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2002年10月01日(火) フットルース!!

台風一過。
なんて素早い台風なんだろう!と、ちょっと感動。
7時開演で、行く前は心配だったんですよね、どうなるのか。
戦後最大級と言われる台風がこれから来るのに、私は体調悪いし、
ACTシアター前の階段で吹き飛ばされたらどうしよう?とか。

要らない心配でしたね、完全に。
約2時間半の舞台の間に台風は通り抜けてしまったらしく、
開演前も終演後も、カサをささずに階段歩けました。
その代わり、開演中に すごーい風雨の音が響いてましたが。
星のきれいな夜空のシーンとかでトタン屋根がガタガタいってて、
せっかくのムードぶちこわしてましたよ。まったくもう。
この劇場、やっと立て替えと決まってホッとしています。

で、例によって例のごとく、内容については後ほど。
今日はこのまま寝てしまいます〜(^^;


<以下は、10/3に書き加えました>

何かね、コンサートノリというか。
とにかくこの作品の、楽しんじゃえ!という雰囲気が好き。
話は相変わらず、どーでもいいような勢いとご都合だし、
その最たるものを背負ったムーア牧師(村井国夫)なんて、
普段の拘りの演技を放り投げて、手抜きですかぁ?と
聞きたくなるくらい流して楽しげに歌って演技してるし、
高畑淳子さんなんて演技派もってくるのも勿体ないくらい。
なんで皆、踊らないのー?と、周りの若い観客たちに
聞きたくなっちゃうくらい静かな客席だったけれど、
踊りたい!って体ムズムズしてきちゃう楽しさがいい。

でもこの舞台、アラ探し始めたらアラだらけ。
ヒロイン(今井絵里子)からして、演技力や色気はわずか。
でも今年は、アンサンブルと同じ振付でガンガン踊るし、
踊るのが楽しい!のキラキラ感が目立って見えるのが嬉しい。
踊っている時が いちばん可愛いのは、エリエルとして
非常にポイント高いんじゃないかと思うのです(^^)
ま、腰の振り方とか、小学生レベルの色気ですが、
「レンが好き」な気持ちも、純粋に感じられてくるし。

対するレン(坂元昌行)は、やっぱり良いなあ!
去年もビックリしたんだけれど、踊れて歌えて演技も○。
なぜか圧倒的な存在感が少なめだったのは残念だけれど、
踊りだすと、どうしても目を惹かれてしまう華がある。
エリエルが若い分、年の差は やはり感じてしまったけど、
単体としては、去年より若返ったのにも感動。

ウィラード(秋山純)も、良くなってたと思う。
去年は笑いを取る部分で自己主張が激しすぎて悪目立ちし、
たまに、舞台のテンポを崩したりしていたけれど、
気持ち良く笑えて、周りとの間のとり方も気持ち良くて。
ラスティ(Mami)とのラブラブ度が上がっていたのも、
個人的にはチェックポイント。本当に幸せそうな2人で、
近くにいたら是非、はやしたりして遊びたくなる感じ。

でもやっぱり、歌は全く聞き取れないんですよね(^^;
聞き取れるのは、村井・美波里(エセル)・3人娘ぐらい。
チャック(小西のりゆき)に至っては、出てきた瞬間から
かすれまくった どうしようもない声で、歌どころじゃない。
曲調的に、聞き取りにくいのは仕方ないと思うのですが、
オケとのバランスを考えるだけでも少しマシになりそうなのに。

ムーア夫人@高畑淳子さんの歌は、よく出ていたけれど、
ちょっと、頑張っている緊張感が感じられてしまいました。
美波里さんとのデュエットというのも、少し違和感あり。
でもさすがに、親子や夫婦の演技が しっかりしていて、
ムーア家の家族らしさ(ギクシャクしてても)が上がっていたかも。
フィナーレで一生懸命 踊る姿も可愛らしくて、好感度大。

去年も面白かったけれど、今年は更に、
皆で1つの舞台を作っている!というカンパニーの繋がりが
強く感じられるのも、成功と感じられる大きな理由だと思う。
¥9,000-という値段でなければ、是非 人に薦めたいのに。
内容なんかなくたって、帰りに体が動いてしまうような、
ちょっと鼻歌うたいたくなっちゃうような舞台、
日本では割と珍しいと思うだけに、幸せ感も大きいようです。


<今日の日替わりアンサンブル>
今石正宏、大作則雄、長内正樹、黒崎雅人、松村武司、まろ、
上島上子、今野直美、林希、柳田陽子、柳橋さやか、渡辺聡美



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