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2002年09月30日(月) 対談「三谷幸喜×香取慎吾」

ようやく、ポポロを手に入れました。
三谷幸喜と香取慎吾の対談が面白いとの噂を聞き、
読みたいとは思ったものの、ここ最近の私といえば、
寝込んでいるか夜中まで仕事しているかどちらかで、
コンビニにないものは買えない状況だったので。
久々に、普通にお昼に出たついでに本屋に走ってみれば、
立ち読みされまくった感じの最後の1冊。でも、買う。
読んでみたら・・・、いい!(^^)

「友達になるより、仕事で必要とされるほうが嬉しい」って。
一緒に仕事したいけど、一緒にハワイは行きたくない関係。
なんか、互いに認め合った上での真剣勝負してる感じで、
三谷好きの慎吾ファンとしては、血が燃えまくりの文章。

慎吾って、台本は現場で1日で覚えるんです。
それは昔からずっと言ってきたことなんだけれど、
「面白い台本なら頭に残る」らしい。非常に納得。
その言葉がずっと三谷さんの頭の中には残っているらしく、
慎吾が読んでて無反応だったり「この台本覚えにくいですね」
と言った時には、筆を折ろうと思っているとまで言ってくれて。
もちろん慎吾は、自分の感覚で笑える三谷さんの本が好きで。

慎吾は、三谷さんについてるお客さんに感動して言っていた。
「ここは80%くらいだろうと思ったところで150%くらいで
笑ったりする。それで、自分の間違いに気づかされる」って。
三谷さんは「80%は150%で笑うけど、5%は100%にせず
切り捨ててしまうから、怖い」と返していた。
そこを読んだ瞬間、怖くなった。私の笑いはどうだった?
こいつらに「今日の客はダメだな」と思われていなかったか?
確かに収録の時には、常にないほど真剣にネタを拾ったけれど、
シビアに面白いものを作れる反応をしていただろうか?

今回の対談はTV番組の収録についての話だけれど、
舞台も、1回1回、観客も参加している真剣勝負だから。
頻繁に舞台観ていると、つい忘れてしまいがちだけれど、
舞台に立っている人や脚本の力を120%引き出させるのは客。
収録の時ほど真剣にお仕事モードに入る必要はないけれど、
自分が もっともっと素晴らしい舞台に出会うためにも、
よりよい観客になれるよう努力&精進していかなければ、
こいつらには見捨てられてしまうのかも。頑張らねばです。


<注>文中の言葉は引用ではありません。
詳しく&正確には、ポポロ11月号巻頭をごらんください。
8割がJのアイドル雑誌¥480-ですが上条恒彦さんもあり。



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