは気になっていない可能性大。 1曲目は石原さんソロで、合間で花木さんの声入りだったのが、 駒田さんが座ったまんまマイク引き寄せて一声「あ〜」みたいに 裏声で花木さんパートいきなり歌ったんですけど、 その瞬間「うわっ好きだ!」と思ってしまったので(大苦笑) 胸の真ん中に太い杭かなんか打ち込まれたみたいな衝撃で、 息止まるほど涙出るほど駒田さん愛してました、あの瞬間(笑)
その後の約2時間も、相当ドキドキしながら聞いてたのですが、 話す内容は突っ込みまくり漫才だし、歌っている曲も耽美系が多く あまり好みではないので、何とか理性保って聞き終えました。 いちばん好きだったのは今回も「酔いどれモスコミュール」。 ♪ビールは腹が出るのでやっぱりおいらはモスコミュール とか、 お前はよぉ・・と言いたくなるような歌詞に頭3分の1で脱力し、 残り頭3分の1でテンポいい曲にノってみたりして、 残り3分の1で、声にとろとろに溶けてました。 多分、疲れてハイテンションだったんだな、自分。 気持ちよくて幸せだった半面、やたら疲れたライブでした。ふぅ。
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