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2003年02月01日(土) |
流山児事務所『青ひげ公の城』 |
<幕>休憩なし:2時間10分。 <演出>流山児祥<音楽>宇崎竜童<美術>朝倉摂 <出演>松本紀保、篠井英介、山崎美貴、伊藤弘子、李麗仙、 木内尚、池田有希子、吉田奈央、佐藤華子、倉持健吾、小川輝晃、 関根靖晃、谷宗和、阿川竜一、西野誠、小須田康人、石橋祐、 海津義孝、塩野谷正幸、帆足知子、平栗あつみ、上田和弘、 甲津拓平、イワヲ、石本竜介、矢吹歩雅、矢野裕美、戸部順子、 後藤麻泉子、渡辺恵美、岩井さやか、山本亨、悪源太義平、柏倉太郎 栗原茂、小林七緒、木村健三、里美和彦、竹内大介、小暮拓矢、 小林晴樹、冨沢力、横須賀智美、井沢希旨子、金井あずさ
寝不足続きでド眠いところに、苦手な寺山修司作品。 でもせっかく出かけたのだからと劇場まで来て、 劇場隣の喫茶で仮眠を取って当日券を買いに行けば 既にS席完売で、センターとはいえ2階最後列の席。 もともと、西野誠さんが出演すると知らなければ 興味は有るけどパスかなと思っていた作品だし・・と、 気持ちは退き退きで観始めたのですが、面白かった。
分からないんですけどね、やっぱり何も。 もともと寺山作品が理解できないところに加えて オペラなしで2階最後列だと人の見分けも付かない。 区別が付いたのは篠井さんと紀保さん、池田さんくらいで 目当てのはずの西野さんすら「あれかなぁ?」程度だし、 最初っから話を理解するのなんて投げてましたが、 何も分からなくても何だか目を惹かれる部分が多い。
雨のような活字が音楽と溶け合って降ってきたり、 パラパラと変わる映像がいつか実像になってきたり。 脚本自体、いろんな本のコラージュみたいな感じなので 遠くからボウッと仕掛けを見ているだけでも楽しい。 青ひげの7人目の妻になりに来た池田さんと一緒に、 何が起こってるのよぉ?!と思いながら走ってた。
それだけ。結局最後まで、何だか分からず(笑) 覚えているのは、舞台上で殺されたという人のことを 「上手い役者は何度でも死ぬ。一度しか死ねない役者は 下手な役者だ」(言葉遣いは違うけど)というセリフだけ。 篠井@第2の妻が言うんだけど、彼女は何だったのかな? 別に、それがテーマとかいう訳じゃないんだよね?
ま、楽しかったからいっか。2時間10分飽きなかったもん。 人数ある割にハーモニーの厚みが足りないし、 ミュージカルとして観ると物足りなさは多々有るけれど、 これでB席だから¥2,000-。うん、十分に楽しんだ。 これの同じものを3月に別キャストでまた観るんだけど 今度はお値段3倍以上。しかも豪華な匂いのPARCO劇場。 今回は映像も本物も分からない嘘くささも楽しんだけれど、 次はどうかな?その時にどう思うかは、またその時。
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